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逆転劇

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『ピー』

『ガチャ』

それは複合機がファックスを受信する音だった。私はびっくりして顔を離そうとしたが、逆に美咲さんの腕が私の首に巻きついてきて、身動きが取れない。

そして美咲さんはますます深く舌を絡ませてくる。そんな物音は気にするな、とばかりに貪るようなキスを繰り返した。

「んっ……」

少し顔が離れたかな、と思うと美咲さんは蜜で濡れた二本の指を私の口に差し込んでしゃぶらせた。わざとズボズボと出し入れをして、他の行為を連想させるように動かす。
私は舌を出して美咲さんの指の間まで嘗め回す。すると美咲さんは少し興奮したような表情を見せた。

「…もっと、冴子に触りたい」

口から指が抜かれたので、私はその指と美咲さんの顔を見つめた。
やっぱり綺麗な指だな、と思う。その指を私の蜜で汚し、私の舌で舐めまわした。美咲さんが望むのであればいくらでも触って欲しい。

すると急にいつもの声色に戻って美咲さんが呟く。

「…そう言えば、タイムカードは切ってるのよね?」
「はい」
「なら良かった」

急に何を言い出すのかと思えばそんな事かと思うと、なんだか可笑しくなってしまう。私は笑いを噛み殺した。

「さっきの所までは業務で良かったんですか」
「そうね、業務として呼び出したし」
「じゃあ…切らない方が良かったかもしれませんね」

そんな風にわざと美咲さんを困らせるように尋ねると、「こんな軽率な部長はダメね」と自虐的に言われてしまった。

「でも、私は企画部の方々が羨ましいです、毎日こうしてお姉さまと一緒にいられて」
「一緒にいるけど、こういう事はしてないからね」
「はい」

「普通の話になると調子が狂っちゃうなあ」
「どうしてですか」

「冴子が自分の部下だったら、毎日リモコンローターだよ?それで企画書作りを命じて、勤務が終わったら人気のない所へ連れ込んでいたずらしちゃうかも」
「……」
「ほんと困った上司だよね」

そんな軽口を叩いているけれど、私たちは恋人同士のように顔を近づけて見つめ合っている。

「じゃもうちょっとだけ付き合って」
「もちろんです」

乱れた衣服を整えてフロアの一番奥にある会議室へと私たちは移動した。初めてこの階へ来た時に通されたのとは別の部屋だ。

「ここなら、ちょっとぐらい大きな声を出しても平気だから」

そこは広めの応接室のようだった。革張りのソファセットとローテーブルがあり、プレゼンテーションもできるように大型のディスプレイが壁に掛けられている。

窓がないので明かりを消せば外からの光はほとんど入らないと思うが、入り口の扉にすりガラスがはめ込まれているためか、それを覆い隠せるような位置にカーテンがあった。普段は閉める事もないようで、カーテンは扉の蝶番のそばに寄せてくくりつけられている。

「さっきのやつ興奮しちゃったんでしょ」

美咲さんはそんな事を言いながら会議室のドアを閉めて施錠する。更にそこに重なるようにカーテンをぴったりと閉めた。

「制服姿の冴子にいたずらするのも楽しいんだけど、気になっちゃうだろうから、それはもう脱いでそのへんに置いといて」

部屋が明るいのが気になるが、私は言われるまま少しずつ制服を脱いだ。下着姿になるべきか、全部脱いだ方がいいのか悩む。

「ブラは外して、下は履いたままがいいかな」

何故そうなのか、と表情に出てしまったのか、美咲さんはすぐに付け足す。「この部屋汚すのは気が引けるでしょ」と言われ私は納得した。

二人掛けの革張りソファに私は押し倒された。

「さっきの、続きだよね」

美咲さんはそう言うと一瞬ソファから離れてしまう。すぐに部屋の明かりが消えて真っ暗になった。ソファのきしむ音がして、美咲さんが再び覆いかぶさってきたのがわかる。

「…こうすると、もっと集中できるから」

と言うその声色がまたさっきの艶めかしいトーンに戻っている。

「お姉さま、あの、それ…」

私は我を忘れる前に、何とか問いただそうとするが、言葉がまとまらない。

「…ん、なぁに?」
「だからそれ…」

一音一音、吐息のかすかな音さえも、まるで性感を高めるための音であるかのように私の耳元に響く。

本当は、いつどこでこんな技を身につけたのか、今まで誰に使ってきたのか、あらいざらい聞いてしまいたい。でもそんな事を私が知っても、どうにもならないのだ。
ただ、美咲さんにこんな特技がある事を私は知らなかった、それがショックなだけなのだ。

