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深夜に大浴場でセックスする

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 ぼくが旅館の部屋に戻ったのは十時を過ぎてからだった。
 幸い見回りの先生と鉢合わせることもなく、ぼくがどこかから戻ってきても気にする男子はいなかった。枕投げで大騒ぎした痕跡があったけど、半分くらいの子はもう眠っていて、まだ起きている子も寝転んで怖い話をしている。ぼくは自分の布団を敷いて横になる。まだ身体が興奮していて、なかなか寝付けない。

 翌日は午前中に大きな教会を訪れ、午後はテーマパークに行く。
 二日目も美咲は田辺先生を手伝って、生徒がルートを外れて勝手なことをしないように気を遣う。田辺先生は勉めてぼくと視線を合わせないようにしている気がした。だけど、バスを降りるときに顔を合わせると、今までとは違う微笑みを浮かべる。ぼくは芽愛と莉子に手を惹かれて、フラワーロードで写真を撮る。
「雅巳くん、昨日の夜ってどこに行ってたの?」
 芽愛が訊く。
「昨日?」
 ぼくはとぼける。旅館を抜け出して、隣のホテルに行っていたのを見られたのかもしれない。
「夜、あたしたち男子の部屋に行ってお喋りしてたんだけど、雅巳くんずっといなかったよ。雅巳くんと喋りたかったのに」
「ああ、少し具合が悪かったから、先生に薬もらいに行ってたんだ」
「大丈夫?」
「うん、もう平気だよ」
 見回りの先生は消灯時間の九時半と十時、十一時、十二時に交代で旅館を回るのだけど、田辺先生は十一時に見回りするから、ぼくはギリギリまで先生とセックスしようとして困らせた。薬をもらうだけで二時間くらいいなくなるなんて不自然だけど、男子は誰も気づかなくて、女子が気づく。やっぱり女の子は少し怖い。

 その日は川沿いの大きな旅館に宿泊する。先生たちも同じ旅館の大部屋に泊まると聞いてがっかりする。田辺先生と会えると思っていたのに。
 ぼくたち二組の男子は川のせせらぎが聴こえる大部屋でトランプしたり枕投げして遅くまで騒ぐ。ぼくは道脇くんたちと一緒にアリスをGMにした人狼ゲームに参加していて、寝る時間には布団に寝転んでスマホで凜花と愛菜にIMCを送っていた。就寝時間を過ぎても池谷くんや門村たちは騒いでいて、とうとう先生に叱られる。強制的に部屋の電気を消される。電気が消えても笑い声や話し声がきこえる。

 十一時頃にはヒソヒソ声も聞こえなくなって、ほとんどの子が眠ってしまう。ぼくも久しぶりに一人で眠れることに安堵する。愛菜と凜花を犯すようになる前は、睡眠はプライベートな時間だった。何か空想を巡らせたり、楽しかったことを思い出したり、誰にも邪魔されない独りの時間であったはずなのに、妹二人に添い寝され、毎晩挿れっぱなしで眠ったり、現実の快楽に空想が掻き消されてしまう。どんなに心地よくても、プライベートな時間を失うと知らない間に心がすり減っていく。

 雅巳くん。

 夢の中で美咲がぼくを呼ぶ。ぼくを揺り動かす。これは夢じゃない。
 目を開けると、浴衣姿の美咲がしゃがんでぼくを覗き込む。人差し指を唇にあてる。どうして男子の部屋に美咲がいるか分からなくて、ぼくは寝ぼけて起き上がる。他の子はみんな静かに寝息を立てる。美咲に手をひかれて忍び足で部屋を出る。

