23 / 30
第23話
しおりを挟む
反論はしなかった。 俺がやったことが何かが変わったんだ。
ジョン博士がいる。 どういうことだ。
ここには戻れないはずだ。
反対になっているのか。
ジョン博士の立場の人が誰かに変わっている。 誰なんだ。
「ジョン博士、ロッキー博士は?」
「うん? 何を言っているんだ? 君は… 私がロッキーだ。 ジョン博士なら2099年にいる。 意識が戻れないからね。 君はそういう冗談を言うような人ではないはずだ。 おかしいな。」
俺は返事をしない。
どうなっている。 眠る前の行動がここまで変えるのか。
変わりすぎている。 名前は変わっている。 ロッキー博士はジョン、ロッキーはジョンに変わってしまった。
覚えているのは俺だけだ。 行動をおこしたのは自分だけ。
ということは変わる前の記憶を持っているのは俺だけだ。
端末で検索をしないとまずい。
これ以上あれこれ聞くとおかしなやつになる。
他に変わっていることはないのか。
くそ! 2100年を迎えられないのか。
まだ努力しているじゃないか。
ボムを破壊した。 それで済んだはずだ。
何がいけないんだ。
最悪なことに12月の終わりごろだったのに3ヶ月早まっている。
9月の終わりごろになっている。
どうしてだ。 あの行動はいけなかったのか。
まだ何か解決策があるはずだ。
2099年ではボムは開発されていない。
何か他の危機が生まれたんだ。
それをつぶせば変わるはずだ。
俺は希望にすがるしかなかった。
情報を集めるしかない。
アンから聞くしかない。
「俺たちは止める方法を見つけられるのだろうか。」
「見つけるしかないわ。 あなたさっきの発言はおかしいわよ。 何かあったの?」
アンはじっとみつめる。
「何もない。 冗談でも言いたくなったんだ。」
「まぁ、いいわ。 ここのところ何も手がかりを得てなかったからね。 きっと希望はあるはず。」
ジョン博士がいる。 どういうことだ。
ここには戻れないはずだ。
反対になっているのか。
ジョン博士の立場の人が誰かに変わっている。 誰なんだ。
「ジョン博士、ロッキー博士は?」
「うん? 何を言っているんだ? 君は… 私がロッキーだ。 ジョン博士なら2099年にいる。 意識が戻れないからね。 君はそういう冗談を言うような人ではないはずだ。 おかしいな。」
俺は返事をしない。
どうなっている。 眠る前の行動がここまで変えるのか。
変わりすぎている。 名前は変わっている。 ロッキー博士はジョン、ロッキーはジョンに変わってしまった。
覚えているのは俺だけだ。 行動をおこしたのは自分だけ。
ということは変わる前の記憶を持っているのは俺だけだ。
端末で検索をしないとまずい。
これ以上あれこれ聞くとおかしなやつになる。
他に変わっていることはないのか。
くそ! 2100年を迎えられないのか。
まだ努力しているじゃないか。
ボムを破壊した。 それで済んだはずだ。
何がいけないんだ。
最悪なことに12月の終わりごろだったのに3ヶ月早まっている。
9月の終わりごろになっている。
どうしてだ。 あの行動はいけなかったのか。
まだ何か解決策があるはずだ。
2099年ではボムは開発されていない。
何か他の危機が生まれたんだ。
それをつぶせば変わるはずだ。
俺は希望にすがるしかなかった。
情報を集めるしかない。
アンから聞くしかない。
「俺たちは止める方法を見つけられるのだろうか。」
「見つけるしかないわ。 あなたさっきの発言はおかしいわよ。 何かあったの?」
アンはじっとみつめる。
「何もない。 冗談でも言いたくなったんだ。」
「まぁ、いいわ。 ここのところ何も手がかりを得てなかったからね。 きっと希望はあるはず。」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
人工子宮
木森木林(きもりきりん)
SF
この小説は、産婦人科専門医・生殖医療専門医でもある筆者が、人工知能マッチングや人工子宮という架空設定を持ち込んでいますが、現在の産婦人科医療や不妊治療をベースに書きました。
昨今、結婚されない人も増え、また男女とも結婚が遅くなり、挙児を希望しても妊娠しにくいカップルも5組に1組と増えています。
妊娠しにくい原因は色々と考えられますが、「女性加齢」も原因になり、35歳くらいから妊娠率は低下し、流産率が上昇します。これは卵子数の減少と質的低下によるものと考えられます。
体外受精など生殖補助医療による出生児は29216万9797人であり、国内総出生児に対する割合は8.6%(11.6人に1人)になっています。
もちろん「妊娠出産しなければならない」ことはないのですが、「妊娠出産しやすい」「子育てしやすい」環境に向け、私達はどうしたらよいのでしょう?まずは、妊娠出産、不妊治療のことを知っていただきたいと書きました。
挿し絵は医学生時代からの友人「kinZoさん」が描いてくれました。ありがとう!
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる