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第七話

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 とりあえずティッシュで口の端の精液を拭って、俺は美海ちゃんと向き直る。

「もう、これで終わりにしよう」

「えっ!?」

 そう、これ以上は駄目だ。

 ここから先は、美海ちゃんを傷付けないでいる自信がない。

 そう思って言った言葉だったけど、それが逆に美海ちゃんを傷付けてしまうことになった。

 今まで黙っていた美海ちゃんの大きな瞳から、大粒の涙が零れる。

「み、美海ちゃん」

「ぐすっ、私じゃ、駄目なの? 子どもだから、お兄ちゃんは私のこと、本当は好きじゃないんだ……」



 訳が分からなくて混乱した俺が慌てて宥めようとしても、美海ちゃんの涙は止まらない。

 だけど、美海ちゃんの俺への思いだけは、涙を通じて俺の心に響いてきた。

 美海ちゃん、そんなに俺のことを……。

「美海ちゃん、落ち着いて。俺は美海ちゃんのこと大好きだよ」

「だって、もう止めようって」

「それは、これ以上やったら美海ちゃんを傷付けちゃうと思って。でも、逆効果だったみたいだね」

 そう言って、俺は美海ちゃんを抱きしめる。

 最初は驚いていた美海ちゃんだったけど、すぐに俺に身体を預けてきた。

「美海ちゃん、良く考えて。これからやるのは、とっても大事なことだから」

「うん。でも、私はお兄ちゃんにならなにをされても良いんだよ」



 そう言って、美海ちゃんは俺の頬にキスをした。

 いつの間にか泣いていた俺の涙を舐めると、そのまま唇にもキスをする。

 舌を絡めて長いキスをすると、不思議と心の中の不安が消えていく。

「……美海ちゃん。俺、美海ちゃんの初めてが欲しい」

「うんっ。わたしもお兄ちゃんに貰ってほしい」

 美海ちゃんをそっと床に降ろす。

 そしてパンツに手を掛けると、美海ちゃんはすぐに腰を上げてくれる。

 そのままパンツを下すと、今まで見たこともないようなおまんこがそこにあった。

「……綺麗だ」

「恥ずかしいよ、お兄ちゃん」

 顔を隠している美海ちゃんの手を取って、ゆっくりと外す。

「恥ずかしいことなんてないよ。すっごく可愛いから」

 美海ちゃんにキスをすると、目を閉じて受け入れてくれる。

 ちゅっちゅっと啄ばむようなキスから、舌を絡める濃厚なキス。

 そうしながら、ゆっくりと手を美海ちゃんのスリットに当てる。



「ひゃうっ、んんっ!」

 驚いて声を上げる美海ちゃんの口をキスで塞ぐと、優しくスリットを撫でる。

 クチュクチュと、卑猥な音を上げながら撫でていると、やがて少し硬い感触に当たる。

 これは、クリトリスか。

 その豆粒のような感触を指で探りあて、優しく摘まむ。

「んんぅっ! んうぅぅっ!」

 腰をくねくねと揺らしながら、何とか俺の指から逃げようとする。

 そうはさせまいと更に力強く指を動かすと、やがて美海ちゃんの声が切羽詰まったものに変わっていった。



「んんぁっ! んきゅうぅっ!!」

 身体をビクッと激しく震わせて、俺の肩をギュッと掴む。

 どうやら、またイってしまったらしい。

「ぷあっ。美海ちゃんはイきやすいんだね」

「……お兄ちゃんのいじわる」

「ごめんね。それじゃ、これからが本番だ」

 俺の言葉に、美海ちゃんは心底嬉しそうに微笑んでくれた。



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