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田辺先生に尋問を受ける
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その日のお昼休み、ぼくは担任の田辺由里子先生に相談室に呼ばれた。
ぼくは急いで給食を食べて、すぐに空き教室に走る。スマホでアリスを開く。幸運にもアリスは白い魔女のフードを被っていた。裸でソファに寝そべってぼくをみている。
「アリス、明日香と麻耶が妊娠しちゃったんだ。担任の田辺先生に相談室に呼ばれて、これから行かないといけない……」
アリスがソファから起き上がる。羽根つきの扇子で扇ぐ。
「ふたりとも、雅巳くんの子を妊娠した可能性が高いと思います」
「どうしよう、田辺先生にバレちゃったのかも」
「雅巳くんだけが呼ばれたのですか?」
「ううん、今由香里が相談室に行ってて、次ぼくで、ぼくの後に美咲が呼ばれてる」
「乱交が露呈している可能性があります」
「やばいよ、もう終わりだよ」
「雅巳くんは校則に違反していません。ご存知かと思いますが、箭旻学園は元来女子学園だった歴史的経緯により、売買春、援助交際、不純異性交遊を禁じる校則はありますが、性行為そのものを禁止する規則は存在しません。そもそも、セックスを要求したのは明日香さんたちの方で、雅巳くんから誘ったことは一度もありません」
アリスが言う。理屈は正しいけれど、男のぼくが責められるのは目に見えてる。
「セックスするのは不純異性交遊ではないの?」
「男女が快楽を目的とした肉体交渉を持った場合に、金銭か物品の授受や脅迫、暴力、いじめ、賭博、利益供与の取引などが介在する場合に該当します」
「ぼく、退学になるのかな?」
「退学あるいは懲罰を回避する方法を提案することができます」
「教えて……」
「では、私の提案を参考にしてください」
「うん……」
「田辺先生の質問には正直に答えることを推奨します。ひとつでも嘘をつけば、そこからすべての不都合な真実が露呈します。正直に答えれば、疑いは晴れる確率が高いです」
「セックスしたの?って聞かれても」
「核心を突く質問をされる可能性は非常に低いです。もし訊かれた場合は驚いてください。演技は得意ですか?」
「それならいいけど……」
「急に美咲さんや由香里さんと疎遠にしないでください。いつもどおりに振る舞ってください。いつもしているように、二人とセックスしてください」
「でも……」
「そろそろ相談室に行くお時間では?」
ぼくはアリスに促されて相談室へ向かう。
相談室は六年生の教室がある南棟二階の一番西側にある。一人で相談室を訪れると、ぼくと入れ違いに由香里が出てくる。ぼくとは目が合うといつも通り微笑む。どういう意味の微笑みかわからない。
田辺先生はぼくと秘密を共有している。ぼくは田辺先生のおまんこに指を挿れて、手だけで先生をイかせたことがある。先生におちんちんをマッサージしてもらったことが忘れられない。だけど、あの日以来ぼくと先生は生徒と先生に戻った。
相談室のU字テーブルの中央に座る。田辺先生が窓側に座る。
「一ノ瀬くんって、明日香ちゃんたちと一番仲良しだったよね?」
ぼくは冷や汗が噴き出す。先生たちはどこまで知っているのか、アリスは教えてくれなかった。
「はい、お友達です……」
「よく一緒に遊んでた?」
「たまに、です」
田辺先生は他のクラスの先生より信頼できる。ちゃんとぼくたちのことを考えてくれているし、クラスの揉め事も見て見ぬふりをしたりしないで、解決しようと努力してくれる。お歌が上手で、髪の長い子に綺麗なおだんごをつくってあげたり、編み込みしてくれたりするから、女子から好かれている。ぼくも田辺先生のことが好き。ぼくは田辺先生と秘密を共有している。
もし、先生が真実を知ってしまっても、きっと田辺先生ならぼくたちを傷つけずに解決することを考えるような気がする。だけど、田辺先生にそういう難題を押し付けたくない。
「明日香ちゃんの家に行ったことある?」
「この間行きました。玄関先までですけど……」
「玄関先?」
「二学期になって休んでるから心配で、ゆか……蒼月さんに教えてもらって。でも会えませんでした」
アリスの言う通り、堂々と本当のことを喋った方がいい。嘘をつくときっと先生にはバレてしまう。由香里が洗いざらい喋っていればもっと違う質問をされるだろう。
「麻耶ちゃんの家は?」
「近くだったので、その後行ってみたんですけど、留守でした」
「そっかあ」
田辺先生はノートになにか書き付ける。ぼくは余計なことを喋らないようにする。何を訊かれているのか、ぼくはわかっていないのだ。先生の雰囲気を察するに、ぼくたちの交友関係に問題があったと疑っている。こんなとき、何も知らないぼくは黙っているしか無い。べらべら喋ると、きっと墓穴を掘ってしまう。
