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第九十二話

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「えっ!? おちんちん、舐めるの?」

 俺がそう言うと、優希は驚いたように目を丸くする。

「そんなことして大丈夫なの?」

「大丈夫だって。さっき洗ったばかりだから、綺麗だよ」

「いや、そうじゃなくって。……痛くないの?」

 どうやら優希は俺の心配をしてくれていたようだ。

「大丈夫。流石に噛まれたりしたら痛いけど、舐めるだけならむしろ気持ち良いんだ」

 安心させるように頭を撫でながら説明すると、優希は目を細めながら頷いた。

「そっか。じゃあ、舐めてみるね」

 そう言って優希は、予想よりもあっさりとちんぽを舐めることを了承してくれた。

 そして言うが早いか、優希は舐めるどころかちんぽの先端をパクッと口に含んでしまった。

 もっと嫌がったり恐る恐るだったりだと思っていたから、その大胆な行動に俺は驚いてしまう。

「んうっ!?」

「あぁ、ごめん」



 驚きのあまりつい腰が動き、反動で優希の口の中に思い切りちんぽを押し込んでしまった。

 突然の俺の行動を非難するように見つめてくる優希に軽く謝りながら頭を撫でると、なんとか機嫌は直ってくれた。

 こんな状態で怒られて、万が一ちんぽを噛まれようものなら死んでしまう。

 優希の機嫌が直ったことを心の底から喜んでいると、下半身から何かが聞こえてきた。

「ほれはら、ほうすればいいろ?」

「……ごめん。なに言ってるか分かんない」

 ちんぽを口に含みながらもごもご言われても、俺にはなに一つ伝わってこない。

 伝わってくるのは、淡くもどかしい刺激だけだ。

「ちょっと離れてから喋ろう」

 少し強引にちんぽから優希を引き離すと、唾液の橋がつぅーっと垂れる。

「これから、どうすれば良いの? どうしたら気持ち良い?」

 ちんぽから離れた優希は、なおもキラキラした瞳で俺を見つめてくる。

 男のちんぽを見て、そんなに楽しいもんかな?



 とは言え、楽しそうな優希の様子に水を差すのも悪いし、俺だってもっと気持ち良くなりたい。

「えっと、じゃあまずは舌を出して、ちんぽを舐めてみようか」

「舐めるの?」

「そう。下からゆっくりと舐めてみて」

 丁寧に教えると、優希は一度ちんぽをじっと見た後で頷く。

「分かった。やってみるね」

 んべっと舌を出した優希がちんぽに触れると、ヌルッとした温かい感触が根元から伝わってくる。

 その感触はだんだんと上の方へと移動していき、やがて亀頭に触れるとちんぽがビクッと震える。

「わっ!? なに? どうしたの?」

「大丈夫。気持ち良かっただけだから」

「へぇ、舐められるだけで気持ち良いんだ……」

 目を細めてちんぽを見つめる優希は、そう呟いた後でもう一度亀頭を優しく舐める。

「うあっ……」



 偶然だろうけど、男のツボを心得たようなその舐め方に声を漏らすと、彼女は楽しそうに笑った。

「へへっ、兄ちゃんの弱点みっけ」

 れろれろと何度も亀頭を舐められると、我慢汁がちんぽの先から漏れだす。

「……なんかしょっぱいのが出てきた」

「それは、気持ち良いと出てくるんだよ」

「へぇ、じゃあもっと気持ち良くなればもっと出る?」

「えっと、たぶん」

 俺の答えにテンションを上げた優希は、またしてもちんぽ舐めを再開し始めた。

「ちょっと待って」

「んぅ? なに?」

「そろそろ舐めるのを止めて、今度は咥えてみようか」

 我慢できなくなった俺は、優希の頭を撫でながらそうお願いしていた。

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