74 / 119
6章 吸血鬼と魔法使い
64.198階層の守護者
しおりを挟む
前回の守護者の戦い、ゴブリンキングの戦いで現在地が195階層ということがわかり、そこからさらに2段上がった197階層で休憩をとり、今は198階層にまで到達していた。
197階層でとった休憩というのも休憩とは言えないものだがないよりマシだ。
そんなわけで魔物が徐々にエグくなってきている。
「キエェェェエエ!!」
俺とハクリの周りを無数の魔物が弾けるように動き、その姿は目視が難し
いほどに早い。
ハクリ曰くここからが本番らしい。200年前のハクリもここ198階層の魔物と守護者に苦しめられ、なんとか192階層まで逃げ帰ったそうだ。
つまりここを越えれば俺は200年前のハクリを超えたことになる。
まあ実際魔物は尋常じゃないほど強いんだけどな。
だって飛び回る姿見えないもん。姿は猿のくせに。
シャッとその猿の1匹が飛び込んできた。あまりの速さに内心驚愕しながらも身を剃らせ猿の攻撃を避ける。
ちなみにその猿は避けられた先の岩壁を粉砕していた。なんと恐ろしい。
「キシャアアアア!!」
その猿の特攻が合図だったかのように次々と群れをなしていた猿たちが飛びかかってくる。
一体一体とんでもないスピードで避けるのにも一苦労だ。
しかしこちらも受け身なだけではない。甘い攻撃があれば魔導で攻撃してノックアウト。これが主な戦術になりつつある。
大規模な魔法でドカーンと行きたいところだがそんな暇さえ与えてくれないのがこの迷宮の魔物だ。
そんな戦法で少しずつ数を減らしていくと、猿が痺れを切らしたのか攻撃がピタリと止んだ。
「お?来ないのか?ほら来いよ臆病猿どもめ」
俺の挑発がわかっているのかいないのか猿は威嚇するだけに留まる。
てかなんで俺は猿に挑発送ってんだろ。
まさかこれが本当の迷宮の魔物.....!!実は迷宮は変人にさせるための矯正施設でしたー!なるほど、水神様はこの施設出身なわけですね。
となって欲しくないところである。
「んじゃ俺から行くぞ猿ども........ん?」
俺が鳴らない拳をポキポキしていると威嚇する猿の集団から他より一回り大きな猿が出てきた。
その面はやけに自信満タンである。
こいつがボス猿か。
「キィッッキッキッキ!」
ボス猿は俺を見ると不敵に笑い、手をクイクイさせて変なポーズを決める。
いや違うな。あれは挑発か。
猿ごときが俺を挑発しよって....。そんなんで動じると思うか?全く馬鹿なやつめ。
「ウゼェんだよクソ猿ゥゥ!!雷撃!」
乗ってしまったよチクショウ。猿の攻撃地味にストレス溜まるんすよ.....。
だが消し去ったボス猿と他の猿で一件落着、ようやく次に進めるーーーと思った矢先であった。
僅かな殺気を感じ、後ろを振り返ることなく大きく体を反らす。その瞬間空気が裂かれたようにボス猿の大爪が俺の髪先をちょん切った。
「キィ!」
ボス猿はしくじったとばかりに舌打ちし、華麗なバク転を決めると少し離れたところで止まった。
俺の雷撃が猿に効かなかったらしい。
・・・てかハクリは何やってんだ?
そう思いボス猿を警戒しながら振り向かずに側にいるはずのハクリに声をかける。
「なぁ、どうしたんだ?」
その問いかけは小魚がクジラに飲み込まれるように洞窟に消え飲まれる。
返事が返ってこなかった。
思わず俺は振り向き、ハクリの姿を確認しようとするもその姿は近くには見当たらない。
あの猿ごときに殺られるのは考えにくいし音も残さず消えるなんてありえない。
一体何が......
