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第四章 楽師の長い旅
楽師の長い旅(3)
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「おいしい」
シハルはパンをあたたかな湯気の立ちのぼる煮込み料理にひたして口に運ぶ。やや酸味のあるとろりとしたスープだ。様々なスパイスが組み合わさった食べ慣れない味だが体が温まり滋味を感じる。匙を入れると具材がたっぷりとその上にのった。
「これがお肉というものでしょうか」
村にいた頃、神に仕えるものが肉や魚など殺生のうえに成り立つ食事をとることはご法度だった。体が汚れるのだという。だがこんなにおいしいものだったとは今まで損をしていた気分だ。
ふとシハルはヴァルダをここへ連れてくればよかったと思った。この肉は何の肉なのか聞きたい。肉がおいしいことを誰かに言いたい。
やはりヴァルダを部屋から持ってこようと腰を浮かしかけたとき、あの楽器の鳴る音が聞こえた。周りの女性たちが妙に高い声でさざめいた後、しんと静まりかえる。シハルは立つに立てなくなり仕方なくそのまま腰を落とした。
空気がピンと張り詰めるのを感じる。食堂での演奏がこうも注目されるものだとは知らなかった。これまで見てきた町の食堂でも楽師が来ていたこともあったが、みな食事の片手間に聞くという感じだったのでなんだかこの熱気は異様な気がする。
食事をとりながらリシャルドの方をちらりと見ると、リシャルドはシハルの方をじっと見つめており、ひとつうなずいてからおもむろに楽器を爪弾いた。さっき火にあたりながら聞かせてくれたあの曲だが、さらに洗練されたものになっているのが素人のシハルにもわかる。
心地よい音楽を聞きながらも空腹には勝てず、シハルは食事を再開した。
チーズもこの間初めて知った食べ物でシハルのお気に入りだ。様々な形に切り出されているものを口に運ぶと、まったりとした乳のコクとちょうどいい塩気に癒される。以前食べたものとはまた違った味だがとてもおいしい。同じ食べ物でも産地や製法によって違いがあるのだろう。種類の違うチーズもあるがどれもこれもシハルの気に入る味であった。
「おいしい」
すぐに食べ尽くしてしまう。チーズをもう少し欲しいがシハルには金がない。やはり働かなければならないかと考えていたところ、周りから甲高い歓声があがった。
シハルは驚いて目を見張る。
リシャルドの曲が終わっており、優雅にお辞儀をしているところだった。周りの女性たちはきゃあきゃあと声をあげている。
シハルはポケットを探るが小銭しかない。式服の帯にはさんである札入れは空なのでこれで全財産だ。このお金はリシャルドの投げ銭にと考えていたが、それはともかくチーズは一切れいくらで買えるのだろう。この小銭で買えるだけ欲しいと店の人に言ってみたらどうなるだろうか。
シハルが考え事に没頭している間にリシャルドが次の曲を演奏し始めた。周りがまた静まりかえっている。リシャルドの演奏は確かに上手い。しかしこの女性たちの熱気はどうだろう。常軌をいっしていないか。周りはほとんどが女性だ。いや、気づかないうちに食堂の店員以外が全員女性になっている。
シハルは指先で小銭をもてあそびながらリシャルドと楽器の様子を観察した。リシャルドがこだわるだけあってとてもいい音がする。それ以外特に妙なところはない。
演奏がすべて終わり、リシャルドが観客に礼を述べてお辞儀をすると、女性たちはリシャルドの周りに殺到する。小銭どころか札までもリシャルドの用意した箱に投げ入れられてゆくが、やがてその箱もリシャルドの姿も次から次へと集まって来る女性たちにより見えなくなってしまった。さらに女性たちの高い声が無茶苦茶に飛び交っている。握手を求める声や、アンコールをねだる声、女性同士で争う声も聞こえてものすごい騒ぎだ。この中にならリシャルドの望む強い女性も何人か混じっているのではないだろうか。
シハルは静かに印を結んで食事への感謝の祝歌をつぶやいた。神と決別しても日々の習慣をすべて変えるのは難しい。
