夢みる乙女の5K仕事 ~ミルコのテレビ日記~
こんなはずではなかった。ミルコは何度も後悔した。彼女がなりたかったのは、テレビドラマのシナリオライターだ。先輩から紹介された仕事は、夢をかなえるための早道と言われたのだが、まんまとだまされた。その仕事はリサーチャーという。テレビ番組を制作するための情報収集という仕事で、過酷で知られるADと肩を並べる5K仕事だったのだ。
あなたにおすすめの小説
おしゃべり本屋のお人柄
流音あい
ライト文芸
話好きな店主がいる本屋さんと、そこを訪れる客との交流のお話。静かに選びたい人もいる中で、おしゃべり好きな本屋の店主は疎まれることもしばしば。しゃべり過ぎる自覚がある店主は、大好きなおしゃべりを控えようとするが……。
1、おしゃべりな店主
2、アドバイスは適切に
3、あるまじきこと
4、贖罪、進展、再構築
5、おしゃべり本屋の噂の実態
6、おしゃべり店主のご紹介
僕とメロス
廃墟文藝部
ライト文芸
「昔、僕の友達に、メロスにそっくりの男がいた。本名は、あえて語らないでおこう。この平成の世に生まれた彼は、時代にそぐわない理想論と正義を語り、その言葉に負けない行動力と志を持ち合わせていた。そこからついたあだ名がメロス。しかしその名は、単なるあだ名ではなく、まさしく彼そのものを表す名前であった」
二年前にこの世を去った僕の親友メロス。
死んだはずの彼から手紙が届いたところから物語は始まる。
手紙の差出人をつきとめるために、僕は、二年前……メロスと共にやっていた映像団体の仲間たちと再会する。料理人の麻子。写真家の悠香。作曲家の樹。そして画家で、当時メロスと交際していた少女、絆。
奇数章で現在、偶数章で過去の話が並行して描かれる全九章の長編小説。
さて、どうしてメロスは死んだのか?
いのちうるはて、あかいすなはま。
緑茶
ライト文芸
近い未来、「いのち」は、売りに出されるようになっていた。それも、正式な政府のシステムとして。
市役所に勤務する「僕」は、日々その手続きに追われている。
病に伏している恋人。繰り返される「命の値段」についての問い。ふたつに板挟みになった「僕」は
苦悩し、精神をすり減らしていく。
彷徨の果て、「僕」が辿り着いたこたえとは――。
琥珀色の日々
深水千世
ライト文芸
北海道のバー『琥珀亭』に毎晩通う常連客・お凛さん。
彼女と琥珀亭に集う人々とのひとときの物語。
『今夜も琥珀亭で』の続編となりますが、今作だけでもお楽しみいただけます。
カクヨムと小説家になろうでも公開中です。
8月をゼリーに閉じこめる、私たちは旅に出る
杉背よい
ライト文芸
母親が亡くなり、途方に暮れている女子高生、美里の前に音信不通だったハツミ叔母さんとその息子・影広が訪ねてきた。季節はちょうど夏休み。美里は戸惑いながらも叔母さんに押し切られ、一緒にひと夏を過ごすことになる。「美里ちゃん、お母さんの幽霊に会いに行こうよ」──叔母さんの声に導かれ、美里たちは旅に出る。
宇宙に恋する夏休み
桜井 うどん
ライト文芸
大人の生活に疲れたみさきは、街の片隅でポストカードを売る奇妙な女の子、日向に出会う。
最初は日向の無邪気さに心のざわめき、居心地の悪さを覚えていたみさきだが、日向のストレートな好意に、いつしか心を開いていく。
二人を繋ぐのは夏の空。
ライト文芸賞に応募しています。
Scissors link(シザーリンク)
伽藍 瑠為
青春
主人公、神鳥 切(コウドリ セツ)は過去の惨劇から美容師になる事を決意した。
そして、美容師になる為に通う学園はカットバトルが有名な名門だった。
全国大会センシビリティへ向け始まったバトル祭で様々な強敵とバトルをし、挫折や苦難を友情と努力で乗り越え、過去からの因果の渦に抗い全国大会へ向け進む物語。
壮絶なバトルあり、友情あり、涙あり、感動ありの美容師小説。