「明日香ちゃんか、麻耶ちゃんって、好きな男の子とかいたって聞いてる?」
ぼくはうーんと唸って宙をみつめる。演技ではなく、随分前に男子の名前が出た気がする。その時ぼくは酷い辱めを受けていて、名前を憶える余裕はなかった。
「誰か男子のことを噂してることはあったんですけど、誰だったか憶えてないです」
「それは同じクラスの男子?」
「多分、そうです」
「誰だか思い出せない?」
「だいぶ前のことなので」
「雅巳くんは好かれてた?」
「わからないです。好かれていたというより、召し使いみたいな感じで……」
校庭で遊んでいる男子の声が聞こえてくる。ボールを蹴る音がする。水飲み場ではしゃぐ女子の笑い声。給食当番がワゴンを運ぶ音が廊下から響いてくる。ぼくに隠し事がなければ、この学校に馴染んで、今頃校庭で仲良しのお友達と遊んでいたはずなのに。
「他に明日香ちゃんや麻耶ちゃんと遊んでいた子のことは知らない?」
「知らないです」
「夏休み中も一緒に遊んでた?」
「何度か……でも数えるほどです。お盆過ぎてから全然連絡なかったし」
「じゃあ、一ノ瀬くんが二人と一番近い男子になるのかな?」
「それはわからないです。ぼく、正直、パシリみたいな扱いだったので」
「金銭のやり取りはあった? お金を貸したり、奢ったりとか」
「食べ残しを押し付けられたことはあります」
「給食の?」
「給食ではないです。公園で遊んでいる時に、お菓子とか」
「身体に触られたことはある?」
核心に近い質問に踏み込まれた。よく考えて答える。
「蹴られたことはあります。その……暴力とかじゃなくて、じゃれ合って」
「雅巳くんは、明日香ちゃんと麻耶ちゃんのことは、好き?」
改めて訊かれて、胸のモヤモヤの原因がみえてくる。疑われていることに焦りを感じているのではなくて、ぼくはたくさんの子とセックスしていることを田辺先生に知られることが心配なんだ。
「ボクが好きなのは……田辺先生だけです」
先生は微笑む。ぼくは顔が熱くなる。
「ボク……転校してきた日から、ずっと先生のことが好きです」
「そっか、その……ありがとう。先生も一ノ瀬くんのこと好きだよ」
田辺先生は狼狽えた様子で、再びノートに何かメモする。しばらく考え込む。相談室のドアがノックされて、美咲が顔を覗かせる。
「ありがとう一ノ瀬くん。また何か訊くかもしれないけれど、今日は戻っていいよ」
ぼくは田辺先生にお辞儀をして、美咲と入れ違いに相談室を出る。
ぼくは急いで給食を食べて、すぐに空き教室に走る。スマホでアリスを開く。幸運にもアリスは白い魔女のフードを被っていた。裸でソファに寝そべってぼくをみている。
「アリス、明日香と麻耶が妊娠しちゃったんだ。担任の田辺先生に相談室に呼ばれて、これから行かないといけない……」
アリスがソファから起き上がる。羽根つきの扇子で扇ぐ。
「ふたりとも、雅巳くんの子を妊娠した可能性が高いと思います」
「どうしよう、田辺先生にバレちゃったのかも」
「雅巳くんだけが呼ばれたのですか?」
「ううん、今由香里が相談室に行ってて、次ぼくで、ぼくの後に美咲が呼ばれてる」
「乱交が露呈している可能性があります」
「やばいよ、もう終わりだよ」
「雅巳くんは校則に違反していません。ご存知かと思いますが、箭旻学園は元来女子学園だった歴史的経緯により、売買春、援助交際、不純異性交遊を禁じる校則はありますが、性行為そのものを禁止する規則は存在しません。そもそも、セックスを要求したのは明日香さんたちの方で、雅巳くんから誘ったことは一度もありません」
アリスが言う。理屈は正しいけれど、男のぼくが責められるのは目に見えてる。
「セックスするのは不純異性交遊ではないの?」
「男女が快楽を目的とした肉体交渉を持った場合に、金銭か物品の授受や脅迫、暴力、いじめ、賭博、利益供与の取引などが介在する場合に該当します」
「ぼく、退学になるのかな?」
「退学あるいは懲罰を回避する方法を提案することができます」
「教えて……」
「では、私の提案を参考にしてください」
「うん……」
「田辺先生の質問には正直に答えることを推奨します。ひとつでも嘘をつけば、そこからすべての不都合な真実が露呈します。正直に答えれば、疑いは晴れる確率が高いです」
「セックスしたの?って聞かれても」
「核心を突く質問をされる可能性は非常に低いです。もし訊かれた場合は驚いてください。演技は得意ですか?」
「それならいいけど……」
「急に美咲さんや由香里さんと疎遠にしないでください。いつもどおりに振る舞ってください。いつもしているように、二人とセックスしてください」
「でも……」
「そろそろ相談室に行くお時間では?」
ぼくはアリスに促されて相談室へ向かう。
