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第四十五話
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服の裾を掴んだ美海ちゃんをジッと眺めていると、突然動きが止まってなんだかモジモジとし始めた。
その顔は赤く染まっていて、なにかを言いたそうにしている。
「どうしたの?」
「えっと……、見られてると恥ずかしいな」
なんとも言えない表情を浮かべた美海ちゃんに言われて、やっと自分が不躾な行動をしていることに気が付いた。
さっきまで相手をしていた杏里ちゃんは嫌がるどころかむしろ喜んでいたから、すっかり油断していた。
女の子が服を脱ぐところを眺めるのは、普通にマナー違反だろう。
「ご、ごめんっ」
謝りながら慌てて後ろを向くと、背後からホッとしたような美海ちゃんの吐息が聞こえてくる。
そして少しの間をおいて、後ろから小さな衣擦れの音が聞こえてきた。
見えないなら見えないで、妄想が膨らんでくる。
目を閉じて妄想に身を任せると、自然と顔がほころぶ。
今、俺の後ろで美海ちゃんが服を脱いでいるんだ。
そう考えるとなんだか興奮してきて股間も膨らんできた。
自分の節操のなさに少し苦笑していると、衣擦れの音はいつの間にか聞こえなくなっていて、代わりに後ろから美海ちゃんの声が聞こえてきた。
「お兄ちゃん、もうこっち見ても良いよ」
「本当? じゃあ……」
許可を得て振り返ると、そこには服を脱いで一糸まとわぬ姿になった美海ちゃんの姿があった。
杏里ちゃんとは違った活発そうな見た目に、薄らと膨らんだ胸。
少しだけ日焼けした肌は、健康的な感じがしてとっても可愛らしい。
「あんまりじろじろ見ないでよ……。どうせ、杏里ちゃんよりも小さいんだから」
俺がジッと見ていたのが気になったのか、美海ちゃんはパッと腕を交差させて胸元を隠してしまった。
「別にそんなつもりはなかったのに」
「お兄ちゃんになくっても、私は気にするんだよ」
そう言うものなのか。
俺には良く分からない感覚だけど、美海ちゃんがそう言うなら気を付けないとな。
とりあえず胸を見るのは止めて、視線をゆっくりと下へと向かわせる。
腕よりもいくらか白いお腹に、可愛い臍。
そしてその下には、ピッタリと閉じた太ももに隠された幼いスリットがある。
「美海ちゃん。足を開いてみて」
そう告げると、美海ちゃんは何度か膝を揺すってどうしようか考えているようだった。
やがてなにかを諦めるように小さくため息をつくと、ゆっくりと口を開く。
「……自分でするのは恥ずかしいから、お兄ちゃんがやって」
俺にそう言って、両手を後ろについて膝を立てる。
そうすると、まるで俺に向かって身体を見せつけているようだ。
自分でやるよりそっちの方が恥ずかしい気がするけど、美海ちゃんがそれで良いなら俺に文句はない。
這うようにしてそっと美海ちゃんの目の前まで移動すると、両手を伸ばす。
そして美海ちゃんの膝を手のひらで包むと、その足を開くようにゆっくりと腕に力を入れていった。
その顔は赤く染まっていて、なにかを言いたそうにしている。
「どうしたの?」
「えっと……、見られてると恥ずかしいな」
なんとも言えない表情を浮かべた美海ちゃんに言われて、やっと自分が不躾な行動をしていることに気が付いた。
さっきまで相手をしていた杏里ちゃんは嫌がるどころかむしろ喜んでいたから、すっかり油断していた。
女の子が服を脱ぐところを眺めるのは、普通にマナー違反だろう。
「ご、ごめんっ」
謝りながら慌てて後ろを向くと、背後からホッとしたような美海ちゃんの吐息が聞こえてくる。
そして少しの間をおいて、後ろから小さな衣擦れの音が聞こえてきた。
見えないなら見えないで、妄想が膨らんでくる。
目を閉じて妄想に身を任せると、自然と顔がほころぶ。
今、俺の後ろで美海ちゃんが服を脱いでいるんだ。
そう考えるとなんだか興奮してきて股間も膨らんできた。
自分の節操のなさに少し苦笑していると、衣擦れの音はいつの間にか聞こえなくなっていて、代わりに後ろから美海ちゃんの声が聞こえてきた。
「お兄ちゃん、もうこっち見ても良いよ」
「本当? じゃあ……」
許可を得て振り返ると、そこには服を脱いで一糸まとわぬ姿になった美海ちゃんの姿があった。
杏里ちゃんとは違った活発そうな見た目に、薄らと膨らんだ胸。
少しだけ日焼けした肌は、健康的な感じがしてとっても可愛らしい。
「あんまりじろじろ見ないでよ……。どうせ、杏里ちゃんよりも小さいんだから」
俺がジッと見ていたのが気になったのか、美海ちゃんはパッと腕を交差させて胸元を隠してしまった。
「別にそんなつもりはなかったのに」
「お兄ちゃんになくっても、私は気にするんだよ」
そう言うものなのか。
俺には良く分からない感覚だけど、美海ちゃんがそう言うなら気を付けないとな。
とりあえず胸を見るのは止めて、視線をゆっくりと下へと向かわせる。
腕よりもいくらか白いお腹に、可愛い臍。
そしてその下には、ピッタリと閉じた太ももに隠された幼いスリットがある。
「美海ちゃん。足を開いてみて」
そう告げると、美海ちゃんは何度か膝を揺すってどうしようか考えているようだった。
やがてなにかを諦めるように小さくため息をつくと、ゆっくりと口を開く。
「……自分でするのは恥ずかしいから、お兄ちゃんがやって」
俺にそう言って、両手を後ろについて膝を立てる。
そうすると、まるで俺に向かって身体を見せつけているようだ。
自分でやるよりそっちの方が恥ずかしい気がするけど、美海ちゃんがそれで良いなら俺に文句はない。
這うようにしてそっと美海ちゃんの目の前まで移動すると、両手を伸ばす。
そして美海ちゃんの膝を手のひらで包むと、その足を開くようにゆっくりと腕に力を入れていった。
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