19 / 53
シャワーと指で
しおりを挟む
「とりあえず、これ…流さないと」
私はべとべとになった身体をシャワーで洗い流す事にした。
一人でシャワーを浴びていると「冴子さん」という声がしていきなり裸の晴香ちゃんが飛び込んでくる。
「ちょっと、どうしたの?」
「冴子さん」
晴香ちゃんが背後から抱き付いてくる。私はよろけそうになりながらもなんとか持ちこたえた。
背中に当たる晴香ちゃんの胸は薄い。身体に回された腕も細いが、その割に力は強い気がした。
「冴子さんの事、気持ちよくしてあげたくて」
そう言いながら、晴香ちゃんはまだローションの残る私の身体を後ろからがっちり抱きしめつつ、白くて細い指を私の秘部に滑らせてきた。
まだかなりぬめりが残る秘部に、なんの躊躇も前置きもなく、いきなり指を挿入してくる。
晴香ちゃんは今日初めて他者の秘部を触っているはずなのに、そうは思えないほど、スムーズに指を差し込むべき場所にたどり着いている。
たった一回、しかも私が自分で指を挿入する所を見ただけで、そこまで理解できているのか。
「う、ん…ふ」
「冴子さん、エッチな声が出てる」
私の秘部に沈めた指が軽く前後に動く。
「…だってぇ、ん…あん」
思わず甘い声が漏れてしまう。
後ろから回された晴香ちゃんの細い腕から伸びる手が、私の脚の間に埋まっている、そして手首から先がわずかに動いている様を見ているだけで、ものすごくいけない事をしているようで興奮した。
私の目では見えない指先の動きは、身体の内側で生々しくとらえる事ができる。
器用に、いやらしく動く指とは異なり、首の辺りからは晴香ちゃんの無邪気な、試すような声が聞こえてくる。
「…気持ちいいですか?」
「うん…やぁ…っ、はん…そこっ…」
晴香ちゃんの指は細くて長い。その分私の内側をピンポイントで刺激する事ができるのだ。
その指先が、確実に私の感じる部分を、適度な力で刺激する。決して大きな動きではない。
「冴子さん、ココでしょ…?」
手首を返して指の腹で私のお腹側の内壁が擦られる。
何故、という事を考えるより前に適格すぎる動きに私は崩れそうになった。
「そこ、だめ…っ…あ、あんっ…」
「冴子さん、ちゃんと立たないと」
晴香ちゃんは腕でしっかりと私の身体を支えてくれる。
だが言葉とは裏腹に、内壁を擦る指の動きはますますいやらしくなった。
「晴香、ちゃん…っ、あぁん…や…もう…」
我ながらかなり大きな声で喘いでしまった。
「良かった、本当は外のジャグジーに入ってもらって、そこで襲うつもりでしたが、こっちの方が心おきなく声を出せますね」
「ちょ…っぁ、ん…」
私の手から力が抜けて、握っていたシャワーヘッドが落ちていく。
晴香ちゃんは器用にそれを拾って私の身体にお湯をかけてくれた。
だが執拗に乳首や股間などに水圧がかかるように当ててくるので、私はますます気持ちよくなってしまう。
「はぁ……」
お湯の温かさと、晴香ちゃんの繊細かつ的確な指使いにうっとりとしてしまう。
「冴子さん…これ、気持ちいいですか」
「うん…気持ちいい…もっとして…あんっ」
「…わかりました」
晴香ちゃんはシャワーヘッドを私の股間に押し当てながら、空いた手の指先では内壁を繰り返し擦っていく。
動きとしては単調なのに、それだけで私は大声で喘ぎ続けてしまった。
「あぁ、気持ちいいぃ……凄、中…いい…」
「冴子さん…綺麗です、すごく…いやらしくて」
「…ね、ずっと、そうしてて、晴香ちゃん…あぅ…んふ…」
「はい、冴子さんのイク所、もっと見せてください」
晴香ちゃんの返事は真面目な口調だが、指先はひたすらいやらしく私の内部を擦り、掌では萌芽を軽く圧迫してくる。
「あ、い…っちゃう…あぁっ…!」
私の身体から力が抜けても、晴香ちゃんはそれを支えてくれた。
