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セレブな裸体⑮
しおりを挟む「美咲さんは全然、おばさんじゃありませんよ。こんなにキレイで、セクシーで、とっても魅力的なのに。お願いですから、自分を貶めるようなことは仰らないでください」
美咲さんは2、3回慌しく瞬きをした。
「ありがとう、シュウくん」驚いたことに、目尻に涙の珠を浮かべた。
「美咲さん?」
美咲さんが勢いよく、僕にしがみついてきた。僕は彼女の涙を舌先で舐めとる。
「わかった。二度と言わない。シュウくんに約束する」美咲さんが泣き笑いの表情で続ける。「あのね、この前、笑っちゃうようなことがあったの。デリケートなところの毛に、初めて白髪を一本見つけたのよ。びっくりしてすぐ抜いちゃったけど、あれはすごくショックだったなぁ。自分の身体に〈もう若くないんだよ〉って言われたみたいで」
「何を言っているんですか。美咲さんが若くないなんて、そんなことを言ったら、世の中の女性の大半が怒りますよ。白髪が一本なんて、むしろ可愛いじゃないですか」
僕は冗談めかして、彼女の股間を覗き込む振りをした。
「ちょっとやめて。恥ずかしいから」美咲さんは両手で隠してしまう。
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