「なっ!」
再び殺気を感じ、ボス猿の方を見ると同時に肉塊が崩れ落ちる。
ーーーボス猿は何者かによって一瞬で絶命させられていた。
全身が傷だらけになり、腹には大穴が開いて吹き出した血と臓器が溢れ落ちて嘔吐感を誘い出す。
しかしそんなことに感けている暇ではない。
「魔導探査」
広がる塵のように広がった魔力は広がった範囲の情報をくまなく俺に伝える。
言わばレーダーのようなものだ。便利だがその反面大量に魔力を消費するため、ハクリにも「これを使うのは時と場所を考えろ」と言われている。
もう今が使うべきだと俺は感じたのだ。
やがて魔力がどんどん洞窟に広がっていき、その詳細の情報が伝達されてくる。実際には情報量が多すぎて半分ほどしかわからないがそれでも十分だ。
・・・・しかし.....
「何もいないなこりゃあ」
俺の魔導探査が届く範囲、半径200mには少なくとも何もいない。
ではハクリとボス猿が倒れたりいなくなったのは何なのだろうか。
・・・・何もいない?
「違う。何もいないはずがない。ここは迷宮の中だぞ?200mで何もいないはずがない。
とすればーーー」
キィィィィィィイイイン
その時、かすかな金切り音が聞こえたと同時に俺の魔導探査があるものを捉え、それを察知したと同時に俺は特大ハンマーで吹っ飛ばされたような打撃を受けた。
腹部に強い衝撃を受け、魔装でカバーしているのにも関わらず肺の空気を毟り取られた。
周囲の景色がとんでもない速度で過ぎていき、やがて爆弾が爆発したような音とともに止まる。
一発で意識が刈り取られそうな打撃になんとか堪え、自分が岩壁に吹っ飛ばされていたことを知った。
「・・・お主もやられたか」
ふと、隣を見ると同じく壁に打ち付けられて壁にひびが入った横で立っているハクリがいた。
あんまり傷付いては無さそうだ。
正直俺はかなりしんどいが。
「ここって......」
「あの金切り音が聞こえたか?あれに運ばれてきたらしい」
運ばれてきた?
疑問に思い今の洞窟の全景を見ると、俺と同じように岩壁に叩きつけられ無残に粉々になった死体が幾つも有る。流石に全て魔物のものだが。
「じゃあなんだ、あの見えない頭突きで運ばれてきたってことか?」
俺がそう聞くとハクリは頷く。
確かにあの音がしてから魔導探査で察知し、俺が攻撃されたのは一秒にも満たない。
つまりーーー
「音速並みの速さで移動する魔物か、それとも化け物か.....」
「どちらにせよアレに反応できるのは世界でも少数じゃろうな」
それも元七大列強のハクリが届かないレベル、のな。
いよいよ恐ろしいレベルになってきた。
それにしてもこの洞窟は広い。だだっ広すぎる。
キィィィィィィイイイン
その時、再び金切り音が聞こえた。
俺とハクリがサッと身構え、攻撃に警戒する。
が、起こったのは全くの予想外のことだった。
何処からともなく金色の光がヒラリヒラリと舞い、眩しいほど輝く黄金の翼をめいいっぱい開く鳥が洞窟の空を飛び回る。
鳳凰、もしくは不死鳥、などと勝手に称したくなるほど美しいその鳥に思わず見惚れていた。
鳥はバサバサっと翼を大きくはためかせて少し高い岩場に陣取ると、本当に声を出しているかのように喋った。今まで通り、何故かアナウンスが流れる守護者などとは比べものにならないほど本当に声を出しているように見える。
いや、実際喋っていた。
【我は198階層のラグナロクの守護者、ジン。この階層を突破したければ我を倒すが良い。
ーーーーよ、吸血鬼の王よ、そなたらの力、我に示すが.......】
そこでふと黄金の鳥は口を閉じる。