「もっと、聞きたいの?」
「はい…」
「冴子、ほんとに可愛い」

こうして、美咲さんの声に意識を集中させていると、自分は静かになってしまう。

「…冴子」
「はい」
「びっくりしてるんでしょ」
「それは…びっくりしてます」
「ふふ」

とにかく声音が普段と違って高いし、可愛い声なのだ。年齢不詳という表現がしっくり来るようでもある。

「…じゃあ、いっぱい聞かせてあげるからね」

暗いのではっきりしないが、そこにあるであろう美咲さんの瞳をどうにか探してじっと見つめた。
すると今度はいきなり美咲さんから唇を合わせてくる。しんと静まり返った会議室に、くちゅりというゆったりとした水音が響く。

美咲さんの両手が私の耳をふさいだ。すると私にしか聞こえない、私の中に響く粘着質な音にのみ支配される。時折美咲さんの「んっ」というくぐもったうめき声のような音も混じって聞こえてくる。

チュッチュッと舌を吸われて唇が離れると、私の耳をふさいでいた手も離れた。しーん、という音が聞こえるような感覚にとらわれる。

「はぁ……」

思わず、喘ぎ声だか溜息だかわからない息が漏れてしまった。その時美咲さんがぐっと身体を寄せてきて、私たちは密着する。私はそっと美咲さんの背中に手を這わせてお尻をいやらしく撫でまわす。

「あん…」

美咲さんが小さく喘ぐ。一瞬だけ美咲さんが私の首筋に顔を埋めた。

その瞬間、なんの前触れもなく私の加虐心に火がついてしまった。

「お姉さま」
「…冴子?」
「もっと、その喘ぎ声が聞きたいです」

私はさきほどのお返しとばかりに美咲さんの首筋に腕を絡ませて引き寄せ、激しいキスをした。美咲さんが苦しくなるんじゃないかというぐらいに。

「んん…」

美咲さんが息を漏らす。私は舌先で美咲さんの歯や、舌の裏側を舐めながら美咲さんの唾液をねだった。
言葉にはしないけれど、私の舌の動きでそれが伝わるはずだと思った。
意図したかどうかはわからないが、再び美咲さんの唾液が流れ込んでくる感覚があり、私は声にならない声をあげてそれを吸う。

キスなのに、クチュッ、クチュッという音が響いて、すごくいやらしい事をしている気分になった。

私はそのままいやらしく美咲さんの唇にしゃぶりつきながら、美咲さんの着ているスーツを乱暴に乱していく。
美咲さんの腰のベルトをゆるめてずり下げ、露わになったであろう美咲さんのお尻を、下着の上から触った。

「はぁ冴子……」

甘い吐息を漏らしながら、美咲さんが少し困ったように私の名前を呼んだ。

「それです、もっと聴かせてください」

私は身体ごと下にずれて美咲さんの胸元に顔を押し付ける。美咲さんはソファに両手をついて身体を支えるような恰好になったはずだ。

「こっち舐めますね」
「あぁん…冴子っ…」

無理やりブラウスのボタンを外して美咲さんのブラジャーをずり上げ、かろうじて露出した乳首にしゃぶりついた。そうしながら片手を美咲さんの後ろ側からショーツの中に侵入させ、お尻の割れ目から秘部にかけ指先を上下に滑らせる。あえて機械的に。

「やぁ…ん…」
「いやですか?こんなに濡らしているのに」

乳首をチロリと舐める合間にそうやって言葉で美咲さんを追い詰める。秘部がぬるついて指が勝手に中に吸い込まれてしまうようだ。

「あぁ…ん…」

美咲さんが隠していた、特別な喘ぎ声が徐々に大きく聞こえてくるようだった。

指を動かしながら、私は美咲さんの乳首を舌先でチロチロと舐め頃がしたり、時折ジュッと吸い付いたりという動作を繰り返す。すると指先に絡む蜜の量が次第に増えていった。感じてくれているのだと確信する。

