僕の恋、兄の愛。

side 優介

誕生日の前日。※

明日は健介の誕生日。

今日の優介は通常勤務、もちろん明日、明後日は休みだ。

健介には、今日の優介は朝から学会の為に県外に出張していて、帰宅は明日の夕方という事になっている。

実際は通常勤務なので夕方６時には家に帰り着ける。

でも今日は残業して夜9時位を狙って帰る事にしている。

まずは、普段の出張の時と同じように夜８時に健介に連絡を入れる。

「もしもし健介。ちゃんと留守番できてる？一人だからって宿題サボっちゃダメだよ。ご飯は食べたかい？
家を空けてすまないね。何かお土産買っていくよ。どうせ学会名目の観光みたいなもんだから。
うん。明日の夕方には帰れるよ。夕ご飯は家で食べられる。休みの日なのに申し訳ないけど、健介にお願いするよ。
チョコケーキだね。分かった。うん。おやすみ。」

素直な健介は優介のことを疑ってない。

さて、いつ我が家に忍び込もうかえろうか。




毎週金曜は優介による健介の為の時間だ。

健介と秘密のお勉強かいはつをしているのだ。

ソレは優介が大学1年の時から変わらない。

ゆっくりゆっくり、時間をかけて健介の体を開いてきた。

健介はそれを知らないが。


そして今日も同じ金曜である。

健介が、外で他の人と、なんて絶対に許さない。

健介の自慰は優介が出張で外泊する金曜・・が多い。

健介のルーティーンは分かっている。

お風呂場で体とウシロを綺麗にして解す。

準備段階で感じすぎるから、優介の部屋までの廊下はフラフラ歩いて移動する。

自慰の本番は優介の部屋で。

健介のために優介が厳選した文房具・・・も自慰用に使ってくれている。

ちゃんと使い方が分かって偉いよ、健。

健介を傷付けないように、、健介が十分満足できるように、優介が時間をかけて選んだかいがあった。

普段から優介の部屋にその文房具・・・・・を隠しているのも可愛い。

たまに拾ったふりをして渡すと嬉しそうに受け取る。

俺のことが好きでたまらないんだね。いい子だ。健。

普段の健介の自慰全ては、家中の隠しカメラで録画して出張後に書斎で堪能する。

が、今日は違う。

全部見ててあげるからね。

シャワーの音を確認し、家にコッソリと帰宅した。

バレないように優介の書斎に滑り込む。

普段はしっかり施錠してるし、健介には『重要な資料を保管してあるから何があっても入ってはいけない』と言い含めてある。

素直な健介は優介の書斎には近づかない。

現場ウチに居ると意外と見えないもんだな。
今見つかるわけにいかないから、映像は隠しカメラで見るか。

リアルタイムの映像と音声。

生声は小さく聞こえる。

偉いね、健。お風呂場で上手に準備できてるよ。

脱衣所では体を震わせながらバスタオルで拭いている。

バスタオルは健介専用、普段は優しく健介を包むし、敏感な時には感じるところを撫でるように刺激する一品だ。

もちろん優介が探し出して買い与えた。

そのバスタオル感じるもんね。頑張れ。

いつも通り、廊下をフラフラと歩いて優介の寝室に入る。

優介の寝室は、施錠はしない。

いつも開いている。

表向きは、健介が掃除したり、用事のためにいつ入ってもいいから、だ。

俺の部屋でするのが好きなんだよね。健は。転ばないように気を付けて。気持ちいいのの本番は、もうすぐだよ。頑張れ。

そこから暫くは書斎で健介の痴態の映像を楽しむ。

ソロソロ、自慰に夢中になって周りが見えなくなってる頃だな。

優介はゆっくりと立ち上がり書斎から出て自室へ入っいった。

健介は夢中で気付かない。

ペンでグチュグチュとウシロをかき回している。

可愛い。健。兄ちゃんが近くで見ててあげるからね。