そしてゆっくりとバスタブに私を誘導する。
今度は位置を入れ替えて、私が晴香ちゃんの背後から抱きすくめるような形で湯船に二人で浸かった。
さっきはいきなり後ろから抱き付かれたのでよくわからなかったが、晴香ちゃんは長い銀髪をヘアクリップでまとめてアップにしていた。
耳も小さく、首も、肩も、二の腕も細い。
私は、湯船の中で晴香ちゃんの身体のラインを確かめるように、背中や腰のあたりを撫でた。
肌には張りがあり、もう少し柔らかいぐらいでも良いかもしれないと思えた。
でもそれは彼女の19歳という年齢を考えれば当然だし、誰彼構わず身体を触らせていない事の証でもある。
私はまず晴香ちゃんの耳たぶに軽く唇を付けた。少し水音を立てるように舐めて、晴香ちゃんをいやらしく煽ってみる。
「…っ、音が…」
「興奮するでしょ」
舌を耳の穴にねじ込むような事は避け、あくまでも音で興奮させるように、軽く耳に唇や舌を触れさせながら、主に口の中や舌先を使って水音を立てた。
晴香ちゃんの身体からこわばりが抜けてきた感じがあり、私はそっと晴香ちゃんの小ぶりな胸を両手で包んでみる。
「冴子さん…嬉しい」
晴香ちゃんは振り返る事なく、でも目を合わせないからこそ、喜びを明確な言葉で伝えようとしているのがわかる。
「うん…」
私は、返事のような、悶え声のような息を漏らしながら、晴香ちゃんの耳たぶから首筋へと唇を這わせていった。
指先に当たる晴香ちゃんの乳首はすごく小さい。そしてまだ硬い乳房とは違って先端に近い所の皮膚は薄く柔らかかった。私が刺激するので乳首だけがぴんと立っている感じだ。
胸を少し強めに揉むと、晴香ちゃんは再び身体をこわばらせた。
思わず、首筋に噛みつきたくなったが、よくよく考えると晴香ちゃんにはモデル業がある。さすがに噛み跡はまずいか、と思い直して噛むのは諦めた。
その代わり、白く弾力のある肌の感触がとにかく楽しくて、跡を残さないように優しく、首筋や肩のいたる所にたくさんキスをした。
強めに揉んでいるうちに、晴香ちゃんの乳房も少し柔らかくなってくる。それに合わせて晴香ちゃんの漏らす吐息も、艶めかしいものに変化していった。
「んっ…はぁ…冴子さんっ…」
乳首をつまんでみると特に反応がいい。
「敏感なんだね」
「そんなこと…っ…あぁ…」
「そんな事あるでしょ」
「冴子さん、胸…おっきいですね」
ああ、と私はようやく晴香ちゃんが何を気にしているのか理解した。彼女の背中に私の胸が押し付けられているから、それの事を言っているのだとわかる。
「硬さが違うでしょ」
「…はい」
よくわかるように一旦胸を離して再び押し付ける。
「揉まれると、柔らかくなるんだよ」
「そうなんですか、だからさっきから…」
「そう」
そして強弱をつけながら私は晴香ちゃんの小ぶりな胸をひとしきり揉んだ。
勿論時折乳首をつまんで晴香ちゃんの反応を楽しんだり、白いうなじをついばんだりしながら。
「あ、あ……ふぅ…ん」
晴香ちゃんの漏らす息から、「欲しい」という色がにじんできた。
処女の晴香ちゃんの秘部に、無遠慮に指を突っ込むのは申し訳ない気がして、私の指は花弁や薄い繁み、入り口のあたりをちょろちょろと弄る程度に動いている。
「晴香ちゃんの身体も、本当に綺麗だね」
「そうですか…」
「うん」
先ほどの口淫や、今の愛撫のおかげか、なんとなく徐々に晴香ちゃんの秘部は開いていっているように思われた。
「中…ちょっとだけ触っても平気?」
晴香ちゃんが静かに頷く。私は「こっち向いて」と晴香ちゃんを振り向かせてキスをしながら、少しずつ、指先を秘部の入り口に沿わせていった。
お湯の力も借りて、徐々に入口からほぐしていく。
晴香ちゃんは張りつめたような表情を見せていたが、苦痛という事ではなさそうだった。
「何か、変な感じです…」
