家に帰りたい狩りゲー転移

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4章

(7)無頼

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 機械仕掛けの世界が、俺の探し求めている故郷だと判明したのなら、俺がこれから取る手段は二つに一つだ。

 一つはベートたち予言書側について、予定通り終末の日を迎えてこの世界を地球の文明に塗り替える。

 もう一つは、ベートたちと真っ向から対抗して故郷を捨て、二度と交わらぬよう破滅させる。

 前者の方法なら簡単だ。俺がベートを檻から解放して、そのまま黒幕の元まで案内してもらえればいい。

 対して後者は、確実に茨の道となるだろう。なにせ、機械仕掛けの世界には予言書があり、俺たちは必ず後手に回る羽目になる。しかもベートやトト以外にも大勢の手先が放たれているだろうし、それら全員が化け物レベルの力を持っていると考えた方が良い。

 敵が恐るべき戦力を持っているのに、一方のこの世界に生きる人々――いわゆる地球側から見た新人類は、守護狩人でもより突出した戦力はなく、いざ戦いが始まれば確実に負けるだろう。

 勝ち馬に乗るなら断然、機械仕掛けの世界側だ。俺もずっと故郷を恋しがっていたのだから、さっさとこちらの世界を捨ててしまえばいい。

「……はぁ」

 と、そう簡単に利己主義的に選べれば、夜通し思い悩んだりしない。

 俺はシャルをベッドに寝かしつけた後、再びバルド村の最下層に降り立って、川の清けく音色に聞き入っていた。

 レオハニーにあれこれ八つ当たりしたおかげか、あれだけベアルドルフや他の人間に抱いていた殺意や恐怖心は、日が暮れる頃には驚くほど小さくなっていた。おかげでシャルを手にかけるような事態を起こさずに済んだが、それもいつまで続くかは、自分でも自信がない。

 ――君はまだ、故郷に帰りたい?

 昼間のレオハニーの問いかけが思い起こされ、俺はもう一度深くため息をついた。月明かりも差し込まないほど暗い崖の底は、物思いに沈めば沈んだ分だけ戻ってこれないような不安を煽る。それでも考えずにはいられない。

 俺は恥ずかしいことに、レオハニーの問いに対して何も答えられなかった。

 あれだけ故郷に帰りたかったはずが、自分が『博士』のコピーだと知った瞬間、焦がれていた家族や友人との再会がどうでも良くなった。かと言ってこの世界では散々殺された死の記憶ばかりで愛着も消え、ここで生きていくのもうんざりしてしまった。記憶の混乱が落ち着いた今でも、親しさを取り繕うことはできたが、本心は常に冷め切っていた。

 正直、どちらでもいい。どうでも良いのだ。終末の日に誰が死のうが、生き返ろうが、俺には全て関係がない。

 しかし、レオハニーはまだ俺に何かを期待しているようで、淡々と自分の目的を語り出した。

 レオハニーは地球で過ごした記憶を持ちながら、新人類として生まれ変わった転生者だった。そのため、地球が恋しいと思うことはあれど、旧人類が滅びたのはただの自然の摂理だから、わざわざ覆そうとは思わないと言っていた。

 そして、この世界を守るためにレオハニーは機械仕掛けの世界を裏切ろうとしているらしい。ダアト教が世界中に散らばっている今、すべての予言書を焼き払っても機械仕掛け側の計画は止められない。でも彼らを根本的に閉じ込める方法があるのだ。

 その方法というのが、あちらとこちらを繋ぐ、機械仕掛けの門を破壊するというもの。
 
 門の位置は全部で四つ。
 ここから一番近いヨルドの里。
 そこから東に行った先にある、テララギの里。
 ガルラ環洞窟を抜けた先にある、極北のリバースロンド。
 最後に、中央都市の地下最奥に存在する討滅者の間。

