家に帰りたい狩りゲー転移

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1章

(14)村人から見習いへ

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 ベート襲来から一か月後。

 メルクからの助言で一週間に二日休みを入れながらも、俺は相も変わらず訓練に明け暮れていた。お陰で俺のもやしボディがそれなりに仕上がってきており、アンリの部屋にある姿見を借りてマッスルポーズを取ってみると、二の腕辺りにはっきりと筋肉のふくらみがあった。写真がないので一か月前のもやし体型と比べられないが、筋トレ系のCMがあったら抜擢されるぐらい劇的な変化だと思う。

 筋トレなんて苦しいだけだと思ったが、こうして成果が出ると達成感があって楽しい。もっと早いうちにやっていればよかったと思うが、手元にスマホがあったら一瞬でサボっていたとだろう。異世界転移サマサマだ。

 もはや階段を駆け上がるだけでは物足りなくなって、俺は崖の高低差を利用してパルクールを始めた。毎朝俺の訓練を見守ってくれる先輩狩人が時々手ほどきをしてくれるので、今のところ大した怪我もなく村の中を飛び回れている。屋根の上や細い手すりの上を走っている時は、まるで忍者になった気分で結構楽しかった。

 そんなある日、俺はアンリに首根っこをつかまれ、そろそろメイン武器を決めろと訓練場に引っ張り出された。

 シンビオワールドでは。大剣、槍、双剣、棍棒、大鎌など、多種多様な武器が実装されている。その中でも、俺はとある武器をこよなく愛していた。

 太刀だ。

 斬撃の威力、居合の瞬間火力は共にトップクラスだ。通常ダメージは大剣や棍棒に劣るが、敵の攻撃を受け流せるテクニカル要素や、攻撃後すぐに回避に移れる使い勝手の良さがお気に入りだった。

 もちろん、現実の俺が太刀を振るったところで大した火力にならないだろう。だが、大剣より要求される筋力は少なく、正しく振るえば無類の威力を発揮する切れ味の良さが魅力的だった。

「本当にそれでいいのかい?」

 訓練場でメイン武器を選び終えた俺に、付き添いで来たアンリが怪訝そうな顔で問いかけてきた。

「ああ。大丈夫」

 俺は刀──正確には太刀を鞘から抜き放ち、掲げるようにして刃文を眺めた。きめ細かい波模様は波打ち際の白泡のように美しく、鈍色の鎬が夏の青空によく映えた。ずっしりと手に圧し掛かる感覚も重心と釣り合って心地よい。軽く振ってもここ一か月で鍛え上げた筋力のおかげですっぽ抜けることはなく、綺麗な軌道を描くことができた。

 シンビオワールドの中で一番長い付き合いだっただけあり、俺は太刀のモーションを今でも明瞭に覚えていた。

 ドラゴンの毒素を無効化するだけの菌糸もどきしかない俺には、ゲームキャラクターのように卓越した技を放つことはできないだろう。モーションをトレースした程度で、いきなり強くなれるわけがない。

 だからこそ、腕力だけでゲームと同じレベルまで剣技を磨けば、きっととんでもない威力を発揮する。

 そう信じて訓練に明け暮れた結果が、今日明らかになる。

 俺は訓練場に置かれている木人の前まで移動すると、太刀を上段に構え、腰を低く落としながら腰をひねった。

「──シッ」

 歯の隙間から絞り出すような息を吐いて、太刀を翻す。

 刃の光沢が一瞬訓練場を照らしたかと思うと、木人の上半身が切り飛ばされ、くるくる回転しながら川へと落下した。そして俺が見つめる先には、達人技と見まごうほどに美しく切られた木人の断面があった。

 脳内のモーションとほぼ同じ軌道、速度で繰り出された基本の斬撃。

 じんと腕に響く刀身の震えが、俺の全神経に確実な手応えを与えた。

「お前……」

 俺の稽古を日ごろから見守っていたアンリでもこれには度肝を抜かれたらしく、茶色い瞳で上半身の消えた木人を凝視していた。

 俺は黙って残心すると、ゆっくり構えを解いて空を見上げた。

 次いで、脇を締めるようにして思い切りガッツポーズをした。

「くぅーッ! 一回やってみたかったんだよこれぇ!」
「台無し」

 横から非難するような目を向けられるが知ったことではない。ゲームの技を再現できたら世の少年たちだって狂喜乱舞するに決まっているだろう。

 俺は成功の余韻を存分に噛みしめた後、少々手こずりながら納刀した。
 完璧にモーショントレースとまではいかないが、一ヶ月間身体の動かし方をみっちり頭に叩き込んだおかげで思い通りに体を動かせている。再現度は大体六十パーセントぐらいだ。これなら雑魚ドラゴンでも殺せるだろう。

