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14 戦艦ビスマルク 参上
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戦艦〈ビスマルク〉。ペテルスブルグ条約を破棄してから建造されたブランドルの新型戦艦。〈加賀〉から「世界最大の戦艦」の座を奪い取った艦でもある。進水式までは派手に喧伝されていたが、開戦以降は情報が途絶えていた。完成していたとは。
「はぐれたと思ったら〈ビスマルク〉とご対面だ。どうやら運はまだ尽きてないらしいな」
綺羅のそばでは常に何かが起こる。そういう星の下に生まれたのだろう。
「洋一君、発見したのは君だ。打電したまえ」
いきなり指名されて洋一は隊長機の方を見る。普通は指揮官が打電するものではないだろうか。
「丹羽君、テハ連送だ。うまくすれば近くの攻撃隊を誘導できる」
池永中尉が具体的な指示を出す。洋一は無線を電信に切り替え、テハ連送、敵発見を示す符丁を電鍵で叩いた。
攻撃隊が受信して方位測定出来るように、かなりしつこく叩き続けた。一月前の帝都空襲の時を思い出す。攻撃隊が気づいてくれればいいのだが。そのうち指が疲れてきた。これが嫌だから綺羅様は人にやらせたのだろうか。
まだ来ないかなと見回すと、不意に編隊少し後方に雲が発生した。何かと思ったらもう一つ。
「散開。向こうも気づいたらしい」
艦の方に目を転じると、いくつか小さな閃光が見えた。高射砲の射撃のようだった。
戦闘機隊はそれぞれ三機小隊に別れて飛ぶ。狙いを絞らせないように高度を上げ下げして、時折雲にも飛び込む。
こちらは戦闘機が九機。身軽に動き回れるので近づかなければそうそうやられないだろうが、こちらからも手が出せない。機首の二十㎜機銃は飛行機相手には頼もしいが、戦艦の前では豆鉄砲にもならないのだ。
艦攻でも艦爆でもいいから、早く来ないだろうか。さらにしつこく電鍵を叩きながら洋一は念じた。今ここに必要なのは爆弾や魚雷なのだ。
周囲に炸裂する高射砲の数が少し減った気がする。何かあったかなと敵艦隊の方を見ると、最後尾の空母が転舵して脇にそれ始めていた。
「発艦させる気だ」
風上に機首を向けて、速度も上げる。よく見ると甲板上に居る機体のプロペラが回り出していた。
「おっと上がらせないよ。小隊毎に波状攻撃」
云うが早いか綺羅の赤い尾翼は翻っていた。名残のように反対側に増槽が投げ捨てられる。慌てて追う列機を率いて空母の後方に回り込む。着艦コースを早回しで見ているようだった。
大きな四角い煙突から盛大に煙を吐き出して、ボロジノ級空母が海面を疾走している。ロシア合衆国からブランドル帝国へと売却された正規空母。甲板の上では太い胴体のマヌール戦闘機が今まさに走り出していた。その背後から赤い尾翼の十式艦戦が襲いかかる。
小さな炎が左の主翼に付く。そのほかいくつかの破片をばら撒きながらマヌールは甲板を走り、前に飛び出す。だがそこで力尽きたように左に傾いて空では無く海に飛び込んでいった。
「ユウグレ小隊、今度は僕たちだ」
池永機が翼を傾けたので黒木機が、次いで洋一が続く。
甲板の上はすでに大混乱だった。発艦しようとしていた後続のマヌール戦闘機も派手に燃え上がり、パイロットが転がり出ているのが見えた。
マヌールはもういいな。洋一は牽引車らしき物体に狙いを定めて一連射。二〇㎜を横っ腹に受けたその車両は一撃で横転した。
そのまま洋一は甲板上を駆け抜ける。視線を転じればすぐ横に艦橋が立っていて、そこで驚愕している人たちも見えた。
ああ覚えがあるな、この光景は。洋一は半年前の記憶を頭の中から引き出した。舞鶴空襲の時に謎の機動艦隊に攻撃をかけたときだ。訳も判らず綺羅様の後ろについて、敵の空母に「挨拶」をしたっけ。