「あんっ、冴子…あ…」

徐々に膨らんできている美咲さんの萌芽を指先で引っかけるようにしながら上下に滑らせる動きを速めた。

「冴子…あぁ……だめ」

私は美咲さんの乳首をまるごと口に含む。そして乳首を甘噛みしながら舌先でその先端をつついた。

「あっ!…ん……あぁ…」

耐えられない、という様子で美咲さんの頭が下がっていった。こらえられずにソファに顔を埋めてしまいそうになっているのがわかる。

「お姉さま、その声…素敵です」
「あ…ん……あぁ」
「すごく、嬉しいです」

指の動きは止める事なく、私は美咲さんに語り掛けた。

「全部じゃないかもしれないですけど、お姉さまの本当の姿を、見せてもらえた気がして」
「嘘…っ…」
「嘘じゃないです」

美咲さんの過去に何があったのかは知らない。でも警戒していたからこそ、私にはこの声を聞かせてくれていなかったのだ。だから、これは誘惑するために編み出した声ではなく、元々美咲さんが持っているもので、心を許した相手にしか聞かせない類のものなんだろうと気が付いた。

「だって、誘うためなら、最初から聞かせてくれていたはずじゃないですか」
「うん……」
「知らない相手には見せたくない、恥ずかしいけど本当の自分なんじゃないかって、思いました」

美咲さんの答えを聞かずに、私は愛撫を再開する。乳首を優しく唇で包んでから、また甘噛みをすると美咲さんは一際高い声をあげた。

「ああっ、冴子ったら…それ…」
「…クリトリスもこんな風に、噛んで欲しいですか」

言いながら割れ目に沿わせていた指を秘部に突っ込んだ。そしてもう一度乳首に噛みつき音を立ててすすり上げる。

「やめ…あ…っちゃう…あんっ…ぁ」

私は美咲さんの秘部の中にある指をしっかりと奥まで押し込んだ。美咲さんはきちんと私の動きに反応してくれる。

「あん……気持ちいぃ…気持ちいいいの…ん…」

今日は元々甘い声で喘いでいる美咲さんだったが、それまで以上に、美咲さんのメスの部分が露わになるような声に変わっていく。媚びるようにも聞こえるその喘ぎ声に誘われ、私は美咲さんの身体をめちゃくちゃにしてしまいたくなった。

「っ……いっちゃうの…あん…っ」

一瞬美咲さんの身体が硬直し、軽くだろうが達した気配があった。

「あ、はぁ…」

美咲さんはいっそう艶めかしい吐息を漏らす。美咲さんとしてはこっちの声を聞かせるという意図ではなかったかもしれないが、私は新たな優越感に浸っていた。

一息ついた後も美咲さんはいつもの美咲さんには戻らなかった。

「お姉さま」

達したばかりの気だるい様子にもまたたまらないものがあって、私は美咲さんの唇をついばんだ。美咲さんも優しく舌を絡めて応えてくれる。
暗がりの中でしばらくキスに夢中になっていると、私の心に沸き上がってきた欲望を見透かしたように美咲さんが囁く。

「ねえ、部屋に来て…もっと続きしよう、冴子」

断る理由などあるわけがない。私たちはタクシーで美咲さんの部屋に向かい、激しく抱き合った。この日私は初めて「あれ」を装着して美咲さんを貫くという経験をした。

「あぁ…冴子…もっと…」
「お姉さま、こうですか…?」

「あれ」を使って女性を貫くという未知の経験に、私は戸惑いながらも新たな高揚を感じている。

「そう、もっと…奥まで」

美咲さんは、ずっとその甘い声色でいやらしい事をねだってくる。
私は最初のうちこそぎこちない動きで美咲さんにもどかしい思いをさせてしまっていたが、ある瞬間突然に腰の使い方を理解し、それからはその動きを自分の身体に記憶させるように、何度も何度も美咲さんを犯した。

「あれ」を使って、美咲さんの好きな角度、スピード、深さ、強さ、そして美咲さんの中でどこが一番感じるのか、全てを知りたくて、しつこく「あれ」を挿入しては美咲さんの反応を確かめた。それが結果的に美咲さんをめちゃくちゃに犯すという事を意味するのであれば、その夜私は確かに美咲さんをめちゃくちゃにしたのだと思う。