入口から少しだけ指先を沈めて内側をほぐしていると、晴香ちゃんはなぜ気持ちよくならないのか不思議という様子で言う。
「中は、いっぱい擦らないと、なかなか気持ちよくなれないから…いい年してても中で感じないって人もたくさんいるし」
「そうなんですか?」
「そうだよ」
話ながら少しずつだが指を奥へと進めていく。
いけそうだ、と思ったのでそのまま真っすぐに指を一番深くまで差し込んだ。動かさなければ痛みはないだろう。
晴香ちゃんが一瞬「んっ」と小さくうめいたが、痛いとかそういう事ではないようだ。
「ねえ晴香ちゃん、指全部入っちゃったよ?」
「…え」
「ほら」
中がきついのであまり動かせないが、指先がどこにあるのかわからせるために、根本から指を回すように動かした。
「…ね?」
「はい…」
「痛くない?」
「痛くはないです、何か詰まってる感じがするだけで」
なんとなくその先もいけそうな気がして、沈めた指をストロークさせ始める。
すると晴香ちゃんは「ひゃ」という悲鳴にも似た小さな声をあげた。
「…痛い?それとも気持ち悪いかな」
「そんなこと、ないです」
「…じゃあ、これと、こっち触るからね」
「はい…あ…ん…っ」
秘部に突っ込んだ指をストロークさせながら、おそらく普段から弄っているであろう萌芽を軽くしごいて、慣れた快感をセットにする。
「あ、あ…んっ…冴子さん…あん」
「可愛い」
「あ…っ…変な感じ…します…」
「うん」
ストロークを徐々に速くしながら、萌芽も少し強めにしごく。
そうすると晴香ちゃんは「っあ…」と声ともつかない声を上げて果ててしまったようだった。
それと同時に指を差し込んだ所から、ぬるついたものが溢れてくる感覚があった。
「はぁ、はぁ」
「…大丈夫?」
「のぼせちゃいそうです」
私たちは今度こそ真面目に身体を洗い流して、残りの時間はまったりと休む事にした。
「冴子さん、ほんとに…私とこんな事しちゃって、良かったんですか」
晴香ちゃんはまだ気にしているようだ。
「…晴香ちゃんとのエッチが良かったかどうかで言うと、良かった」
「そういう意味じゃないですよ」
わかりやすくはぐらかしてしまった感はあるが、本当に晴香ちゃんとこんな事ができたのはラッキーだったと、内心思っている。
真面目に好意を持たれているのをいい事に、晴香ちゃんの身体で遊んでしまったという罪悪感はあるのだが、それでも晴香ちゃんの本気の探求心に応えた事は、間違いだとは思っていない。
「…いいんだよ、気にしなくて」
「…はい」
その跡はぽつぽつと話をしながら時間が過ぎていき、部屋を出なければならないタイムリミットで私たちは別れた。
「…冴子さん、私、本当に嬉しかったです。遊びでもなんでも私には、冴子さんがどう思っていても関係ないです」
それを聞いた瞬間、私は美咲さんと初めて会ったあの日、こんなに素直に気持ちを伝えていただろうか、という思いにとらわれる。
あの時は、恥ずかしくて自分をずっと隠していたように思う。
身体に触れられてようやく隠し切れなくなってタガが外れてしまった記憶しかない。
少しだけ自分が情けなくなった。
それでも温かく触れてくれる美咲さんを、なんて優しい人なんだろうと改めて思った。
晴香ちゃんはなんだかよろよろしながらも「大丈夫です」と言って家に帰った。
私の手元には、晴香ちゃんが選んでくれた水着と、ベビードールが残っている。
帰宅し一人であれこれと考え事にふけっていると、やはり晴香ちゃんにはやられる側よりやる側の方がはまっていると確信した。
以前美咲さんが言葉では言っていた「リモコンローター」、あれを私が装着してリモコンを晴香ちゃんに預けたら、どうなるだろう。
そういう道具も、晴香ちゃんなら恐ろしく的確に操れるに違いないと思う。
…今日は晴香ちゃんにあんなに触れてしまったから、頭の中は晴香ちゃんでいっぱいだ。