艦橋の形や人の配置など、覚えのあることばかりだった。そうそう、艦橋やら煙突の前後に大きめの砲塔があるんだよな。多分、あの時と同じ艦なのだろう。これも縁という奴だろうか。
前回は訓練生だっただけに綺羅様の後ろをついていくだけで精一杯だったが、半年経ってもう少しマシになったはずだ。洋一は操縦桿を左手に持ち替えると、通過しざま右手で艦橋に敬礼した。
今度はちゃんと「挨拶」出来たと思う。上昇に転じて洋一は空母の巨大な甲板を見下ろした。二機のマヌール戦闘機は燃えて、あちこちがてんやわんやになっている。そしてそれが覚めやらぬうちに、もう一つの小隊、成瀬一飛曹の率いるアカツキ小隊が降下に入っていた。甲板上にめぼしいものがなくなってしまったので、舷側に張り出した高射砲や機銃を撃っていた。
艦そのものに大した損傷は与えられてないが、上空に戦闘機隊がいるかぎり飛行機は上げられなくなった。腹いせとばかりに対空砲を撃ち上げてくるので、少し距離を取って艦隊を見下ろす。いい加減来てくれないかな。そう思ったところでようやく低空の雲から何かが飛び出してきた。
「艦隊左より機影、味方機です」
小暮二飛曹の言葉通り、大柄な七式艦攻の群れだった。艦攻中隊は雲を飛び出してからややあって、針路をブランドル艦隊へと向けた。
三機、三機の小隊に二機。一機足りないなと思ったところでもう二つほど雲から飛び出してきた。
やれやれと胸をなで下ろしかけたが、数がなんだかおかしい。それに七式艦攻にしては太い。そう思ったときにはもう紅い尾翼がそちらに向かっていた。
「ユウグレとアカツキは待機。別のが来たら歓迎してくれ」
そう告げると綺羅機は鮮やかに二つの太い機影、マヌール戦闘機に襲いかかった。艦攻隊を攻撃していたマヌールは慌てて十式艦戦に立ち向かおうとしたが、紅宮綺羅の前でその切り替えは少々遅すぎた。
側方から一連射。それだけでマヌールの寿命は尽きた。炎を盛大に吐き出しながら一度上昇して、そのまま海面へ飛び込む。もう一機も列機によって後を追った。
後顧の憂いが無くなった艦攻隊は攻撃態勢を整える。目標は先頭の〈バーデン〉。小隊一つが分離して反対側に回り込む。
〈バーデン〉の煙突から出る煙が増えたような気がする。速力を振り絞っているのだろうか。しかし戦間期に機関を換装したとは云え、出せるのはいいところ二十四ノット。魚雷を抱えて二百ノットで飛ぶ七式艦攻から逃れられるものではない。
両舷からの同時雷撃。艦攻隊の猛訓練の成果が上空の洋一からはよく見える。これは貰ったな。そう思ったところで〈バーデン〉がゆっくりと右に舵を切り始めた。せめてもの抵抗に数の少ない方へとその針路を取っていた。
それも所詮は悪あがきに過ぎない。右舷側の小隊は針路変更に合わせて蛇行すると、驚くほど近くまで接近して、腹に抱えたおもりを投下した。
波に紛れて落下時の水しぶきは見えなかった。三機小隊は〈バーデン〉の艦橋の前と後ろを飛び越えた。その後を追うように、右舷のど真ん中で巨大な水柱が上がった。
外しようのない距離で、土手っ腹に一発、派手に命中した。水柱が引き起こしたにわか雨が〈バーデン〉の甲板を激しく叩き水しぶきを上げる。
それが収まる前に、艦尾方向から五本の航跡が追いつく。今度の水柱は小さめであった。しかし上から見ていても判るほど行脚が落ちていく。
スクリューが破壊されたのか、〈バーデン〉は海上で停止してしまった。すでに右舷側への傾斜も始まっている。
左に舵を切って衝突を回避した〈ビスマルク〉は速度を上げる。ボロジノ級空母は明後日の方向で逃げ回っている。そこに新たな役者、艦爆隊が雲間から闖入してきて、戦場は更に混乱してきた。
艦爆隊は雲を抜ける間に編隊が崩れてしまったのかバラバラと現れる。体勢を整えようとしたところで高射砲の洗礼を浴びる。頭に血が上ったのか、九式艦爆はバラバラのまま攻撃に入っていった。