「なぁ、俺ってもう見習いでいいよな? 見習いから採集狩人になるにはどうしたらいい!?」

 はしゃぎながら振り返ると、アンリはチベットスナギツネのような顔になって目を背けた。

「さぁーどうだったかなぁ」
「ふざけてる場合じゃないんだって。俺は真面目に聞いてんの!」

 半分憤慨しながら詰め寄るが、アンリは全くこちらを見てくれなかった。

 シンビオワールドのプレイヤーはゲーム開始時点ですでに採集狩人になっていたから、俺は見習いから採集狩人に昇格する方法を知らない。ゲーム内の資料館でそう言った小噺は書いてあったろうが、そういうものに俺は目を通していなかったのだ。まさかストーリーに関係ない知識が現実に必要になるとは思ってもみなかったから。

 アンリが教えてくれないなら他の村人に聞けばいい。だが彼が俺に教えたくないというのなら、話は別だ。

 俺はエトロとアンリ、二人の狩人に認めてもらいたくて頑張ってきた。だがアンリが俺を狩人にしたくないというのなら、それは俺を認めたくないということとほぼ同義だ。

「アンリ! 俺は狩人になりたいんだ! 教えてくれよ!」
「他の人に聞けばいいじゃん」
「お前から言えない理由でもあるのか? もしかして、俺を狩人にしたくないのか?」

 少々踏み込んだ質問をしてみると、アンリはついに俺に背中を向けてしまった。表情が見えないので回り込もうとするが、アンリは頑なに俺の方を向いてくれない。

「アンリ、頼むよ!」

 俺は回り込むのをやめて、アンリの背中に思いをぶつけた。

 思っていた以上に大きな声だったようで、残響が崖の合間に響き渡った。周りに聞こえてしまったかもしれないと思ったが、俺とアンリのうるさい茶化し合いは今更だ。恥ずかしさを誤魔化したくて、俺はじっとアンリの反応を待ち続けた。

 鳥のさえずりと、崖下でそうそうと流れる川の音。バルド村の住人たちは聞こえていないのか、それとも息をひそめて成り行きを見守っているのか、全くと言っていいほど人気がない。

 やがて、アンリはゆっくりと俺を振り返った。いかにも裏切りそうな優男の雰囲気はなく、代わりにつり上がった目じりが俺を睨みつけていた。

「狩人になったところで、お前はすぐに死ぬ」

 まるで別人のように低い声に俺は息を呑んだ。バルド村の中で誰よりも多く言葉を交わした男だが、取り繕った笑顔の裏には恐ろしい顔があったのだ。今のアンリは、村の警護をサボって昼寝をしているより、ドラゴンの血を浴びている方が似合う。

 アンリの迫力に押されて俺の喉は一瞬で縮こまったが、歯を食いしばって怖気をねじ伏せる。

「戦い方もお前から教わったし簡単に死ぬつもりはない。俺もアンリ達と一緒に戦いたいんだ。だから教えてくれよ、採集狩人になる方法を」

 目を逸らすまいとしながらなおも願うと、アンリは目を伏せて動かなくなった。

 そこへ、練場の外から凛とした少女の声が響いてきた。

「中位ドラゴンを一体討伐するか、地道に下位ドラゴンを十体殺せば採集狩人だ」

 声のした方を見れば、完全装備に身を包んだエトロがいた。彼女はつい昨日まで任務で遠征に出ていたので、顔を合わせるのは実に一週間ぶりだ。

「エトロ、久しぶり!」
「ああ、久しぶり。しばらく見ないうちに少しは強くなったみたいだな」

 エトロは複雑そうに顔をしかめると、二メートル上の階段の上から訓練場に飛び降りてきた。俺もバルド村の中でパルクールもどきの練習をしてきたが、あの高さから飛び降りたら絶対に足をくじく自信があった。
 エトロとの身体能力の格差に少々愕然としながら、俺はそれをおくびにも出さずに世間話を振った。

「これから狩りに行くのか?」
「そのつもりだったが、今のを見て気が変わった」

 剣呑な光を目に宿すエトロに俺はたじろぎ、逆にアンリは俺をかばうように前に進み出た。

「エトロ。もしかして今からリョーホ君を昇格試験に連れていくつもりなのかい?」
「採集狩人への昇格試験は、不正を防ぐために守護狩人一人、採集狩人一人を同行させる決まりだ。幸いここに暇な狩人が二人いるし、今すぐ行こう」
「え、今!?」