「お姉さま」
たった二日前にもあんなに激しく交わったのに、また美咲さんに会いたくなる。
またあの声を聞きたい。
そして、今日晴香ちゃんが言っていたように、美咲さんが私を独占するために跡を残して他人を牽制までしているのだとしたら、美咲さんも我慢しているという事なのだろうか。
身分が違い過ぎるので真面目に考えた事さえなかった。
でも私はもっともっと美咲さんのそばに行かなければいけないのかもしれない。
「お姉さま…来て」
さっき晴香ちゃんの細い指でかき回されたその場所に、今は美咲さんの「あれ」を打ち込まれる事を想像してまた濡らしている。
「お姉さま…お姉さまぁ…」
何度もその言葉を口にしながら、また私は自分を慰めた。
私はべとべとになった身体をシャワーで洗い流す事にした。
一人でシャワーを浴びていると「冴子さん」という声がしていきなり裸の晴香ちゃんが飛び込んでくる。
「ちょっと、どうしたの?」
「冴子さん」
晴香ちゃんが背後から抱き付いてくる。私はよろけそうになりながらもなんとか持ちこたえた。
背中に当たる晴香ちゃんの胸は薄い。身体に回された腕も細いが、その割に力は強い気がした。
「冴子さんの事、気持ちよくしてあげたくて」
そう言いながら、晴香ちゃんはまだローションの残る私の身体を後ろからがっちり抱きしめつつ、白くて細い指を私の秘部に滑らせてきた。
まだかなりぬめりが残る秘部に、なんの躊躇も前置きもなく、いきなり指を挿入してくる。
晴香ちゃんは今日初めて他者の秘部を触っているはずなのに、そうは思えないほど、スムーズに指を差し込むべき場所にたどり着いている。
たった一回、しかも私が自分で指を挿入する所を見ただけで、そこまで理解できているのか。
「う、ん…ふ」
「冴子さん、エッチな声が出てる」
私の秘部に沈めた指が軽く前後に動く。
「…だってぇ、ん…あん」
思わず甘い声が漏れてしまう。
後ろから回された晴香ちゃんの細い腕から伸びる手が、私の脚の間に埋まっている、そして手首から先がわずかに動いている様を見ているだけで、ものすごくいけない事をしているようで興奮した。
私の目では見えない指先の動きは、身体の内側で生々しくとらえる事ができる。
器用に、いやらしく動く指とは異なり、首の辺りからは晴香ちゃんの無邪気な、試すような声が聞こえてくる。
「…気持ちいいですか?」
「うん…やぁ…っ、はん…そこっ…」
晴香ちゃんの指は細くて長い。その分私の内側をピンポイントで刺激する事ができるのだ。
その指先が、確実に私の感じる部分を、適度な力で刺激する。決して大きな動きではない。
「冴子さん、ココでしょ…?」
手首を返して指の腹で私のお腹側の内壁が擦られる。
何故、という事を考えるより前に適格すぎる動きに私は崩れそうになった。
「そこ、だめ…っ…あ、あんっ…」
「冴子さん、ちゃんと立たないと」
晴香ちゃんは腕でしっかりと私の身体を支えてくれる。
だが言葉とは裏腹に、内壁を擦る指の動きはますますいやらしくなった。
「晴香、ちゃん…っ、あぁん…や…もう…」
我ながらかなり大きな声で喘いでしまった。
「良かった、本当は外のジャグジーに入ってもらって、そこで襲うつもりでしたが、こっちの方が心おきなく声を出せますね」
「ちょ…っぁ、ん…」
私の手から力が抜けて、握っていたシャワーヘッドが落ちていく。
晴香ちゃんは器用にそれを拾って私の身体にお湯をかけてくれた。
だが執拗に乳首や股間などに水圧がかかるように当ててくるので、私はますます気持ちよくなってしまう。
「はぁ……」
お湯の温かさと、晴香ちゃんの繊細かつ的確な指使いにうっとりとしてしまう。
「冴子さん…これ、気持ちいいですか」
「うん…気持ちいい…もっとして…あんっ」
「…わかりました」