 門の場所は全てレオハニーが把握している。だが門を破壊するには、鍵者である俺が一緒にいないといけないらしい。

「君は唯一、ベートの洗脳から免れた子だ。きっとこちら側についてくれると信じているよ」

 ベートは俺にそう言って去っていったが、俺は少しも心を揺さぶられなかった。

 空っぽだ。昨日まで持っていた人間性が軒並みこそげ落ちて、骨しか残っていないのである。

 そういえば、レオハニーはヨルドの里に機械仕掛けの門があると言っていた。ぼんやりと川を眺めているより、実際に実物を見た方が物事の判断を下すのにより合理的だろう。

 思い至ってすぐ、俺は川沿いに目を光らせ、放置された小舟を見つけた。

 確かエトロの話では、ヨルドの里はバルド村の川下にあると言っていた。川の中にドラゴンが潜んでいるため一人で行くのは危険だという話だったが、今の俺ならば魂を見ることができるため、ドラゴンの奇襲を避けられる。

 どうせ死んでも記憶が引き継がれるのなら、多少の無茶も許される。俺は半ば働いていない頭で言い訳をしながら、小舟の上に乗って桟橋を蹴った。菌糸能力によって鍛えられた脚力により、小舟は簡単に岸から離れて川を下り始めた。

 後ろを振り返ると、バルド村をぽつぽつと彩る明かりが星屑のように小さくなっていくのが見える。それらは天の川のように凝縮し、崖の曲がり角に差し掛かったところであっという間に黒に隠れてしまった。

 完全に人の生活圏内から離れると、周囲の闇が急に重くのしかかってきた。崖の上からは茂みをかき分ける何かの気配と、重々しく地を踏み締める音がする。月光すら反射しない川は眠る大蛇の背のようで、いつ振り落とされるかと身を強張らせてしまった。

 俺にはまだ死ぬのが怖いと思える余裕があったらしい。遅すぎる後悔に苦笑しながら、俺は瞳を紫に光らせ、黙々と川の流れに任せて進んだ。

 やがて、左右を覆っていた背の高い崖が低くなっていき、じわじわと樹海の地面が俺の目線まで下がってきた。その間に急に激流に飲まれかけたり、小さな滝から落ちたりしたが、不思議なことに水中からも樹海からもドラゴンが近づいてくることはなかった。

 意外と安全な旅路に拍子抜けしていると、ようやく月明かりが差し込むほど広々とした場所に流れ着いた。三角州の砂浜に小舟を停めて、俺は慎重に地に足をつけた。

 この世界に来てから初めて見る大海原だ。干潮を迎えた潮騒は穏やかで、中腹の水面はガラスのように滑らかである。もう少し早く来れたら、水面に十三夜月が映り込んでいただろう。

 しかし今は、月の代わりに、静かな水面にケチを付けるような黒い出っ張りが海中から迫り出していた。

 青いサファイアのような瞳が、俺を見つめながらぱっくりと瞬きをする。爬虫類独特の粘っこい瞼の動きが、かなり遠い位置でもはっきり見える。それほどまでに相手が遠大で、まさしく氷山の一角と例えようがない化け物なのだろう。

 俺は無言で太刀を出現させ、遅れて自分の格好が私服であることを思い出した。菌糸が編み込まれた上着もなければ、エトロの槍から生成した氷属性付きの太刀もない。

 だがなんとかなるだろうと、俺は半歩左足を引いて太刀を構えた。

 俺の敵意を察してか、海中から様子を窺っていた巨大な生物が身を起こす。首をもたげただけだというのに、ドラゴンの背筋から滝のように水が滴り、轟々と波が荒れ狂う。水の合間から現れたのは、フジツボを平たく叩き潰したような鱗と、指の間にひだをつけた巨大な前足。そしてS字に曲がりくねった太い首だった。

 その顔はアザラシに猛禽類の嘴を貼り付けたような造形で、少しだけ愛嬌のある雰囲気を持っていた。シンビオワールドのプレイヤーの中でも……いや、これまで死んでいった俺たちの中でも、比較的人気があり、守護狩人を目指すならまず最初に討伐を推奨される、心優しい水の竜王。