まるで無理やり閉じさせられたようにも見えたが。
しかし途中で声が途切れたのは一体.....。
鳥が口を閉じたことで洞窟内に静寂が訪れた。不気味なほどに静かであり、逆に嵐の前の静けさのようなことを思わせる。
ーーーそして次に訪れたのは歪んだ空間だった。
197階層でとった休憩というのも休憩とは言えないものだがないよりマシだ。
そんなわけで魔物が徐々にエグくなってきている。
「キエェェェエエ!!」
俺とハクリの周りを無数の魔物が弾けるように動き、その姿は目視が難し
いほどに早い。
ハクリ曰くここからが本番らしい。200年前のハクリもここ198階層の魔物と守護者に苦しめられ、なんとか192階層まで逃げ帰ったそうだ。
つまりここを越えれば俺は200年前のハクリを超えたことになる。
まあ実際魔物は尋常じゃないほど強いんだけどな。
だって飛び回る姿見えないもん。姿は猿のくせに。
シャッとその猿の1匹が飛び込んできた。あまりの速さに内心驚愕しながらも身を剃らせ猿の攻撃を避ける。
ちなみにその猿は避けられた先の岩壁を粉砕していた。なんと恐ろしい。
「キシャアアアア!!」
その猿の特攻が合図だったかのように次々と群れをなしていた猿たちが飛びかかってくる。
一体一体とんでもないスピードで避けるのにも一苦労だ。
しかしこちらも受け身なだけではない。甘い攻撃があれば魔導で攻撃してノックアウト。これが主な戦術になりつつある。
大規模な魔法でドカーンと行きたいところだがそんな暇さえ与えてくれないのがこの迷宮の魔物だ。
そんな戦法で少しずつ数を減らしていくと、猿が痺れを切らしたのか攻撃がピタリと止んだ。
「お?来ないのか?ほら来いよ臆病猿どもめ」
俺の挑発がわかっているのかいないのか猿は威嚇するだけに留まる。
てかなんで俺は猿に挑発送ってんだろ。
まさかこれが本当の迷宮の魔物.....!!実は迷宮は変人にさせるための矯正施設でしたー!なるほど、水神様はこの施設出身なわけですね。
となって欲しくないところである。
「んじゃ俺から行くぞ猿ども........ん?」
俺が鳴らない拳をポキポキしていると威嚇する猿の集団から他より一回り大きな猿が出てきた。
その面はやけに自信満タンである。
こいつがボス猿か。
「キィッッキッキッキ!」
ボス猿は俺を見ると不敵に笑い、手をクイクイさせて変なポーズを決める。
いや違うな。あれは挑発か。
猿ごときが俺を挑発しよって....。そんなんで動じると思うか?全く馬鹿なやつめ。
「ウゼェんだよクソ猿ゥゥ!!雷撃!」
乗ってしまったよチクショウ。猿の攻撃地味にストレス溜まるんすよ.....。
だが消し去ったボス猿と他の猿で一件落着、ようやく次に進めるーーーと思った矢先であった。
僅かな殺気を感じ、後ろを振り返ることなく大きく体を反らす。その瞬間空気が裂かれたようにボス猿の大爪が俺の髪先をちょん切った。
「キィ!」
ボス猿はしくじったとばかりに舌打ちし、華麗なバク転を決めると少し離れたところで止まった。
俺の雷撃が猿に効かなかったらしい。
・・・てかハクリは何やってんだ?
そう思いボス猿を警戒しながら振り向かずに側にいるはずのハクリに声をかける。
「なぁ、どうしたんだ?」
その問いかけは小魚がクジラに飲み込まれるように洞窟に消え飲まれる。
返事が返ってこなかった。
思わず俺は振り向き、ハクリの姿を確認しようとするもその姿は近くには見当たらない。
あの猿ごときに殺られるのは考えにくいし音も残さず消えるなんてありえない。
一体何が......