しかしこの騒ぎではチーズどころではなくなってしまった。シハルは手のひらにのせたコインを見つめる。投げ銭も命がけになりそうな様子だ。チーズに後ろ髪を引かれる思いだが、一度部屋に戻ることにして席を立つ。
ところが部屋もうるさかった。明らかにヴァルダが暴れている。
「怒られてしまいます。静かにしてください」
ベッドしかなく、荷物を置いたらいっぱいになってしまうくらいの小さな部屋だ。この部屋が一番安かった。ドアが開きにくいので隙間から見てみると立てておいた薬箱が倒れてちょうど扉が下になってしまっている。おかげで足の踏み場もない。ヴァルダは箱から出られなくなって暴れているのだろう。シハルはドアの隙間から体をすべりこませると薬箱に手をかけた。
出してやろうとしたところで手がとまる。
うるさそうだな――。
だがこのままにしておいてもやがて隣室から苦情がきて仕舞いだ。
「騒がないと約束するなら出します」
急にしんと静かになる。シハルはそっと薬箱を起すが、その瞬間開いた扉がしたたかに頬を打った。
「てめぇ、何ずっと無視してんだ!」
今朝焼きあがったばかりなのにもうしゃべっている。シハルは打った頬をさすりながら「騒がない約束です」と鼻先に人差し指を立てるが、もちろん聞いてはいないようだった。不細工な土人形が狂犬のように牙をむいている。なぜかすでに子犬ほどの大きさになっていて、前のようにふさふさとしているわけではないが、短い毛がブラシのように生えそろっていた。
驚いているシハルにむかいヴァルダは鼻を鳴らしてせせら笑う。
「ずいぶんといいもん食わせてもらったようだな」
「お肉とチーズを食べました」
その話をしたかったのだ。シハルはさらに口を開きかけたが、ヴァルダは猛獣のように吠えてさえぎってくる。
「うるせぇよ。シハル、あれが何だかわかってんのか」
「小さな声でしゃべってください。あの楽器が何だかわかるんんですか?」
「楽器? 知らねぇよ!」
むちゃくちゃである。とにかく黙らせなければならない。なんだか早くもお腹がすいてきた。
シハルはさっと手をのばしてヴァルダを胸に抱えあげる。つかまえてしまえば少なくとも暴れはしない。
「放せ。触るんじゃねぇよ」
「おとなしくするなら放します」
ヴァルダは静かになったが、シハルは放さない。先ほど騙されたばかりである。さすがに同じ過ちは犯さない。
「いい加減にしろよ」
低く唸るヴァルダに「こっちのセリフです」と、シハルは静かに応戦する。
「それで――あれが何だかわかるんですか」
リシャルドとあの楽器についてヴァルダは感じるものがあるようなので、それだけは気になる。ヴァルダはふんと鼻を鳴らしただけで黙りこんでしまった。また機嫌を損ねてしまったようだ。
そのとき部屋のドアが控えめにノックされる。
「シハルさん、起きていますか? 宿屋のご主人が盛況のご祝儀にと葡萄酒をくれたので一緒に飲みましょう」
リシャルドの声である。反射的にシハルはヴァルダを思いきり胸に押さえこんだ。あんなに女性に囲まれていたのに、ずいぶんと早く抜け出してきたものだ。だがヴァルダの危害がおよんではいけない。今夜は断って寝てしまうつもりで部屋のドアを小さく開けた。
「シハルさん、おつまみにチーズも買ってきたんですよ。葡萄酒によく合いますから」
ドアの隙間からリシャルドがニコニコとほほ笑んでいる。
「チーズですか」
シハルはドアをもう少し大きく開けた。リシャルドのかかげた大皿にはこぼれ落ちそうなほどチーズが盛られている。皿の端にはピンク色の薄切りの肉のようなものもツヤツヤと花びらのように光っていた。
「ハムもあります」
「お肉ですね。どうぞ」
シハルはヴァルダを押さえこんだままリシャルドを招き入れる。ヴァルダはやはり暴れようとしてもがいているが、無視した。
「それ、朝作っていた狼ですか。大きくなっているように見えるんですが」
リシャルドが不用意に手を出そうとするので、シハルは素早く身を離した。
「狂暴なので指を出してはいけません」
リシャルドが楽器を持っていないことを確認してからドアを閉めると、案の定ヴァルダが大騒ぎする。
「てめぇ、何入ってきてんだ! 調子のんなよ」
