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第六十三話
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「さて、それじゃあ行こうか」
「……はいぃ」
遺産が入ってきた時に奮発して買った車のハンドルを握りながら助手席に向かって話しかけると、小さな声で返事が返ってくる。
買ったは良いけど乗る機会がなかった車も、この日の為だったと思えば勿体なくなんてなかった。
アクセルをゆっくりと踏み込むと、車は走り出す。
普段から気を付けているけど、今日は女の子を乗せているしいつもより更に安全運転を心掛けないと。
チラッと助手席を見ると、そこには相変わらず可愛い杏里ちゃんが座っている。
だけどその顔は赤く染まっていて、なんだか心なしか瞳も潤んでいるような気がする。
まぁ、理由は分かっているんだけど。
しばらく運転に集中していると、隣で杏里ちゃんがモゾモゾ動き始めた。
「こらっ、隠しちゃ駄目だよ」
「だって、見えちゃう……」
服の裾を掴んでいる杏里ちゃんに釘を刺すと、涙目で見つめられる。
それでも意地悪な表情で見つめ返すと、諦めたのか杏里ちゃんは手をどかした。
そうすると、杏里ちゃんのすべすべの太ももや、可愛らしいおまんこが露わになった。
そう。
杏里ちゃんは、スカートはおろかパンツさえ履いていなかったのだ。
────
「お願いって、何ですか?」
まんまと店の中に連れ込まれた杏里ちゃんは、さっきと同じ質問を俺に投げかけてくる。
思わずにやけてしまいそうな顔を何とか抑えながら、俺は杏里ちゃんに微笑みかける。
「難しい事じゃないよ。ただ、今日のデートを俺も杏里ちゃんも一緒に楽しめるようにする下準備さ」
頭を撫でられてすっかり油断している杏里ちゃんの耳元に顔を寄せると、俺は小さな声で囁きかける。
「これからちょっとドライブをしようと思ってるんだけど、とりあえずスカートを脱いでみない?」
「えっ!?」
俺の発言に、驚いたように声を上げて目を丸くする杏里ちゃん。
「大丈夫。車の中を覗き込む奴なんてなかなか居ないから注意してれば気が付かれないよ。それに、こういうの好きでしょ」
それからも畳み掛けるように囁き続けると、やがて杏里ちゃんは小さく頷いてくれた。
「良かった。杏里ちゃんならそう言ってくれると思ってたよ」
それじゃ、善は急げだ。
俺の急かすような視線に当てられたのか、杏里ちゃんは恥ずかしそうにしながらもゆっくりとスカートに手を掛けた。
だけど、ホックを外したところで杏里ちゃんの手が止まってしまう。
「ほら、手を離して」
そうやって優しく杏里ちゃんの手を握ると、ゆっくりと手から力が抜けていった。
そうしてストンとスカートが落ちると、そこから綺麗な肌色が見えた。
……肌色?
なんと、杏里ちゃんはパンツを穿いていなかったのだ。
「えっと、なんで?」
「その、それは……」
しどろもどろになりながら言い訳を考えている杏里ちゃんの顔は、ドンドンと赤くなっていく。
「もしかして、期待してたの?」
助け舟を出すように問いかけると、杏里ちゃんは真っ赤な顔で小さく頷いた。
「……はいぃ」
遺産が入ってきた時に奮発して買った車のハンドルを握りながら助手席に向かって話しかけると、小さな声で返事が返ってくる。
買ったは良いけど乗る機会がなかった車も、この日の為だったと思えば勿体なくなんてなかった。
アクセルをゆっくりと踏み込むと、車は走り出す。
普段から気を付けているけど、今日は女の子を乗せているしいつもより更に安全運転を心掛けないと。
チラッと助手席を見ると、そこには相変わらず可愛い杏里ちゃんが座っている。
だけどその顔は赤く染まっていて、なんだか心なしか瞳も潤んでいるような気がする。
まぁ、理由は分かっているんだけど。
しばらく運転に集中していると、隣で杏里ちゃんがモゾモゾ動き始めた。
「こらっ、隠しちゃ駄目だよ」
「だって、見えちゃう……」
服の裾を掴んでいる杏里ちゃんに釘を刺すと、涙目で見つめられる。
それでも意地悪な表情で見つめ返すと、諦めたのか杏里ちゃんは手をどかした。
そうすると、杏里ちゃんのすべすべの太ももや、可愛らしいおまんこが露わになった。
そう。
杏里ちゃんは、スカートはおろかパンツさえ履いていなかったのだ。
────
「お願いって、何ですか?」
まんまと店の中に連れ込まれた杏里ちゃんは、さっきと同じ質問を俺に投げかけてくる。
思わずにやけてしまいそうな顔を何とか抑えながら、俺は杏里ちゃんに微笑みかける。
「難しい事じゃないよ。ただ、今日のデートを俺も杏里ちゃんも一緒に楽しめるようにする下準備さ」
頭を撫でられてすっかり油断している杏里ちゃんの耳元に顔を寄せると、俺は小さな声で囁きかける。
「これからちょっとドライブをしようと思ってるんだけど、とりあえずスカートを脱いでみない?」
「えっ!?」
俺の発言に、驚いたように声を上げて目を丸くする杏里ちゃん。
「大丈夫。車の中を覗き込む奴なんてなかなか居ないから注意してれば気が付かれないよ。それに、こういうの好きでしょ」
それからも畳み掛けるように囁き続けると、やがて杏里ちゃんは小さく頷いてくれた。
「良かった。杏里ちゃんならそう言ってくれると思ってたよ」
それじゃ、善は急げだ。
俺の急かすような視線に当てられたのか、杏里ちゃんは恥ずかしそうにしながらもゆっくりとスカートに手を掛けた。
だけど、ホックを外したところで杏里ちゃんの手が止まってしまう。
「ほら、手を離して」
そうやって優しく杏里ちゃんの手を握ると、ゆっくりと手から力が抜けていった。
そうしてストンとスカートが落ちると、そこから綺麗な肌色が見えた。
……肌色?
なんと、杏里ちゃんはパンツを穿いていなかったのだ。
「えっと、なんで?」
「その、それは……」
しどろもどろになりながら言い訳を考えている杏里ちゃんの顔は、ドンドンと赤くなっていく。
「もしかして、期待してたの?」
助け舟を出すように問いかけると、杏里ちゃんは真っ赤な顔で小さく頷いた。
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