本来なら統制のとれた雷爆同時攻撃を仕掛けたいところだろうが、現実はなかなかうまくいかない。この雲では艦爆隊も急降下できずに緩降下爆撃となってしまい、それぞれが目に付いた目標に向かっているようだ。まあおかげで敵も目標をしぼれないようだが。
「はぐれたと思ったら〈ビスマルク〉とご対面だ。どうやら運はまだ尽きてないらしいな」
綺羅のそばでは常に何かが起こる。そういう星の下に生まれたのだろう。
「洋一君、発見したのは君だ。打電したまえ」
いきなり指名されて洋一は隊長機の方を見る。普通は指揮官が打電するものではないだろうか。
「丹羽君、テハ連送だ。うまくすれば近くの攻撃隊を誘導できる」
池永中尉が具体的な指示を出す。洋一は無線を電信に切り替え、テハ連送、敵発見を示す符丁を電鍵で叩いた。
攻撃隊が受信して方位測定出来るように、かなりしつこく叩き続けた。一月前の帝都空襲の時を思い出す。攻撃隊が気づいてくれればいいのだが。そのうち指が疲れてきた。これが嫌だから綺羅様は人にやらせたのだろうか。
まだ来ないかなと見回すと、不意に編隊少し後方に雲が発生した。何かと思ったらもう一つ。
「散開。向こうも気づいたらしい」
艦の方に目を転じると、いくつか小さな閃光が見えた。高射砲の射撃のようだった。
戦闘機隊はそれぞれ三機小隊に別れて飛ぶ。狙いを絞らせないように高度を上げ下げして、時折雲にも飛び込む。
こちらは戦闘機が九機。身軽に動き回れるので近づかなければそうそうやられないだろうが、こちらからも手が出せない。機首の二十㎜機銃は飛行機相手には頼もしいが、戦艦の前では豆鉄砲にもならないのだ。
艦攻でも艦爆でもいいから、早く来ないだろうか。さらにしつこく電鍵を叩きながら洋一は念じた。今ここに必要なのは爆弾や魚雷なのだ。
周囲に炸裂する高射砲の数が少し減った気がする。何かあったかなと敵艦隊の方を見ると、最後尾の空母が転舵して脇にそれ始めていた。
「発艦させる気だ」
風上に機首を向けて、速度も上げる。よく見ると甲板上に居る機体のプロペラが回り出していた。
「おっと上がらせないよ。小隊毎に波状攻撃」
云うが早いか綺羅の赤い尾翼は翻っていた。名残のように反対側に増槽が投げ捨てられる。慌てて追う列機を率いて空母の後方に回り込む。着艦コースを早回しで見ているようだった。
大きな四角い煙突から盛大に煙を吐き出して、ボロジノ級空母が海面を疾走している。ロシア合衆国からブランドル帝国へと売却された正規空母。甲板の上では太い胴体のマヌール戦闘機が今まさに走り出していた。その背後から赤い尾翼の十式艦戦が襲いかかる。
小さな炎が左の主翼に付く。そのほかいくつかの破片をばら撒きながらマヌールは甲板を走り、前に飛び出す。だがそこで力尽きたように左に傾いて空では無く海に飛び込んでいった。
「ユウグレ小隊、今度は僕たちだ」
池永機が翼を傾けたので黒木機が、次いで洋一が続く。
甲板の上はすでに大混乱だった。発艦しようとしていた後続のマヌール戦闘機も派手に燃え上がり、パイロットが転がり出ているのが見えた。
マヌールはもういいな。洋一は牽引車らしき物体に狙いを定めて一連射。二〇㎜を横っ腹に受けたその車両は一撃で横転した。
そのまま洋一は甲板上を駆け抜ける。視線を転じればすぐ横に艦橋が立っていて、そこで驚愕している人たちも見えた。
ああ覚えがあるな、この光景は。洋一は半年前の記憶を頭の中から引き出した。舞鶴空襲の時に謎の機動艦隊に攻撃をかけたときだ。訳も判らず綺羅様の後ろについて、敵の空母に「挨拶」をしたっけ。
艦橋の形や人の配置など、覚えのあることばかりだった。そうそう、艦橋やら煙突の前後に大きめの砲塔があるんだよな。多分、あの時と同じ艦なのだろう。これも縁という奴だろうか。
前回は訓練生だっただけに綺羅様の後ろをついていくだけで精一杯だったが、半年経ってもう少しマシになったはずだ。洋一は操縦桿を左手に持ち替えると、通過しざま右手で艦橋に敬礼した。