それでも美咲さんは、嫌がるどころかますます興奮して媚びるように甘い声をたくさん上げて私を煽った。美咲さんが、こういう事の最中に涙を流す所も初めて見た。

「お姉さま、お姉さま…好きです」

激しく挿入しながらそんな言葉が口からこぼれる。

「冴子、わたしも……あっ!ああ…ん」

美咲さんも何か言おうとするのだが、私が激しく腰を振ってしまうので言葉が続かないようだった。そこもまた、普段の美咲さんにはない弱さを見た気がして、こちらとしてはますます調子に乗ってしまう。

「冴子、許して…もう、だめ…っ」

美咲さんが根を上げそうになるので私は身体を密着させ、耳元で小さく告げた。

「まだやめないですよ、もっと気持ちよくなってください」
「もう、なってるからぁ……あ…ん、はぁ」
「お姉さまのその声をもっと聴きたいんです」

私は身体を起こして美咲さんの両脚を大きく開かせる。そして斜め上から「あれ」を突き入れて上下に動かした。美咲さんの反応が良いやり方の一つだと今日わかった。

「冴子、もう…っ…」

声にならないような声をあげながら、美咲さんが達したようだった。今度は美咲さんの身体を裏返して四つん這いにさせ、後ろから挿入する。これも気持ちよさそうな反応のある体位だ。

「やぁん、そこ…そんなに、しちゃ…」
「こうですか」

美咲さんの片腕を掴んでわざと斜めに身体を反らせるように持ち上げる。そのまま腰を激しく打ち付けると、美咲さんの身体は自然にのけぞった。

「冴子、いっちゃう…」

私は無言のまま、捉えていた美咲さんの腕を離し、後ろから美咲さんの萌芽をいじった。腰が逃げないように、片手で美咲さんの腰をしっかりと固定する。こうすると打ち込んだ感覚も強くなるし美咲さんの喘ぎ声も大きく、高くなった。

肉体的には荒々しく美咲さんを犯しながらも、高まった美咲さんには、私も甘えた声で「お姉さま」と呼びかけてしまう。その声にも美咲さんは敏感に反応して、また達するのだ。

美咲さんが意識を失ったように動かなくなり、そのまま眠ってしまった。

「お姉さま」

「あれ」を引き抜いて、そっと美咲さんの表情を伺うと、とても気持ちよさそうな顔をして眠っていた。
私は、起こさない程度に美咲さんの顔をしばらく見つめてキスをしてから、自分も少し仮眠する事にした。もう終電はないだろうし、この部屋の鍵も持っていないから、美咲さんが鍵をかけられない今は出ていく訳にはいかない。

始発が動く頃に家に帰ろう、と決めて美咲さんの身体にタオルケットをかけながら自分も隣に横たわろうとするがその時「あれ」が装着されたままである事に気付いた。

私は物音をなるべく立てないように気をつけながら「あれ」を身体から外す。さっきまで美咲さんの中に収まっていた、柔らかいパーツは美咲さんの蜜がたっぷりと絡んで光っていた。

自分が悪い、と思いながらも、いつどうやって攻守交替をすればいいのか、私にはわからなかったから、今日は一方的に美咲さんを攻めてばかりになってしまった。きっと、どこかで美咲さんも私に快感を与えてくれようとしていたはずなのに。
美咲さんに何もさせなかった訳じゃないけど、きっと美咲さんだってもっと私のイく所を見たかったろうし、私だって見て欲しかった。

もう遅い、と思いながらも、私は「あれ」をさかさに構えて美咲さんを徹底的に犯した部分を、同じように自分の秘部に挿入した。私も勿論濡らしていたけれど、美咲さんの蜜が絡んでいたから「あれ」はすんなりと私の中へ吸い込まれた。

「っ…」

あまり騒がしくならないように注意しながら、私は竿をヌチュヌチュと出し入れする。何か違う形で美咲さんと繋がっている気がして変な感覚だった。

「ぁ……っ」

ひとしきりその動きを繰り返すと、私の中にくすぶっていたものが思いのほか大きかったようで、あっさりと達してしまう。

私はどうにか「あれ」を引き抜いてそのまま眠りに就いた。
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