相談室は六年生の教室がある南棟二階の一番西側にある。一人で相談室を訪れると、ぼくと入れ違いに由香里が出てくる。ぼくとは目が合うといつも通り微笑む。どういう意味の微笑みかわからない。
田辺先生はぼくと秘密を共有している。ぼくは田辺先生のおまんこに指を挿れて、手だけで先生をイかせたことがある。先生におちんちんをマッサージしてもらったことが忘れられない。だけど、あの日以来ぼくと先生は生徒と先生に戻った。
相談室のU字テーブルの中央に座る。田辺先生が窓側に座る。
「一ノ瀬くんって、明日香ちゃんたちと一番仲良しだったよね?」
ぼくは冷や汗が噴き出す。先生たちはどこまで知っているのか、アリスは教えてくれなかった。
「はい、お友達です……」
「よく一緒に遊んでた?」
「たまに、です」
田辺先生は他のクラスの先生より信頼できる。ちゃんとぼくたちのことを考えてくれているし、クラスの揉め事も見て見ぬふりをしたりしないで、解決しようと努力してくれる。お歌が上手で、髪の長い子に綺麗なおだんごをつくってあげたり、編み込みしてくれたりするから、女子から好かれている。ぼくも田辺先生のことが好き。ぼくは田辺先生と秘密を共有している。
もし、先生が真実を知ってしまっても、きっと田辺先生ならぼくたちを傷つけずに解決することを考えるような気がする。だけど、田辺先生にそういう難題を押し付けたくない。
「明日香ちゃんの家に行ったことある?」
「この間行きました。玄関先までですけど……」
「玄関先?」
「二学期になって休んでるから心配で、ゆか……蒼月さんに教えてもらって。でも会えませんでした」
アリスの言う通り、堂々と本当のことを喋った方がいい。嘘をつくときっと先生にはバレてしまう。由香里が洗いざらい喋っていればもっと違う質問をされるだろう。
「麻耶ちゃんの家は?」
「近くだったので、その後行ってみたんですけど、留守でした」
「そっかあ」
田辺先生はノートになにか書き付ける。ぼくは余計なことを喋らないようにする。何を訊かれているのか、ぼくはわかっていないのだ。先生の雰囲気を察するに、ぼくたちの交友関係に問題があったと疑っている。こんなとき、何も知らないぼくは黙っているしか無い。べらべら喋ると、きっと墓穴を掘ってしまう。
「明日香ちゃんか、麻耶ちゃんって、好きな男の子とかいたって聞いてる?」
ぼくはうーんと唸って宙をみつめる。演技ではなく、随分前に男子の名前が出た気がする。その時ぼくは酷い辱めを受けていて、名前を憶える余裕はなかった。
「誰か男子のことを噂してることはあったんですけど、誰だったか憶えてないです」
「それは同じクラスの男子?」
「多分、そうです」
「誰だか思い出せない?」
「だいぶ前のことなので」
「雅巳くんは好かれてた?」
「わからないです。好かれていたというより、召し使いみたいな感じで……」
校庭で遊んでいる男子の声が聞こえてくる。ボールを蹴る音がする。水飲み場ではしゃぐ女子の笑い声。給食当番がワゴンを運ぶ音が廊下から響いてくる。ぼくに隠し事がなければ、この学校に馴染んで、今頃校庭で仲良しのお友達と遊んでいたはずなのに。
「他に明日香ちゃんや麻耶ちゃんと遊んでいた子のことは知らない?」
「知らないです」
「夏休み中も一緒に遊んでた?」
「何度か……でも数えるほどです。お盆過ぎてから全然連絡なかったし」
「じゃあ、一ノ瀬くんが二人と一番近い男子になるのかな?」
「それはわからないです。ぼく、正直、パシリみたいな扱いだったので」
「金銭のやり取りはあった? お金を貸したり、奢ったりとか」
「食べ残しを押し付けられたことはあります」
「給食の?」
「給食ではないです。公園で遊んでいる時に、お菓子とか」
「身体に触られたことはある?」
核心に近い質問に踏み込まれた。よく考えて答える。
「蹴られたことはあります。その……暴力とかじゃなくて、じゃれ合って」
「雅巳くんは、明日香ちゃんと麻耶ちゃんのことは、好き?」
改めて訊かれて、胸のモヤモヤの原因がみえてくる。疑われていることに焦りを感じているのではなくて、ぼくはたくさんの子とセックスしていることを田辺先生に知られることが心配なんだ。
「ボクが好きなのは……田辺先生だけです」
先生は微笑む。ぼくは顔が熱くなる。
「ボク……転校してきた日から、ずっと先生のことが好きです」
「そっか、その……ありがとう。先生も一ノ瀬くんのこと好きだよ」
田辺先生は狼狽えた様子で、再びノートに何かメモする。しばらく考え込む。相談室のドアがノックされて、美咲が顔を覗かせる。
「ありがとう一ノ瀬くん。また何か訊くかもしれないけれど、今日は戻っていいよ」
ぼくは田辺先生にお辞儀をして、美咲と入れ違いに相談室を出る。
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