まとめサイトの下請けライターをやって感じた闇など。

2019/07/08

まとめサイトの下請け「初めてのまとめサイト」

キュレーションサイトの問題化で、ブログで稼ぐことができる時代になっているのを知った。
私が小遣い稼ぎしていたのとは比較にならないぐらい市場は大きくなっていたのだ。
グーグルアドセンスが、ブログで稼ぐという市場を大きくしたのだ思う。

在宅ワーク仲介サイトには、ザクザク出てくる、初心者OKの案件。
記事単価が多少高いのは、美容系という印象だ。単価が高くて当然だ、美容というテーマは医療と紙一重のテーマだ。
記事単価が低いのはドラマや映画の記事作成。
美容系やゴシップ記事は書きたくなかった。
前述のとおり、美容系は医療系と紙一重というのが、私の認識だったそ、専門知識がない自分が携わっていいテーマではない。
ゴシップ記事は、PVがのびるテーマらしいが、自分が取材できない。確認できないものを記事にすることはできなかった。
さらに、ゴシップ記事は、ネタにされた人物が読んだら傷つく内容だ。確認しようがない自分がうかつに傷付ける記事を書くのは信条に外れる行為だった。
責任逃れとは思わない。下請けにだって、選ぶ権利ぐらいあると思う。

ゴシップでなく、医療系の記事でもないとなると、残るテーマは、ドラマや映画の募集だ。
初心者歓迎の一番、単価の安い記事作成だ。
安いけれど、自分の信条と照らし合わせて記事作成できるテーマはこれしかないのだから仕方がない。
応募すると割とすぐ、返事がきた。

なにせ初心者なので相場はわからない。
言われるがまま。
5000文字で500円。
キーワードに沿った記事を、検索で調べて記事を作成する。ネットで調べたことをまとめて記事にしてネットにアップするわけだ。
「慣れれば、1時間で1記事、1日で2～3記事作成できますよ」

慣れない初日、私は8時間かけて記事を作成した。いわゆるテスト記事だった。
正直、これで慣れて2～3記事書けるとは思えなかったが
「ほんとの初心者にしては、そこそこやれそうですね」
と言われた。

記事の構成は
・冒頭文
・本文（小見出し3つほど）
・まとめ
で、合計5000文字。
どういう仕組みか知らないが、グーグルの評価されるための構成の基本だという。
グーグルに評価されるとはどういうことかというと、検索の1ページ目か2ページ目に引っかかることである。
検索してクリックされるような場所にのらなければ意味がないということだ。
読者への訴求はグーグルの評価の後にくる。

画面の向こうの読者が一番ではない、検索の上位にくることが大事なのだ。
クライアントにとって大事なのは、グーグルの評価なのだ。
検索の1ページ目に記事が現れることが、多くのページビュー獲得になり、広告収入が入る。

クライアントのお客様はグーグルなのだ。
グーグルの検索上位にくるために様々な工夫をする、それをSEO対策というと教えられた。

タイトルにもSEO対策の肝があるらしいので、記事のタイトルはクライアントが作成してブログをアップしていた。

その後、他のクライアントとの付き合いで要求される文字数の条件は2000～3000字前後だったので、最初のクライアントの要求する5000字は正直文字数多いと思う。


リアルの内職よりは少し多くもらえるけれど、初心者OKの記事を書くとすれば、高い案件はないと思う。
金額でいうと1か月で1万ほど。リアルの内職が月5千円ほどと言われたので、私の場合、まとめサイトの下請けの方がリアルな内職よりはお金になった。でも稼いだという金額には程遠いってのが実感。