今度はちゃんと「挨拶」出来たと思う。上昇に転じて洋一は空母の巨大な甲板を見下ろした。二機のマヌール戦闘機は燃えて、あちこちがてんやわんやになっている。そしてそれが覚めやらぬうちに、もう一つの小隊、成瀬一飛曹の率いるアカツキ小隊が降下に入っていた。甲板上にめぼしいものがなくなってしまったので、舷側に張り出した高射砲や機銃を撃っていた。
艦そのものに大した損傷は与えられてないが、上空に戦闘機隊がいるかぎり飛行機は上げられなくなった。腹いせとばかりに対空砲を撃ち上げてくるので、少し距離を取って艦隊を見下ろす。いい加減来てくれないかな。そう思ったところでようやく低空の雲から何かが飛び出してきた。
「艦隊左より機影、味方機です」
小暮二飛曹の言葉通り、大柄な七式艦攻の群れだった。艦攻中隊は雲を飛び出してからややあって、針路をブランドル艦隊へと向けた。
三機、三機の小隊に二機。一機足りないなと思ったところでもう二つほど雲から飛び出してきた。
やれやれと胸をなで下ろしかけたが、数がなんだかおかしい。それに七式艦攻にしては太い。そう思ったときにはもう紅い尾翼がそちらに向かっていた。
「ユウグレとアカツキは待機。別のが来たら歓迎してくれ」
そう告げると綺羅機は鮮やかに二つの太い機影、マヌール戦闘機に襲いかかった。艦攻隊を攻撃していたマヌールは慌てて十式艦戦に立ち向かおうとしたが、紅宮綺羅の前でその切り替えは少々遅すぎた。
側方から一連射。それだけでマヌールの寿命は尽きた。炎を盛大に吐き出しながら一度上昇して、そのまま海面へ飛び込む。もう一機も列機によって後を追った。
後顧の憂いが無くなった艦攻隊は攻撃態勢を整える。目標は先頭の〈バーデン〉。小隊一つが分離して反対側に回り込む。
〈バーデン〉の煙突から出る煙が増えたような気がする。速力を振り絞っているのだろうか。しかし戦間期に機関を換装したとは云え、出せるのはいいところ二十四ノット。魚雷を抱えて二百ノットで飛ぶ七式艦攻から逃れられるものではない。
両舷からの同時雷撃。艦攻隊の猛訓練の成果が上空の洋一からはよく見える。これは貰ったな。そう思ったところで〈バーデン〉がゆっくりと右に舵を切り始めた。せめてもの抵抗に数の少ない方へとその針路を取っていた。
それも所詮は悪あがきに過ぎない。右舷側の小隊は針路変更に合わせて蛇行すると、驚くほど近くまで接近して、腹に抱えたおもりを投下した。
波に紛れて落下時の水しぶきは見えなかった。三機小隊は〈バーデン〉の艦橋の前と後ろを飛び越えた。その後を追うように、右舷のど真ん中で巨大な水柱が上がった。
外しようのない距離で、土手っ腹に一発、派手に命中した。水柱が引き起こしたにわか雨が〈バーデン〉の甲板を激しく叩き水しぶきを上げる。
それが収まる前に、艦尾方向から五本の航跡が追いつく。今度の水柱は小さめであった。しかし上から見ていても判るほど行脚が落ちていく。
スクリューが破壊されたのか、〈バーデン〉は海上で停止してしまった。すでに右舷側への傾斜も始まっている。
左に舵を切って衝突を回避した〈ビスマルク〉は速度を上げる。ボロジノ級空母は明後日の方向で逃げ回っている。そこに新たな役者、艦爆隊が雲間から闖入してきて、戦場は更に混乱してきた。
艦爆隊は雲を抜ける間に編隊が崩れてしまったのかバラバラと現れる。体勢を整えようとしたところで高射砲の洗礼を浴びる。頭に血が上ったのか、九式艦爆はバラバラのまま攻撃に入っていった。
本来なら統制のとれた雷爆同時攻撃を仕掛けたいところだろうが、現実はなかなかうまくいかない。この雲では艦爆隊も急降下できずに緩降下爆撃となってしまい、それぞれが目に付いた目標に向かっているようだ。まあおかげで敵も目標をしぼれないようだが。
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