「しゃべった!」
リシャルドはおびえるというよりは興味津々といった様子で目を丸くしたままヴァルダを見た。
シハルはパンをあたたかな湯気の立ちのぼる煮込み料理にひたして口に運ぶ。やや酸味のあるとろりとしたスープだ。様々なスパイスが組み合わさった食べ慣れない味だが体が温まり滋味を感じる。匙を入れると具材がたっぷりとその上にのった。
「これがお肉というものでしょうか」
村にいた頃、神に仕えるものが肉や魚など殺生のうえに成り立つ食事をとることはご法度だった。体が汚れるのだという。だがこんなにおいしいものだったとは今まで損をしていた気分だ。
ふとシハルはヴァルダをここへ連れてくればよかったと思った。この肉は何の肉なのか聞きたい。肉がおいしいことを誰かに言いたい。
やはりヴァルダを部屋から持ってこようと腰を浮かしかけたとき、あの楽器の鳴る音が聞こえた。周りの女性たちが妙に高い声でさざめいた後、しんと静まりかえる。シハルは立つに立てなくなり仕方なくそのまま腰を落とした。
空気がピンと張り詰めるのを感じる。食堂での演奏がこうも注目されるものだとは知らなかった。これまで見てきた町の食堂でも楽師が来ていたこともあったが、みな食事の片手間に聞くという感じだったのでなんだかこの熱気は異様な気がする。
食事をとりながらリシャルドの方をちらりと見ると、リシャルドはシハルの方をじっと見つめており、ひとつうなずいてからおもむろに楽器を爪弾いた。さっき火にあたりながら聞かせてくれたあの曲だが、さらに洗練されたものになっているのが素人のシハルにもわかる。
心地よい音楽を聞きながらも空腹には勝てず、シハルは食事を再開した。
チーズもこの間初めて知った食べ物でシハルのお気に入りだ。様々な形に切り出されているものを口に運ぶと、まったりとした乳のコクとちょうどいい塩気に癒される。以前食べたものとはまた違った味だがとてもおいしい。同じ食べ物でも産地や製法によって違いがあるのだろう。種類の違うチーズもあるがどれもこれもシハルの気に入る味であった。
「おいしい」
すぐに食べ尽くしてしまう。チーズをもう少し欲しいがシハルには金がない。やはり働かなければならないかと考えていたところ、周りから甲高い歓声があがった。
シハルは驚いて目を見張る。
リシャルドの曲が終わっており、優雅にお辞儀をしているところだった。周りの女性たちはきゃあきゃあと声をあげている。
シハルはポケットを探るが小銭しかない。式服の帯にはさんである札入れは空なのでこれで全財産だ。このお金はリシャルドの投げ銭にと考えていたが、それはともかくチーズは一切れいくらで買えるのだろう。この小銭で買えるだけ欲しいと店の人に言ってみたらどうなるだろうか。
シハルが考え事に没頭している間にリシャルドが次の曲を演奏し始めた。周りがまた静まりかえっている。リシャルドの演奏は確かに上手い。しかしこの女性たちの熱気はどうだろう。常軌をいっしていないか。周りはほとんどが女性だ。いや、気づかないうちに食堂の店員以外が全員女性になっている。
シハルは指先で小銭をもてあそびながらリシャルドと楽器の様子を観察した。リシャルドがこだわるだけあってとてもいい音がする。それ以外特に妙なところはない。
演奏がすべて終わり、リシャルドが観客に礼を述べてお辞儀をすると、女性たちはリシャルドの周りに殺到する。小銭どころか札までもリシャルドの用意した箱に投げ入れられてゆくが、やがてその箱もリシャルドの姿も次から次へと集まって来る女性たちにより見えなくなってしまった。さらに女性たちの高い声が無茶苦茶に飛び交っている。握手を求める声や、アンコールをねだる声、女性同士で争う声も聞こえてものすごい騒ぎだ。この中にならリシャルドの望む強い女性も何人か混じっているのではないだろうか。
シハルは静かに印を結んで食事への感謝の祝歌をつぶやいた。神と決別しても日々の習慣をすべて変えるのは難しい。
しかしこの騒ぎではチーズどころではなくなってしまった。シハルは手のひらにのせたコインを見つめる。投げ銭も命がけになりそうな様子だ。チーズに後ろ髪を引かれる思いだが、一度部屋に戻ることにして席を立つ。