 やっと狩人っぽくなったばかりの見習いが、いきなり昇格試験を受けてよいのだろうか。
 アンリに採集狩人になる方法を聞いていたとはいえ、今すぐに行くつもりは俺にはまったくなかったのだが。

「あのーエトロさん? 俺はもう少し刀の扱いに慣れてからにしたいんだけど。死にたくないし、命大事にってやつで……」
「なんだ、守護狩人になるんじゃなかったのか? お前の故郷に帰りたいという思いはその程度か。期待外れだな」

 手心のないエトロの悪辣に俺の営業スマイルが一瞬で消し飛んだ。

「しばらく顔も見せないで、来たと思ったらその言い草は酷くない? 前からそうだったけどお前って俺に恨みでもあんの?」
「お前に恨みならいくらでもある。師匠のご好意を貰っておきながら今日でようやく見習いだと? 私の時よりノロマすぎてあくびが出るぞ」
「なんだとぉ! 少しは丸くなったと思ったのにお前ってやつは!」
「まあまあ、落ち着きなって」

 アンリがどぉどぉと宥めるように間に入ってきて、俺は鼻息荒くしながらも自生して、エトロから一歩下がった。エトロも少し気まずそうに眉をひそめていたが、俺と目が合うなりすぐに顔を逸らした。

 少々剣呑な空気感の中、アンリは心底面倒くさそうな顔をしながらエトロへ言った。

「二人の喧嘩はともかく、今から昇格試験っていうのは急すぎると俺も思うよ。リョーホ君は自分の武器を選んだばかりで、基本的な動きもまだ未熟だ。せめて刀の振り方を覚えるまでは鍛錬させたほうがいいって」
「お前は何を見ていたんだ? ああも綺麗に木人を斬ったんだ、十分に鍛錬の成果が出ているじゃないか」
「まぐれかもよ?」
「ならもう一度木人を切らせてみろ。そうすれば分かる」

 エトロに睨まれて、アンリは降参とばかりに両手を上げて口をつぐんだ。言葉にはしないが、アンリも俺の太刀筋をそれなりに認めていたということなのだろう。遠回しに褒められたような気がして浮かれたが、同時に客観的に自分の実力を省みることもできた。

 今から昇格試験に行くことにまだためらいはあるが、何も悪い事ばかりではない。
 レオハニーに認めてもらうのが俺の狩人としての最終目標だが、彼女の弟子であるエトロにまず仲間だと認めてもらわなければ話にならない。そのためにも、早いうちに昇格試験を受けられるなら願ったり叶ったりだ。

 それに、ここは史上類を見ないほどオンライン通信が盛り上がったゲーム『シンビオワールド』を再現した、現実の世界なのだ。ストーリー攻略の際に、俺たちプレイヤーはゲーム内NPCと何度も共闘し、絆を深め合いながら村の窮地を救ってきた。その機会があちらの方から来てくれたのだから、これに乗らずしてどうするというのか。

 俺は結論をまとめると、エトロたちへ不敵に笑った。

「分かった。行こう。昇格試験!」
「リョーホ君、死ぬかもしれないよ」
「危険なのは分かってるよ。でも俺は早く狩人になりたいし、バルド村の皆に認めてもらいたいんだ。それに、まだドラゴンと戦えないかもって言い訳してたら、俺はうじうじ先延ばしにして無駄に時間食っちまうよ」

 凡人が凡人たりえる理由は、今日できることを先延ばしにすること。端っからそんなこと分かり切っているのだから、凡人のセオリーを真っ向から粉砕してやろうではないか。

 俺は息まいた後、挑発するようにエトロに人差し指を突きつけた。

「エトロ。俺が弱いままなのが気に入らないなら、昇格試験に付き合え!」
「それが人にものを頼む態度か?」

 はん、とエトロは鼻で笑いながら俺に背を向けると、肩越しにこちらを一瞥しながら目を細めた。

「お前は師匠が見込んだ男だ。私の知らないところで死なれたら困る」
「……まったく二人とも素直じゃないなぁ。じゃあ、俺も付き合ってあげるよ」

 アンリはエトロの頭を撫でて茶化したあと、仕方がなさそうに笑いながら俺にアイコンタクトを取ってきた。

 俺は心得たとばかりに頷くと、拳を天高くつき上げた。

「じゃあ行こう! お待ちかねのドラゴン狩りだ!」
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