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プロットの話 画像付き

プロットの話 18禁BL15作目 【蜘蛛と牡とキス】

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 ホラーBLを描くつもりが主人公の突飛性に食われてしまい、ただカニバリズムがあるというだけになってしまったホラーでもなんでもないけど意地でもホラー要素あり()にしたい系ホラーではないBL。とはいえわたくしは「性は最低」と思っている部類の自負がありますので、乜ッ勹スしている時点で紛うことなきホラーですわこんなん。




 タイトルは、蜘蛛のおどろおどろしい感じというよりは雌グモが子供に自分の身体食わせる苛烈さみたいな感じで「苛烈さ」とか「生殖(=性)の代償」みたいな感じのイメージだったのですわ。交尾中に雄が食われるカマキリでもよかったのですが語呂の問題で。ちなみにこのカマキリの交尾中に雄が食われる問題は絶対ではないみたいですわ。個人的にはロマンがあったんですけれどもね。あの恋愛映画とかで男性側が女性を孕ませて死ぬパターンのやつ、好きな人が死んじゃうのが感動的、女だけ遺して死ぬは無責任という構造よりかは所詮こいつらも動物で生殖を果たしたオスは用済みとして死しかねぇんだなって構造だと思っておりました。いうても孕ませて無事産まれるとも限らないのでなんとも。ちなみにこの構造でいうと生産性重視みたいなところがあるので生殖を拒絶しているわたくしにも刺さりまして、孕ませることは出来ないし孕むことも拒否しているわたくしは余計死ぬしかねぇやんけ、みたいな構造を意味するんですよね。同性愛者も当て嵌まってしまいます。子供が生まれない夫婦の間だと、ワンチャンある、生殖活動を一応は希望していたと見做された場合はどうなるか分かりません。でもな、人間の社会には生産性・優生思想は要らないんだよな。それは慰めではなく厳しい流れになるかも知れないけれど。生産性と優生思想が求められるのは自然と野生だから。それは人間が美しい!としている人間の手の入った自然と野生ではなくて。
 
 それで多分人間の社会に於ける優生思想はもしかしたら優生側に圧倒的に厳しいまであるかも知れない。優越感を得るために自分より弱者と思い込んでいるものを捻出して生きている人々が多く感じる。○○の人もいるんだから~と。全体主義というのかも分かりませんけれども。事情、個人差、個々というものを考えもせずに。時には国境を越えて千里眼で引き合いに出したり。そういうのが一番、問題に決着をつけるには簡単ではあるのですけれども。
 余談ですがわたくしは優生思想に若干肯定的なところがありまして、わたくしは社会が優生思想になったときに斬り捨てられる劣生側の人間なのですが、その時安楽的に終われるんですかね?そこが問題ですよ。

 …というクソ長い関係のない話。この辺は本編あとがきのことを詳しく入れました。


 んで、本編にはやたらと選挙だの税金だの脱税だのという話が出てきます。
 主人公・麦也は選挙に行くのですが、選挙というのは嫌でも中立ではいられないということを示しています。それから一個人的な思想があるということ。とはいえ選挙、組織票を防ぐためには現場に行かなくてはならないのでそれがなかなか。オンライン投票だとありがたいとは思うのですが、それだと、こう、後ろを向いたら監視員が…ということがあるのでね。まぁ麦也がきちんと自分の中で思案してそれなりに妥協して投票の相手を選んだのか、自動的にこの人に入れなければならいという強要があるのかは知りませんが、つまり流されまくっているような、相手をとりあえず肯定しておくマンみたいな麦也にも政治的思想があるということですわ。

 それから税金。たまたまこの創作を書いているときにわたくしのネット上で知っている人に脱税・過少申告疑惑がかかっていたので、思い出がてら。
 裏設定ですがやたら脱税と納税を気にする登場人物・久保門くんの家の脱税が発覚し、幼少期に恥ずかしい目に遭ったという設定があります。
 税金は宗教よりも明確に、誰かの相互的に扶助しているということでもある。麦也が祈るよりも消費税なり税金を納めるなりしている人々のほうがよっぽど他者を救済しているということですわ。

 金で人生が狂う者よりも、金がないから人生が狂う者のほうが多いんじゃないか、その狂い方のほうが凄まじいんじゃないか、なんて比べるものでもないけれど。人生を狂わせるにも金が要りますからね。金か愛か。まず金がなければ愛を感じる余裕もありませんよ。空腹は怒りに似ていますからね。暑さや寒さは憎しみに似ていますよ。知らんけど。適当に言ったから本気にするな。

 

 ちなみに、作中にある「あの子の家って子供の前で(乜ッ勹スを)ヤってるらしいよ」的な台詞は実際にわたくしが耳にした噂です。おそろしいね。末っ子ってやっぱいいですね。末っ子でも親の乜ッ勹スを見ているかも知れませんがね。わたくしは見たことないですね。だからか分からないですけれどもわたくしの親は何となく性に淡泊なんだな、とは思いました。ただ父親が電気按摩を買っていました。電気按摩はマッサージ器具なのでマッサージ器具として買ったのかも知れませんね。わたくしの電気按摩に対するイメージが卑猥なだけで。だって普通に電気屋に売っていて、家族の目に留まるところに置いてありましたからね。電気按摩がどのように世間的に見られるのかということが分かっていない父親というのも若干、こう、大丈夫か…?という気はしますけれども。とはいえ変わらず、わたくしの親って性に淡泊なんだなという印象はそのまま。誕生日を公開する、わたくしという存在を見せるということは親に対するセクハラですね。大体の仕込み日が割れてしまいますからね。かくいうわたくしは3週間遅れで生まれているですけれども大体割り出せますからね。おそろしいですね。あと絶対この記事だけは親に見せられないな、と思いましたね。


 それから裏設定ですが麦也の父親は息子を愛せないから自殺しました。このあたりが非常にぼけているので。愛せないということに対する後ろめたさは己にくるものなんですよ、多分。憎んではいないし嫌いでもない。ただ漠然と「愛せない」という印象に縛られてしまったんですね。愛せないなら愛せないでもいいのでしょうが愛せたほうがきっと幸せだから…なんて淡い希望を持ったら行き着くところは己に対する不信感だったのでしょうね、知らんけど。
 

2020.8.22
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