2100年を終わらせるな

ナマケモノ

文字の大きさ
上 下
25 / 30

第25話

しおりを挟む
A-100を破壊すること。 これが俺たちのやること。
 未来へ行く。
 工作員からは小型爆弾を渡される。
 エックス研究所を通るときにも工作員は細工をしてくれる。
 難なく通れた。
 人はいない。 データベースにアクセスするとどこかに研修しているそうだ。
 安堵した。 爆弾で誰かがケガをするのは気がひける。
 アンと最上階へ向かう。
 エレベーターは社員証がないため使えなかった。 選択として階段をのぼるしかない。
 途中でロボットにすれ違ったが、反応しない。 爆弾を認識していないようだ。
 プロミングされていないのか。
 A-100は何百、何千と並んでいる。
 まだ、動いていない。
 小型爆弾を仕掛けていく。
 ガムくらいのサイズのをA-100のボディにつけていく。
 1個で5体破壊できるようになっている。
 間隔を開けて、つけていく。
 1時間くらいで終えた。
 誰も人が来ていない。 奇跡だ。
 俺とアンは急いで1階へ下りる。
 1階へ下りたら、ボタンを押す。
 エックス研究所内で爆発音が鳴り響く。
 また、警報がなる。
 出入口から出る。 ロボットたちは最上階に向かっているようだ。
 最上階のガラスは割れている。
 警報の音が外まで聞こえる。
 確認するために小型ロボットを飛ばす。
 現場はどうなっているか見てみた。
 全部、粉々になっている。
 工作員はA-100に関連するデータは消したと連絡があった。
 もう、エックス研究所には用はないだろう。
 元の時代へと戻る。 その日は今までなかった雰囲気だった。
 お祝いムードだ。
 一歩前進した。 疲れていた俺は誰とも絡まずに眠る。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件

フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。 寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。 プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い? そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない! スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

13歳女子は男友達のためヌードモデルになる

矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

処理中です...