「なっ!」
再び殺気を感じ、ボス猿の方を見ると同時に肉塊が崩れ落ちる。
ーーーボス猿は何者かによって一瞬で絶命させられていた。
全身が傷だらけになり、腹には大穴が開いて吹き出した血と臓器が溢れ落ちて嘔吐感を誘い出す。
しかしそんなことに感けている暇ではない。
「魔導探査」
広がる塵のように広がった魔力は広がった範囲の情報をくまなく俺に伝える。
言わばレーダーのようなものだ。便利だがその反面大量に魔力を消費するため、ハクリにも「これを使うのは時と場所を考えろ」と言われている。
もう今が使うべきだと俺は感じたのだ。
やがて魔力がどんどん洞窟に広がっていき、その詳細の情報が伝達されてくる。実際には情報量が多すぎて半分ほどしかわからないがそれでも十分だ。
・・・・しかし.....
「何もいないなこりゃあ」
俺の魔導探査が届く範囲、半径200mには少なくとも何もいない。
ではハクリとボス猿が倒れたりいなくなったのは何なのだろうか。
・・・・何もいない?
「違う。何もいないはずがない。ここは迷宮の中だぞ?200mで何もいないはずがない。
とすればーーー」
キィィィィィィイイイン
その時、かすかな金切り音が聞こえたと同時に俺の魔導探査があるものを捉え、それを察知したと同時に俺は特大ハンマーで吹っ飛ばされたような打撃を受けた。
腹部に強い衝撃を受け、魔装でカバーしているのにも関わらず肺の空気を毟り取られた。
周囲の景色がとんでもない速度で過ぎていき、やがて爆弾が爆発したような音とともに止まる。
一発で意識が刈り取られそうな打撃になんとか堪え、自分が岩壁に吹っ飛ばされていたことを知った。
「・・・お主もやられたか」
ふと、隣を見ると同じく壁に打ち付けられて壁にひびが入った横で立っているハクリがいた。
あんまり傷付いては無さそうだ。
正直俺はかなりしんどいが。
「ここって......」
「あの金切り音が聞こえたか?あれに運ばれてきたらしい」
運ばれてきた?
疑問に思い今の洞窟の全景を見ると、俺と同じように岩壁に叩きつけられ無残に粉々になった死体が幾つも有る。流石に全て魔物のものだが。
「じゃあなんだ、あの見えない頭突きで運ばれてきたってことか?」
俺がそう聞くとハクリは頷く。
確かにあの音がしてから魔導探査で察知し、俺が攻撃されたのは一秒にも満たない。
つまりーーー
「音速並みの速さで移動する魔物か、それとも化け物か.....」
「どちらにせよアレに反応できるのは世界でも少数じゃろうな」
それも元七大列強のハクリが届かないレベル、のな。
いよいよ恐ろしいレベルになってきた。
それにしてもこの洞窟は広い。だだっ広すぎる。
キィィィィィィイイイン
その時、再び金切り音が聞こえた。
俺とハクリがサッと身構え、攻撃に警戒する。
が、起こったのは全くの予想外のことだった。
何処からともなく金色の光がヒラリヒラリと舞い、眩しいほど輝く黄金の翼をめいいっぱい開く鳥が洞窟の空を飛び回る。
鳳凰、もしくは不死鳥、などと勝手に称したくなるほど美しいその鳥に思わず見惚れていた。
鳥はバサバサっと翼を大きくはためかせて少し高い岩場に陣取ると、本当に声を出しているかのように喋った。今まで通り、何故かアナウンスが流れる守護者などとは比べものにならないほど本当に声を出しているように見える。
いや、実際喋っていた。
【我は198階層のラグナロクの守護者、ジン。この階層を突破したければ我を倒すが良い。
ーーーーよ、吸血鬼の王よ、そなたらの力、我に示すが.......】
そこでふと黄金の鳥は口を閉じる。
まるで無理やり閉じさせられたようにも見えたが。
しかし途中で声が途切れたのは一体.....。
鳥が口を閉じたことで洞窟内に静寂が訪れた。不気味なほどに静かであり、逆に嵐の前の静けさのようなことを思わせる。
ーーーそして次に訪れたのは歪んだ空間だった。
1
お気に入りに追加
5,069
あなたにおすすめの小説
神に同情された転生者物語
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。
すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。
悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。
転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる