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第1部
第24話「ネムをルームシェアに誘う顛末」
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駐車場で、アキラのピックアップに荷物を運ぶ。
後部ハッチを開けて腰掛けたネムが、大砲のような狙撃銃を組み立てる。シルバーのバイザーをかけて、アームガードとパープルのブーツを履き、足首に白いステルスリングをつける。
このアンクレットはバイザーから起動すると、自分の足音や小さな身動きの音を消してくれる。
「すごい銃だね、重そう」とぼくが言う。
「これサチのロバエフ借りたの。対物ライフルだから、人間は挽き肉になるね」
ネムはさらっと恐ろしいことを言う。
「あの……えっと……」
「なに?」
「ヒバリーヒルに移ったら、一緒の部屋に住まない?」
「ユリアたちがいるでしょ?」
「ユリアたちも、いいって」
ネムはバイザーを上げて、冷たい眼でぼくをみる。ぼくはネムの瞳を真っ直ぐみつめる。
「そんなに、アタシのファックが良かった?」
「忘れられない……」
「ふふ、アンタ、ここ来た頃はおどおどして可愛い男の子だったのに、すっかり馴染んできたね」
ネムはスティックのりみたいな太い弾丸の入ったマガジンをライフルに叩き込んで、荷台に押し込む。立ち上がってぼくの腰に腕を回す。キスをする。舌を絡める。ぼくの股間を布越しに撫でる。花の薫りがたちのぼる。
「いいよ、あたしもリオのペニスが気に入ったし、四人で楽しみましょ」
そう言って階段を上っていく。入れ違いに箱を抱えたサチが降りてくる。
サチはすれ違うネムを振り返り、ぼくを舐めるようにみる。ニヤニヤして言う。
「リオ、あんたネムに惚れたの?」
後部ハッチを開けて腰掛けたネムが、大砲のような狙撃銃を組み立てる。シルバーのバイザーをかけて、アームガードとパープルのブーツを履き、足首に白いステルスリングをつける。
このアンクレットはバイザーから起動すると、自分の足音や小さな身動きの音を消してくれる。
「すごい銃だね、重そう」とぼくが言う。
「これサチのロバエフ借りたの。対物ライフルだから、人間は挽き肉になるね」
ネムはさらっと恐ろしいことを言う。
「あの……えっと……」
「なに?」
「ヒバリーヒルに移ったら、一緒の部屋に住まない?」
「ユリアたちがいるでしょ?」
「ユリアたちも、いいって」
ネムはバイザーを上げて、冷たい眼でぼくをみる。ぼくはネムの瞳を真っ直ぐみつめる。
「そんなに、アタシのファックが良かった?」
「忘れられない……」
「ふふ、アンタ、ここ来た頃はおどおどして可愛い男の子だったのに、すっかり馴染んできたね」
ネムはスティックのりみたいな太い弾丸の入ったマガジンをライフルに叩き込んで、荷台に押し込む。立ち上がってぼくの腰に腕を回す。キスをする。舌を絡める。ぼくの股間を布越しに撫でる。花の薫りがたちのぼる。
「いいよ、あたしもリオのペニスが気に入ったし、四人で楽しみましょ」
そう言って階段を上っていく。入れ違いに箱を抱えたサチが降りてくる。
サチはすれ違うネムを振り返り、ぼくを舐めるようにみる。ニヤニヤして言う。
「リオ、あんたネムに惚れたの?」
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