 名を、マリヴァロン。

「悪いけど、探索に邪魔だから死んでもらう」

 太刀を引き抜きながら、視界を確保するために『紅炎』で砂を炙る。するとその時、

「待って」

 俺の目の前に突然女性が飛び降りてきた。驚いて後ろに飛び退ると、女性は両腕を広げながら立ちはだかった。

「この子は殺してはダメです」

 聞き覚えのある優しく美しい声だ。そして特徴的な白髪をリボンでツインテールにまとめた髪型と、バーコードが刻まれたボディスーツは、前に見た時と全く同じ格好だった。

 名も知らぬ、99の番号を持つ少女だ。俺は警戒心をかき集めて、太刀を彼女の首筋にそっと当てがった。

「その胸の印を見れば分かる。お前もトトと同じ人造人間なんだろ?」
「その様子だと、思い出したのではなく、NoDのことを聞かされたんですね」

 99は俺が彼女を斬る気がないと見抜いているのか、まるで太刀が見えていないように優雅にお辞儀をした。

「私はNoDの失敗作、ナンバーは99です。アンジュの代理として、今は貴方の記憶を管理しているものです」
「記憶を、管理?」
「貴方が死んでしまった時のために、次の鍵者に記憶を引き継ぐ記録媒体……と考えてもらった方が、分かりやすいかもしれません」

 要するに、99は俺のバックアップだ。しかしアンジュの名前が出てきたということは、たびたび過去の俺に接触してきた彼女が、鍵者の記憶を届けに来ていたということになる。あの脳裏に焼け付くような感覚は、もしかしたら記憶をコピーしている時の弊害だったのかもしれない。

 俺は合点が行くと同時に、このタイミングで姿を現した99へ皮肉げに笑った。

「はっ、俺に死相でも見えて、記憶が欲しくて慌てて駆けつけたのか?」
「いいえ。鍵者の器が満たされたと聞き、掟に従うためにここへ参りました」
「掟?」

 知らない情報に俺が訝しむと、99はどこか懐かしそうに目を細めながらこくりと頷いた。

「はい。アンジュのたってのお願いです。約束、と言った方が良いのかもしれませんね」

 では、と99は言葉を区切り、改まった表情で俺を真正面から見上げた。

「貴方は、次の貴方に記憶を引き継ぎたいと思いますか?」
「……どういう意味か聞いても?」

 太刀を下ろすと、99は胸の前で祈るように手を重ね合わせた。

「ここで記憶の継承を終わらせれば、貴方は鍵者の使命から解放され、何も知らぬ一人として再び生まれることが出来るでしょう。私も、新しい貴方をこの世界に送り届けたら、二度と貴方に接触しないと約束します」

 それは、俺にとっては願ってもない話だった。故郷に執着もなければこの世界で生きる気力もないのだから、全て忘れ去ってリセットした方が何百倍もマシである。

 しかし、同時に俺はあることを危惧していた。

「もし俺が終わらせたら、鍵者はどうなる?」
「貴方に代わる者が選ばれ、再び門を巡る戦いが始まるだけです。貴方の記憶を持つ私は不要となり、貴方の死後まもなく破棄されるでしょう」

 つまり、俺という鍵者がいなくなっても、機械仕掛けの世界は止まらないということだ。そして俺専属のバックアップ役たる99も、機械仕掛けの世界によって抹消されてしまう。迷惑をかけずに俺だけ消滅、なんて都合のよい話ではないらしい。

「それで? 自分は死にたくないから記憶の継承をさせろってか?」
「いいえ。これは完全に貴方の自由意志です。私はもともと失敗作ですから、こうして生かしていただいているだけで十分です。貴方が、そうしていいと役目を与えてくれたから」
「俺が?」