ところが部屋もうるさかった。明らかにヴァルダが暴れている。
「怒られてしまいます。静かにしてください」
ベッドしかなく、荷物を置いたらいっぱいになってしまうくらいの小さな部屋だ。この部屋が一番安かった。ドアが開きにくいので隙間から見てみると立てておいた薬箱が倒れてちょうど扉が下になってしまっている。おかげで足の踏み場もない。ヴァルダは箱から出られなくなって暴れているのだろう。シハルはドアの隙間から体をすべりこませると薬箱に手をかけた。
出してやろうとしたところで手がとまる。
うるさそうだな――。
だがこのままにしておいてもやがて隣室から苦情がきて仕舞いだ。
「騒がないと約束するなら出します」
急にしんと静かになる。シハルはそっと薬箱を起すが、その瞬間開いた扉がしたたかに頬を打った。
「てめぇ、何ずっと無視してんだ!」
今朝焼きあがったばかりなのにもうしゃべっている。シハルは打った頬をさすりながら「騒がない約束です」と鼻先に人差し指を立てるが、もちろん聞いてはいないようだった。不細工な土人形が狂犬のように牙をむいている。なぜかすでに子犬ほどの大きさになっていて、前のようにふさふさとしているわけではないが、短い毛がブラシのように生えそろっていた。
驚いているシハルにむかいヴァルダは鼻を鳴らしてせせら笑う。
「ずいぶんといいもん食わせてもらったようだな」
「お肉とチーズを食べました」
その話をしたかったのだ。シハルはさらに口を開きかけたが、ヴァルダは猛獣のように吠えてさえぎってくる。
「うるせぇよ。シハル、あれが何だかわかってんのか」
「小さな声でしゃべってください。あの楽器が何だかわかるんんですか?」
「楽器? 知らねぇよ!」
むちゃくちゃである。とにかく黙らせなければならない。なんだか早くもお腹がすいてきた。
シハルはさっと手をのばしてヴァルダを胸に抱えあげる。つかまえてしまえば少なくとも暴れはしない。
「放せ。触るんじゃねぇよ」
「おとなしくするなら放します」
ヴァルダは静かになったが、シハルは放さない。先ほど騙されたばかりである。さすがに同じ過ちは犯さない。
「いい加減にしろよ」
低く唸るヴァルダに「こっちのセリフです」と、シハルは静かに応戦する。
「それで――あれが何だかわかるんですか」
リシャルドとあの楽器についてヴァルダは感じるものがあるようなので、それだけは気になる。ヴァルダはふんと鼻を鳴らしただけで黙りこんでしまった。また機嫌を損ねてしまったようだ。
そのとき部屋のドアが控えめにノックされる。
「シハルさん、起きていますか? 宿屋のご主人が盛況のご祝儀にと葡萄酒をくれたので一緒に飲みましょう」
リシャルドの声である。反射的にシハルはヴァルダを思いきり胸に押さえこんだ。あんなに女性に囲まれていたのに、ずいぶんと早く抜け出してきたものだ。だがヴァルダの危害がおよんではいけない。今夜は断って寝てしまうつもりで部屋のドアを小さく開けた。
「シハルさん、おつまみにチーズも買ってきたんですよ。葡萄酒によく合いますから」
ドアの隙間からリシャルドがニコニコとほほ笑んでいる。
「チーズですか」
シハルはドアをもう少し大きく開けた。リシャルドのかかげた大皿にはこぼれ落ちそうなほどチーズが盛られている。皿の端にはピンク色の薄切りの肉のようなものもツヤツヤと花びらのように光っていた。
「ハムもあります」
「お肉ですね。どうぞ」
シハルはヴァルダを押さえこんだままリシャルドを招き入れる。ヴァルダはやはり暴れようとしてもがいているが、無視した。
「それ、朝作っていた狼ですか。大きくなっているように見えるんですが」
リシャルドが不用意に手を出そうとするので、シハルは素早く身を離した。
「狂暴なので指を出してはいけません」
リシャルドが楽器を持っていないことを確認してからドアを閉めると、案の定ヴァルダが大騒ぎする。
「てめぇ、何入ってきてんだ! 調子のんなよ」
「しゃべった!」
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