晴香ちゃんはシャワーヘッドを私の股間に押し当てながら、空いた手の指先では内壁を繰り返し擦っていく。
動きとしては単調なのに、それだけで私は大声で喘ぎ続けてしまった。
「あぁ、気持ちいいぃ……凄、中…いい…」
「冴子さん…綺麗です、すごく…いやらしくて」
「…ね、ずっと、そうしてて、晴香ちゃん…あぅ…んふ…」
「はい、冴子さんのイク所、もっと見せてください」
晴香ちゃんの返事は真面目な口調だが、指先はひたすらいやらしく私の内部を擦り、掌では萌芽を軽く圧迫してくる。
「あ、い…っちゃう…あぁっ…!」
私の身体から力が抜けても、晴香ちゃんはそれを支えてくれた。
そしてゆっくりとバスタブに私を誘導する。
今度は位置を入れ替えて、私が晴香ちゃんの背後から抱きすくめるような形で湯船に二人で浸かった。
さっきはいきなり後ろから抱き付かれたのでよくわからなかったが、晴香ちゃんは長い銀髪をヘアクリップでまとめてアップにしていた。
耳も小さく、首も、肩も、二の腕も細い。
私は、湯船の中で晴香ちゃんの身体のラインを確かめるように、背中や腰のあたりを撫でた。
肌には張りがあり、もう少し柔らかいぐらいでも良いかもしれないと思えた。
でもそれは彼女の19歳という年齢を考えれば当然だし、誰彼構わず身体を触らせていない事の証でもある。
私はまず晴香ちゃんの耳たぶに軽く唇を付けた。少し水音を立てるように舐めて、晴香ちゃんをいやらしく煽ってみる。
「…っ、音が…」
「興奮するでしょ」
舌を耳の穴にねじ込むような事は避け、あくまでも音で興奮させるように、軽く耳に唇や舌を触れさせながら、主に口の中や舌先を使って水音を立てた。
晴香ちゃんの身体からこわばりが抜けてきた感じがあり、私はそっと晴香ちゃんの小ぶりな胸を両手で包んでみる。
「冴子さん…嬉しい」
晴香ちゃんは振り返る事なく、でも目を合わせないからこそ、喜びを明確な言葉で伝えようとしているのがわかる。
「うん…」
私は、返事のような、悶え声のような息を漏らしながら、晴香ちゃんの耳たぶから首筋へと唇を這わせていった。
指先に当たる晴香ちゃんの乳首はすごく小さい。そしてまだ硬い乳房とは違って先端に近い所の皮膚は薄く柔らかかった。私が刺激するので乳首だけがぴんと立っている感じだ。
胸を少し強めに揉むと、晴香ちゃんは再び身体をこわばらせた。
思わず、首筋に噛みつきたくなったが、よくよく考えると晴香ちゃんにはモデル業がある。さすがに噛み跡はまずいか、と思い直して噛むのは諦めた。
その代わり、白く弾力のある肌の感触がとにかく楽しくて、跡を残さないように優しく、首筋や肩のいたる所にたくさんキスをした。
強めに揉んでいるうちに、晴香ちゃんの乳房も少し柔らかくなってくる。それに合わせて晴香ちゃんの漏らす吐息も、艶めかしいものに変化していった。
「んっ…はぁ…冴子さんっ…」
乳首をつまんでみると特に反応がいい。
「敏感なんだね」
「そんなこと…っ…あぁ…」
「そんな事あるでしょ」
「冴子さん、胸…おっきいですね」
ああ、と私はようやく晴香ちゃんが何を気にしているのか理解した。彼女の背中に私の胸が押し付けられているから、それの事を言っているのだとわかる。
「硬さが違うでしょ」
「…はい」
よくわかるように一旦胸を離して再び押し付ける。
「揉まれると、柔らかくなるんだよ」
「そうなんですか、だからさっきから…」
「そう」
そして強弱をつけながら私は晴香ちゃんの小ぶりな胸をひとしきり揉んだ。
勿論時折乳首をつまんで晴香ちゃんの反応を楽しんだり、白いうなじをついばんだりしながら。
「あ、あ……ふぅ…ん」
晴香ちゃんの漏らす息から、「欲しい」という色がにじんできた。
処女の晴香ちゃんの秘部に、無遠慮に指を突っ込むのは申し訳ない気がして、私の指は花弁や薄い繁み、入り口のあたりをちょろちょろと弄る程度に動いている。
「晴香ちゃんの身体も、本当に綺麗だね」
「そうですか…」
「うん」
先ほどの口淫や、今の愛撫のおかげか、なんとなく徐々に晴香ちゃんの秘部は開いていっているように思われた。
「中…ちょっとだけ触っても平気?」
晴香ちゃんが静かに頷く。私は「こっち向いて」と晴香ちゃんを振り向かせてキスをしながら、少しずつ、指先を秘部の入り口に沿わせていった。
お湯の力も借りて、徐々に入口からほぐしていく。
晴香ちゃんは張りつめたような表情を見せていたが、苦痛という事ではなさそうだった。
「何か、変な感じです…」
入口から少しだけ指先を沈めて内側をほぐしていると、晴香ちゃんはなぜ気持ちよくならないのか不思議という様子で言う。
「中は、いっぱい擦らないと、なかなか気持ちよくなれないから…いい年してても中で感じないって人もたくさんいるし」
「そうなんですか?」
「そうだよ」
話ながら少しずつだが指を奥へと進めていく。
いけそうだ、と思ったのでそのまま真っすぐに指を一番深くまで差し込んだ。動かさなければ痛みはないだろう。
晴香ちゃんが一瞬「んっ」と小さくうめいたが、痛いとかそういう事ではないようだ。
「ねえ晴香ちゃん、指全部入っちゃったよ?」
「…え」
「ほら」
中がきついのであまり動かせないが、指先がどこにあるのかわからせるために、根本から指を回すように動かした。
「…ね?」
「はい…」
「痛くない?」
「痛くはないです、何か詰まってる感じがするだけで」
なんとなくその先もいけそうな気がして、沈めた指をストロークさせ始める。
すると晴香ちゃんは「ひゃ」という悲鳴にも似た小さな声をあげた。
「…痛い?それとも気持ち悪いかな」
「そんなこと、ないです」
「…じゃあ、これと、こっち触るからね」
「はい…あ…ん…っ」
秘部に突っ込んだ指をストロークさせながら、おそらく普段から弄っているであろう萌芽を軽くしごいて、慣れた快感をセットにする。
「あ、あ…んっ…冴子さん…あん」
「可愛い」
「あ…っ…変な感じ…します…」
「うん」
ストロークを徐々に速くしながら、萌芽も少し強めにしごく。
そうすると晴香ちゃんは「っあ…」と声ともつかない声を上げて果ててしまったようだった。
それと同時に指を差し込んだ所から、ぬるついたものが溢れてくる感覚があった。
「はぁ、はぁ」
「…大丈夫?」
「のぼせちゃいそうです」
私たちは今度こそ真面目に身体を洗い流して、残りの時間はまったりと休む事にした。
「冴子さん、ほんとに…私とこんな事しちゃって、良かったんですか」
晴香ちゃんはまだ気にしているようだ。
「…晴香ちゃんとのエッチが良かったかどうかで言うと、良かった」
「そういう意味じゃないですよ」
わかりやすくはぐらかしてしまった感はあるが、本当に晴香ちゃんとこんな事ができたのはラッキーだったと、内心思っている。
真面目に好意を持たれているのをいい事に、晴香ちゃんの身体で遊んでしまったという罪悪感はあるのだが、それでも晴香ちゃんの本気の探求心に応えた事は、間違いだとは思っていない。
「…いいんだよ、気にしなくて」
「…はい」
その跡はぽつぽつと話をしながら時間が過ぎていき、部屋を出なければならないタイムリミットで私たちは別れた。
「…冴子さん、私、本当に嬉しかったです。遊びでもなんでも私には、冴子さんがどう思っていても関係ないです」
それを聞いた瞬間、私は美咲さんと初めて会ったあの日、こんなに素直に気持ちを伝えていただろうか、という思いにとらわれる。
あの時は、恥ずかしくて自分をずっと隠していたように思う。
身体に触れられてようやく隠し切れなくなってタガが外れてしまった記憶しかない。
少しだけ自分が情けなくなった。
それでも温かく触れてくれる美咲さんを、なんて優しい人なんだろうと改めて思った。
晴香ちゃんはなんだかよろよろしながらも「大丈夫です」と言って家に帰った。
私の手元には、晴香ちゃんが選んでくれた水着と、ベビードールが残っている。
帰宅し一人であれこれと考え事にふけっていると、やはり晴香ちゃんにはやられる側よりやる側の方がはまっていると確信した。
以前美咲さんが言葉では言っていた「リモコンローター」、あれを私が装着してリモコンを晴香ちゃんに預けたら、どうなるだろう。
そういう道具も、晴香ちゃんなら恐ろしく的確に操れるに違いないと思う。
…今日は晴香ちゃんにあんなに触れてしまったから、頭の中は晴香ちゃんでいっぱいだ。
「お姉さま」
たった二日前にもあんなに激しく交わったのに、また美咲さんに会いたくなる。
またあの声を聞きたい。
そして、今日晴香ちゃんが言っていたように、美咲さんが私を独占するために跡を残して他人を牽制までしているのだとしたら、美咲さんも我慢しているという事なのだろうか。
身分が違い過ぎるので真面目に考えた事さえなかった。
でも私はもっともっと美咲さんのそばに行かなければいけないのかもしれない。
「お姉さま…来て」
さっき晴香ちゃんの細い指でかき回されたその場所に、今は美咲さんの「あれ」を打ち込まれる事を想像してまた濡らしている。
「お姉さま…お姉さまぁ…」
何度もその言葉を口にしながら、また私は自分を慰めた。
0
お気に入りに追加
403
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
[恥辱]りみの強制おむつ生活
rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。
保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
お嬢様、お仕置の時間です。
moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。
両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。
私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。
私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。
両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。
新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。
私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。
海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。
しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。
海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。
しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。
3年振りに帰ってきた地元で幼馴染が女の子とエッチしていた
ねんごろ
恋愛
3年ぶりに帰ってきた地元は、何かが違っていた。
俺が変わったのか……
地元が変わったのか……
主人公は倒錯した日常を過ごすことになる。
※他Web小説サイトで連載していた作品です
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる