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第6章
私がインコになる前の話
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半額になったクリスマスケーキを見つけてつい買ってしまった。これから夜行バスに乗るのに、明日までバスの中で腐らないかな? ショーウインドウに目を向けると、ケーキをぶら下げショルダーバックを背負った自分の姿が映っていた。あまりにもかっこ悪くてがっくりしてしまう。
一人暮しにもうちょっと憧れがあったけれど、現実とのギャップはやっぱり大きかったよ。田舎から都会に出てきて、隙を見せないように失敗しないようにボロが出ないように……って気を付けて生きてきた。
でもいつから歯車が狂ったのだろう? 気が付く余裕なんてなかったもの、私は一生懸命生きてきただけなのに。
いっしょにクリスマスを過ごすはずだった彼氏は、クリスマスイブイブに他の子が好きになったからと私に別れ話を一方的に言って去っていった。クリスマスイブを新しい彼女と過ごすギリギリのタイミングで!
別れ際の言葉が浮気をして別れ話をした立場とは思えないものだった。身勝手すぎるよ!
「涼子といても、楽しくなかった」
つまんない人間で悪かったわね!最初に好きだと言ってきたのは、あんたの方だったのよ?
「私もちっとも楽しくなかったわよ!」
脊髄反射で言ってしまった。
ほんとは楽しかったのに。別れたくなんかなかったのに。泣いて捨てないで!とすがりつきたい本心は、口が避けても言えなかった。
「涼子なら、そう言うと思ってたよ」
彼の捨て台詞に心が凍り付いた。彼の思う私ってどんな人間だったのだろう?
彼氏から捨てられた翌日、つまりクリスマスイブに失恋の傷をかかえながらも出勤したアルバイト先で、店長から
「山瀬さん、もうちょっと優しく新人に教えてやってよ。みんな、あなたのこと怖いって言っているんだ……」
追い討ちとしか思えない。楽しくない人間の次は、怖い人間だとよ。
あっちからもこっちからも、否定される言葉かけられたら、哀しさを通りすぎて笑うしかない、あははははは!
ここまで否定されなきゃいけないほど、私はひどい人間なのか?
「優しく、と言われても……。駄目なものは駄目って言っただけですよ? 納得いきません。新人への指導を私に任せたのは店長ですよね? 店長が私に指導を任せた責任は感じない、とでも?」
正直、自暴自棄になっていた。短絡的で思ったことを言う前に一服おいて言葉にする余裕を失っていた。
確かに店長に意見した私の言葉は感情的だったが、私は見通しを誤っていた。人手不足に加えこの年末の忙しい時期だ、これぐらいの失言は見過ごしてもらえると高をくくっていたのだ。私は最高の脅し文句を店長に言い放ってしまった。
「だったら辞めましょうか?」
と。私が甘かった。店長は待ってましたとばかりに
「納得いかないなら、辞めていただいてかまいません」
と言いやがったのだ。これから猫の手も借りたい年末繁忙期って時期なのに、だよ? それでも辞めさせたかったってこと? 渡りに船だったってこと? 私のかわりなんかいくらでもいる存在だってこと? 私がいるより人手不足になった方がマシだということ?
私はその場でアルバイトを辞めた。
立て続けだった。自分に関わる全ての人間が私をよってたかって否定してきたら、どうしていいかわからなくなった。
私の何が悪くてこうなったのだろう?
「一旦実家に帰ろうかな?」
そうだ 家に帰ろう。深夜バスに乗って。家族団欒や、故郷の友達が急になつかしくなった。
手荷物をまとめて 街に出て来た。
「そっか、今日クリスマス・イブなのか」
深夜バスの発車まで時間、街の中をぶらついた。クリスマス用に飾りつけたイルミネーションが光輝く街の中、たった一人で歩き回る自分が寂しかった。こんなかっこ悪い姿で故郷に帰るんだ、と思うとますますみじめな気持ちになっていった。バスに乗るのやめようかな? そんな気持ちが頭をもたげそうになってくるのを振り払うのに必死だった。
「あ、ペットショップだ、なつかしいなぁ」
以前、インコを飼っていた時、餌を買いによく来ていたお店だった。実家から上京する時、二羽のセキセイインコのカップルを連れてきたから。
「もう年とってるから 家に置いていけば?」
と母は言ったけど、どうしても置いいく気になれなくて連れてきたのだ。あいつらだけは、どんな私でもクリクリした目で見つめて受け入れてくれた。
毎日、部屋で二羽で仲良く留守番をして、私が学校やバイトから帰宅すると大喜びで飛び回っていた。そのセキセイは今回はいっしょに帰ることはない。
上京して一年後、あいつらは続けざまに静かに私のところから旅立って逝ったから。十年のつきあいだった。
気持ちを紛らわせるにはもってこいの場所である。私はペットショップに入って行った。犬や猫にはほとんど目もくれず、鳥のコーナーを目掛けてスタスタ歩く。インコのヒナは、今日は売り場にはいなかった。
インコの雛はかわいいから見たかったので、ちょっと残念だったけれど、なつかい気持ちでゆっくり売り場を見て回る。
看板インコのモモイロインコの桃ちゃんも相変わらず元気そうだ。
「いや~、久ぶりだねぇ」
桃ちゃんのかごの前の非売品と書いたプライスカードだけは、最近変えたらしくやけに白くて綺麗だった。
セキセイの雛はいなかったが、青い色の若いセキセイが、かごに一羽ポツンといるのに目がいった。雛成分が抜けた売れ残りである。
「おまえも、クリスマスなのに寂しそうだねぇ」
とついつい自分と重ねて見てしまう。
が。このセキセイ
「別に寂しくないけど?何勘違いしているの?」
とでも言いたげに、話しかけた私に対し、頭を脚でカキカキして、猛烈にフケを飛び散らせやがった。あたりの空気がもうもうと煙くなる。むぅ、非常にセキセイらしい強気の性格のようである。そうそう セキセイはこうでなくっちゃ!
「いいなぁ 私もいんこになってしまいたいよ…」
ピタッと頭かきを止めてセキセイがまじまじ私を凝視したような気がした。気がしたんだけど……そこから記憶が砂嵐になってしまったんだわ。
……で。今、インコになった私が飼われインコとして、住所は知らないが「ここ」にいるわけで。
ショップで眺めていたのが青いセキセイインコで、今の私がやっぱり青いセキセイインコである――ってこと考えれば、事のなりゆきは、だいたい想像できる。
今、私の意識がインコの中にいるってことは、バスに乗りそこねた私の人間のからだはどうなったのか? とか、帰るからねと連絡した家族が心配しているのではなかろうか? とか半額のクリスマスケーキは腐ってしまったのか? とかそれならいっそ、歩きながら食べてしまえば良かったとか、そういう諸々の重大な疑問からくだらない後悔まで、ないわけではなかったけれど。
今やインコになってしまった私には、わずらわしい人間だった頃の問題を解決する術なんてないんだからしょうがないと開き直るしかない。
投げやりと指摘されそうだが、これが本音である。人間としての存在を否定されたのだから、何日たってもインコのままな状況から、元に戻りたいと思うほど、私は強くない。
今はインコとして対処するのが精いっぱいなのだ。
ただひとつ。青いセキセイの意識はどこにいるのだろう? とそれだけは気がかりであった。
(つづく)
一人暮しにもうちょっと憧れがあったけれど、現実とのギャップはやっぱり大きかったよ。田舎から都会に出てきて、隙を見せないように失敗しないようにボロが出ないように……って気を付けて生きてきた。
でもいつから歯車が狂ったのだろう? 気が付く余裕なんてなかったもの、私は一生懸命生きてきただけなのに。
いっしょにクリスマスを過ごすはずだった彼氏は、クリスマスイブイブに他の子が好きになったからと私に別れ話を一方的に言って去っていった。クリスマスイブを新しい彼女と過ごすギリギリのタイミングで!
別れ際の言葉が浮気をして別れ話をした立場とは思えないものだった。身勝手すぎるよ!
「涼子といても、楽しくなかった」
つまんない人間で悪かったわね!最初に好きだと言ってきたのは、あんたの方だったのよ?
「私もちっとも楽しくなかったわよ!」
脊髄反射で言ってしまった。
ほんとは楽しかったのに。別れたくなんかなかったのに。泣いて捨てないで!とすがりつきたい本心は、口が避けても言えなかった。
「涼子なら、そう言うと思ってたよ」
彼の捨て台詞に心が凍り付いた。彼の思う私ってどんな人間だったのだろう?
彼氏から捨てられた翌日、つまりクリスマスイブに失恋の傷をかかえながらも出勤したアルバイト先で、店長から
「山瀬さん、もうちょっと優しく新人に教えてやってよ。みんな、あなたのこと怖いって言っているんだ……」
追い討ちとしか思えない。楽しくない人間の次は、怖い人間だとよ。
あっちからもこっちからも、否定される言葉かけられたら、哀しさを通りすぎて笑うしかない、あははははは!
ここまで否定されなきゃいけないほど、私はひどい人間なのか?