 冗談かと思ったが、99の目には涙が浮かんでいた。最初から俺に並々ならぬ信頼を抱いていると思ったが、もしや前の俺が99を唆したとでもいうのか。

「まだ思い出していない記憶があるのでしょう。どうか私の手を取って、その目で確認してみてください」

 一瞬だけ罠かと疑ったが、彼女も俺にとっては命の恩人に変わりはない。それに99からは言い知れない懐かしさを感じる。忘れてしまったのなら、また思い出してあげたいとすら思う。

 99が保持しているのはきっと、まだ俺の知らない死の記憶だろう。全て思い出せば、今度こそ俺はまともではいられなくなる。そんな分かり切った絶望が待ち受けているというのに、俺は自然と、99から差し出された手へ触れようとしていた。
 
 もし、俺が歩んだ道に救いがあったなら。

 そう思った矢先、99の心臓に灼熱の槍が突き刺さった。

「あ──」

 声を上げたのはどちらだったか。後ろへ倒れていく99を支えようと前に踏み出したが、それを牽制するようにもう一本の槍が地面に突き刺さり、さらに99が業火に呑まれていく。

「騙されてはいけないよ。リョーホ君」

 振り返れば、燃え盛る槍を片手に携えたレオハニーが悠々と歩いてくるところだった。熱風で翻るコートがバタバタと騒がしい音を立て、『紅炎』で燃える砂場を煌々とした赤で塗りつぶしていく。

「彼女はトト側の人間だ。触れていたらこちらに戻ってこれなくなるところだったよ」

 俺は表情を変えずに言い訳を聞き終わった後、視線を落としながら心にもない礼を述べた。

「……助けてくれて、ありがとうございます」
「一人でこんなところにいるのは危険だ。家まで送るよ」

 決して触れずに、レオハニーは手招きをしてくる。俺は手元から太刀を消しながら、一応とばかりに質問した。

「どうしてここにいるって分かったんですか?」
「これだよ」

 指先で挟むようにして紙を渡され、黙ってそれを読む。

『リョーホを さがして』

 拙い文字を見た途端、俺は冷たいものが喉の奥からせり上がってくるような感覚に見舞われた。

「シャル……」

 メモを握りつぶさないように気を付けながら歯を食いしばると、レオハニーの手が俺の肩を優しく叩いた。
 
「気持ちは分かるけど、あまり心配を掛けてはいけないよ」
「……そうですね」
 
 俺はレオハニーの手元へメモを返すと、燃え尽きていく99の身体を振り返った。心臓を貫かれた彼女はすでに絶命しており、ほとんど苦しむことなく燃え続けている。黒く炭と化す皮膚の表面を眺めた後、俺は冷淡に背を向けた。

 ヨルドの里跡地から離れると、遠い水平線からマリヴァロンの悲し気な咆哮が聞こえてくる。あの心優しい竜王は、もしかしたらレオハニーよりも人間らしいのかもしれない。

 俺は遠ざかっていくヨルドの里跡地を一瞥しつつ問いかけた。

「貴方と俺なら、今日中にでも門に辿り着けそうですけど、このまま帰るんですか?」
「……まだその時じゃない。少なくとも、今の君を門の前に立たせたくはないよ」
「なぜ?」
「まだ君を信用しきれていない。99の手を取ろうとしたから」
「……そうですか」

 俺は平坦な返事をしながら、右手を見下ろした。

 99に触れようと手を伸ばした時、俺は彼女の魂を見た。その時瞳に写ったのは空っぽの器だけで、エトロたちのような魂のオーラは少しも見当たらなかった。

 NoDだから魂がないだけかもしれない。だが同じくNoDである俺には魂がある。この違いは一体どこから来ているのか、これまで魂を見続けてきたベアルドルフなら分かるのだろうか。あるいはレオハニーも知っている可能性があったが、俺はどうしても彼女に問いかける気にはならなかった。

 レオハニーも結局、俺を騙そうとしているのだから。
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