昭和家出娘

 母の静子が約束を破ったことに腹をたて、智子は家出した。家出して向かったのは、汽車で二駅のところにある祖父母の元に向った。一人で切符を買い、汽車に乗り、祖父母の家まで智子はたどり着く。祖父母の家は、文房具をやっている店舗付き住宅だった。
 土間から居間に上がると、振り子時計、ちゃぶ台があり、菓子折りには煎餅が入っていた。

 昭和の風景の中、半日の冒険の物語
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,225 位 / 192,225件 現代文学 8,171 位 / 8,171件

あなたにおすすめの小説

没落ワンコと受験生

ぽんたしろお
青春
コロと出会ったのは小学校入学したあたり。両親が家を建てた時、飼い始めた犬だった。 大学入学までの私の学生時代、コロはいた。

ケントローフの戦い

巳鷹田 葛峯
現代文学
始まりはあの日であった。 ハブロン曹長率いる国軍と、クロマニエ氏の戦いの記録。

金剛兄弟は途方に暮れる

山神まつり
現代文学
下町の一角に店を構える「惣菜の金剛」の主人が亡くなった。 母は卒母を宣言し、姿を消してしまう。 残された三兄弟は店を守りきることが出来るのか。

かこちゃんの話

けろけろ
現代文学
「雨立 華子穂」を中心にその周囲を取り巻く人々の群像劇です。 華子穂は発達に障害がある女性であり、作品中では幼児期から成人期までのエピソードを扱う予定です。 抒情に欠けた現代社会への「パンク」であり、本物のファンタジー〈物語〉を目指しています。 これは僕を救うために書くものであって、僕と似たすべての人に捧げる物語です。

胡蝶の舞姫

友秋
恋愛
『俺がお前を抱くのは、本心から抱きたいと思ったからだ』ーーその言葉の真意は?信じていいの? * 「蛹は蝶になるの。夜の街を舞う蝶に」 戦下を生き抜いた2人の日系アメリカ人女性は、もう一つの祖国でそれぞれ女の子を産み落とした。 似た境遇、同い年の2人の混血児、エミーとマリー。 東京五輪に湧く昭和30年代の東京。 謎の紳士、恵三に助けられて芸者の道を歩み始めるエミコ。 ストリップ劇場の若き小屋主、巽と徹也の兄弟に引き取られたマリコ。 巡り会った男達の手によって運を掴んだ彼女達の線が交錯した時、運命の歯車が回り出す。 性の不一致を知り苦悩する少年、銀平。 赤線廃止後も歌舞伎町で遊郭を営む富さん。 エミコとマリコが持つロザリオに名を残す謎の男。 2人の人生を紡ぐ糸に複雑に絡んでいく男達。 少女は恋をし、愛して愛され、裏切られ。 翻弄されるか、利用するか。 それともーー? 生きる為、生き抜く為。 二人は愛憎劇の渦中へ。 戦後の東京。二人の混血児が激動の昭和を駆け抜ける。

対極美

内海 裕心
現代文学
同じ、世界、地球の中でも、これほどまでに国によって、情勢、環境、文化は様々であり、平和で人々が日々幸せに生きている国もあれば、戦争して、人々が日々脅えている国もある。 同じ地球に生きていて、同じ人間でも、やはり環境が違えば、違う生き物なのだろうか。 このような疑問に対し、 対極な世界に生きる少女2人の話を、比べながら、その2人の共通点、類似点を紐解き、その答えを追求するストーリー。

羽根/アダムとイヴの純愛

山本ハイジ
現代文学
羽根・私は「お前は鳥だ」と言い聞かせながら、彼女を育てた。 アダムとイヴの純愛・去勢系ラブストーリー。 そんな短編二本。微妙にグロ描写あります。

陸の魚と針の音

七瀬渚
現代文学
『まだきめてない』  幼い頃に問われた将来の夢。小さな嘘が少女に呪縛をかけた。  この世界に生まれたはずなのに、この世界じゃ生きづらい。居場所を求めて彷徨う苦悩と、見出した希望を描きました。  ※これはお伝えしておきます。この物語の語り手にとって一番の問題であったのは「まだきめてない」ことではなく、嘘をついたという事実でございます。必ず決めねばならないことでもなければ強制されることでもない。そう考えた上でこの物語を書きました。  ※重複投稿・・・こちらの作品は『小説家になろう』とブログにも掲載しております。

処理中です...