「優しく、と言われても……。駄目なものは駄目って言っただけですよ? 納得いきません。新人への指導を私に任せたのは店長ですよね? 店長が私に指導を任せた責任は感じない、とでも?」
正直、自暴自棄になっていた。短絡的で思ったことを言う前に一服おいて言葉にする余裕を失っていた。
確かに店長に意見した私の言葉は感情的だったが、私は見通しを誤っていた。人手不足に加えこの年末の忙しい時期だ、これぐらいの失言は見過ごしてもらえると高をくくっていたのだ。私は最高の脅し文句を店長に言い放ってしまった。
「だったら辞めましょうか?」
と。私が甘かった。店長は待ってましたとばかりに
「納得いかないなら、辞めていただいてかまいません」
と言いやがったのだ。これから猫の手も借りたい年末繁忙期って時期なのに、だよ? それでも辞めさせたかったってこと? 渡りに船だったってこと? 私のかわりなんかいくらでもいる存在だってこと? 私がいるより人手不足になった方がマシだということ?
私はその場でアルバイトを辞めた。
立て続けだった。自分に関わる全ての人間が私をよってたかって否定してきたら、どうしていいかわからなくなった。
私の何が悪くてこうなったのだろう?
「一旦実家に帰ろうかな?」
そうだ 家に帰ろう。深夜バスに乗って。家族団欒や、故郷の友達が急になつかしくなった。
手荷物をまとめて 街に出て来た。
「そっか、今日クリスマス・イブなのか」
深夜バスの発車まで時間、街の中をぶらついた。クリスマス用に飾りつけたイルミネーションが光輝く街の中、たった一人で歩き回る自分が寂しかった。こんなかっこ悪い姿で故郷に帰るんだ、と思うとますますみじめな気持ちになっていった。バスに乗るのやめようかな? そんな気持ちが頭をもたげそうになってくるのを振り払うのに必死だった。
「あ、ペットショップだ、なつかしいなぁ」
以前、インコを飼っていた時、餌を買いによく来ていたお店だった。実家から上京する時、二羽のセキセイインコのカップルを連れてきたから。
「もう年とってるから 家に置いていけば?」
と母は言ったけど、どうしても置いいく気になれなくて連れてきたのだ。あいつらだけは、どんな私でもクリクリした目で見つめて受け入れてくれた。
毎日、部屋で二羽で仲良く留守番をして、私が学校やバイトから帰宅すると大喜びで飛び回っていた。そのセキセイは今回はいっしょに帰ることはない。
上京して一年後、あいつらは続けざまに静かに私のところから旅立って逝ったから。十年のつきあいだった。
気持ちを紛らわせるにはもってこいの場所である。私はペットショップに入って行った。犬や猫にはほとんど目もくれず、鳥のコーナーを目掛けてスタスタ歩く。インコのヒナは、今日は売り場にはいなかった。
インコの雛はかわいいから見たかったので、ちょっと残念だったけれど、なつかい気持ちでゆっくり売り場を見て回る。
看板インコのモモイロインコの桃ちゃんも相変わらず元気そうだ。
「いや~、久ぶりだねぇ」
桃ちゃんのかごの前の非売品と書いたプライスカードだけは、最近変えたらしくやけに白くて綺麗だった。
セキセイの雛はいなかったが、青い色の若いセキセイが、かごに一羽ポツンといるのに目がいった。雛成分が抜けた売れ残りである。
「おまえも、クリスマスなのに寂しそうだねぇ」
とついつい自分と重ねて見てしまう。
が。このセキセイ
「別に寂しくないけど?何勘違いしているの?」
とでも言いたげに、話しかけた私に対し、頭を脚でカキカキして、猛烈にフケを飛び散らせやがった。あたりの空気がもうもうと煙くなる。むぅ、非常にセキセイらしい強気の性格のようである。そうそう セキセイはこうでなくっちゃ!
「いいなぁ 私もいんこになってしまいたいよ…」
ピタッと頭かきを止めてセキセイがまじまじ私を凝視したような気がした。気がしたんだけど……そこから記憶が砂嵐になってしまったんだわ。
……で。今、インコになった私が飼われインコとして、住所は知らないが「ここ」にいるわけで。
ショップで眺めていたのが青いセキセイインコで、今の私がやっぱり青いセキセイインコである――ってこと考えれば、事のなりゆきは、だいたい想像できる。
今、私の意識がインコの中にいるってことは、バスに乗りそこねた私の人間のからだはどうなったのか? とか、帰るからねと連絡した家族が心配しているのではなかろうか? とか半額のクリスマスケーキは腐ってしまったのか? とかそれならいっそ、歩きながら食べてしまえば良かったとか、そういう諸々の重大な疑問からくだらない後悔まで、ないわけではなかったけれど。
今やインコになってしまった私には、わずらわしい人間だった頃の問題を解決する術なんてないんだからしょうがないと開き直るしかない。
投げやりと指摘されそうだが、これが本音である。人間としての存在を否定されたのだから、何日たってもインコのままな状況から、元に戻りたいと思うほど、私は強くない。
今はインコとして対処するのが精いっぱいなのだ。
ただひとつ。青いセキセイの意識はどこにいるのだろう? とそれだけは気がかりであった。
(つづく)
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