「この旅館、大浴場が夜も入れるの」
 美咲が言う。ぼくはまだ寝ぼけていて、手を引かれるまま歩く。
「浴場?」
「雅巳くん今日も入ってないでしょ」
 そう言って美咲はくすくす笑う。頭が醒めてきて、状況を察すると、ぼくは浴衣の下でみるみる勃起する。昨夜は由里子先生とセックスしたのに、今夜は美咲とセックスする。
 女湯の脱衣所に入って、ぼくたちは浴衣を脱ぐ。下着も脱ぐ。裸になって大浴場に入る。この時間の大浴場には誰もいない。楕円形の浴槽の縁に由香里が座って、湯船に足を浸けていた。
「雅巳くん、寝てたの?」
「うん、寝てた」
「ね、挿れて」
 由香里は大きな階段状の浴槽の縁に仰向けになって、股を開く。指で割れ目を拡げる。美咲がぼくの反り返ったおちんちんを掴んで押し下げて、前戯もなしに由香里の膣に押し込む。みちゅるるるっと過去一深く沈んで、由香里のおへその下から上にかけて、巨根のカタチの膨らみがゴリゴリっと動く。背中に美咲が密着して、ぼくの乳首を摘んで肩越しに舌を絡める。ぼくは腰を前後に波打たせる。掬い上げるようにピストンする。由香里のお腹を巨根の膨らみが律動する。大人と違って子供のお腹は薄い。どこまで入ってるかよくわかる。グロくてエロい。
「雅巳くんの、ここまで入ってるね」
 由香里が囁いて、片手をお腹にのせる。上下する膨らみを感じてウットリした表情でぼくをみる。ぬちゃぬちゃ、つちゃつちゃ、ピストンの音が大浴場に大きく反響する。ぼくは背中に手を回して、美咲の割れ目に指を出し入れする。美咲はボディソープを手に垂らしてぼくの胸に塗りたくる。拡げた指先を乳首に集めて引っ張ると、ぶわっと肌が粟立つ。
「きもちいいよぉ……」
 肩をぶるぶる震わせながら由香里を突く。
「音、すごい……響くね」
 由香里が言う。仰向けになって、ぼくの腰に脚を巻き付ける。割れ目が上向きになって、余計に下腹部の膨らみが大きくなる。腰をぐるぐる回転させると、おちんちんが由香里のお腹を掻き回す姿がお腹に浮かぶ。
「寝不足にならないかな?」
 ぼくが心配すると、美咲がぼくの腋をくすぐりながら言う。
「どうせ明日は平和学習でしょ。午前中で帰るから平気だよ」

 ぼくは由香里の子宮頸がおちんちんの先端をゴリッと抉る角度をみつけて、リズムを変えながら同じ角度で延々と休みなく律動する。突くたびにゴリゴリ刺激されて、由香里のお腹の膨らみもゴリゴリ上下して、このピストンをやめたらこの快感が二度と得られないような焦燥を覚えて、心を持たずに快楽だけを求める性交装置と化す。
 背中に回した右手で美咲の恥骨を掴んで、ピストンと同じリズムで刺激する。美咲はぼくの胸をにゅるにゅる撫で回し、ぼくの耳たぶをぬるぬる舐める。ぬちゅぬちゅ、ちゃぷちゃぷ、浴場に響く肉の音。誰かが入ってこないか心配だけど、今誰か入ってきても中断できる自信がない。
「や……は、あ……」
 由香里が声を漏らす。自分で自分の口を手で覆い、涙を滲ませる。びくん、と大きな絶頂の痙攣を響かせて、由香里が両脚でぼくの腰を引き寄せる。いままでにないくらい深く沈んで、由香里のおへそが大きく膨らむ。子宮の痙攣がダイレクトに伝わって耐えられず、丸一日溜めた精液をぶっ放す。
「すご……い、雅巳、すごいよ」
 由香里が涙を流しながら、膨らんだ下腹部を手で絞る。じゅびーっ、じゅびーっ、じゅびーっ、と結合から音を立てて精液が噴き出す。浴室の床にぶち撒け、夥しい量の精液が幾筋も排水溝へ流れていく。美咲が溢れる精液を手で掬って、自分の胸に塗りたくり、ぼくの背中に密着して肌をにゅるにゅる擦り付ける。
 絶頂が収まる前に美咲がおちんちんを引き抜いて由香里と二人でちゅるちゅる愛撫する。ぼくを硬い浴室の床に仰向けに押し倒し、美咲がぼくを跨いでおちんちんを膣に沈める。由香里がぼくの顔を跨いで、精液に満たされた割れ目を口に押し付ける。タイル床が痛いけれど、きもちよくて気にならない。膣に舌を挿れて、陰唇に唇をつけて出した精液を吸い出す。口いっぱいの精液でゴボゴボうがいをしてみせる。
「やだー、雅巳くん、せーし取らないで。おまんこに戻して」
 由香里が卑猥な要求をする。ぼくは由香里のおまんこに唇を付けて、吸い出した精液を再び注入する。いっぱい溢れる。美咲が腰を叩きつけるようにぶちゃぶちゃピストンを開始する。由香里の太腿に頬を挟まれ精液でぐちゃぐちゃの割れ目を舐めながら、剥き出しの快感と律動に震える。
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