まとめサイトの下請けライターをやって感じた闇など。

2019/12/14

ドラマの登場人物の名前は、簡単な物が多かった（2020/10/26 改）

　あ、人気の歴史物は除外。
　あれは史実に基づく人物出していることで、時代背景を視聴者にイメージとして植え付ける意味も持っていると思うので、めんどーな名前もある。
　まぁ、有名どころの人物は予測変換で一発で出てくることが多いし。

　本題はオリジナル脚本だったり、原作ある現代ものだったりの架空の登場人物の話を指している。
　とにかく同じドラマや映画で、何本も記事書くので、登場人物に名前は反吐が出るほど打ち込むわけだ。で、案外、登場人物の名前が簡単かつ、一発で予測変換できる名前が多かった。

　脚本を書く人しかり、演じる人しかり、視聴者しかり。めんどくせー名前はインパクトあっても読めない書けない変換できねぇじゃ、全ての作業効率下がるわけよ。
　ドラマの宣伝で、記事に書いてもらいたいとする。登場人物の名前で変換が面倒だから記事書きたくないと思われたら、宣伝機会の損失だ。
　ついでに今、ネットでつぶやく時代で口コミで広がる時代でもある。小難しい漢字にあて名じゃ、さらっと呟いてもらえないじゃん。

　と、私は二年間、記事書いて実感した。登場人物の名前は、予測変換で出てくる名前がほとんどだ。嘘だと思うならじっくりドラマの登場人物の名前見たらいいよ。珍名さん、ほぼいないから。
　そいうわけで、「ドラマの登場人物の名前は、簡単な物が多い」という持論に至った次第である。

　逆に、制作スタッフの名前を入れる記事はイライラすることが多かった。監督さんとか脚本家さんはドラマの記事の文字数稼ぐのに、利用させてもらうことが多かったし。ところが、この実在する人の名前の変換がでてこないのである。
　こういう時は、ありがたくウイキペディアで制作スタッフの名前のみ、コピペさせてもらった。公式サイトやライバルのまとめ記事サイトは、簡単にコピペできないように加工されていることが多かったし。
　文章が好きだから、文章のコピペはしないことを信条にやって、スズメの涙にもならないほどの報酬にしかならなかったけど、名前の入力で四苦八苦するのは話は別ということで（突っ込みが入るかもなぁ）。

　さて、話を少し進める。
　まとめ記事を書き始めたのは、作文が好きだったからだ。でも、まとめ記事の作成は文章を蹂躙している気持ちが強かった。自分が書きたい文章はこんな文章ではない！違う、違う。
　だから、相性が良かった最後のクライアントさんの元での作業がなくなって、次のクライアントを探す気持ちはなくなった。

　そして、自分が自由に書ける小説サイトに投稿を始めた。

　　で、だ。他の投稿小説も少しづつ読み始めて一番最初に感じたのは、名前や固有名称が読みづらいこと。こだわりたいのはわかる、しかし凝りまくっている名称を見ると、脳からダラダラと文字が流れ落ちていく感覚を拭えなかった。
　ドラマの記事書いていた時、登場人物や固有名称で感じたことがなかった違和感だ。

　何が正解かを書きたいわけではないが、ドラマの登場人物は読みやすく一般受けしやすい。そしてその名前がほとんど記憶に残らない。
　大好きだったドラマの登場人物の名前覚えている？　俳優さんの名前しか出てこないってこと多くないだろうか？

　ちなみに、この効果を狙ったのが、俳優さんの名前のままでドラマの展開をなぞって、煽るタイトルだ。
　ドラマの展開で不倫する『役柄』なのを「俳優が不倫！？」みたいなタイトル付けて、クリックさせようとするのだ。姑息な手段だが、ドラマの中の名前が印象に残らない物が多いのを考えると、「役名が不倫！？」とタイトルで煽っても誰それ？　で終わっちゃうもんなぁ。まとめ記事のブログ運営者としては、俳優名で煽りたくなるわけだわな。

　何を言いたいかっていうと、これを読む人は書く人だと思うので。
　凝った名前や地名は、読者を置いてきぼりにしない程度の凝り具合にしておくといいよと思うんだ。


（つづく）