夢物語

遠藤きっか

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30章

2.

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昨日とは違う大きいショッピングモール


いろんなお店を見て回る4人


可愛い雑貨屋さんを見つけそこに入ることに


細々してていろんな雑貨が置いてある


きっかがミンの写真をスマホでこっそり撮る


それに気づき変顔をしたり

ポーズを決めたりするミン


ミンも同じ様にきっかの動画を撮ったり


写真を撮ったりする

まるでプロモーションビデオを撮ってるみたい………


一緒に商品を見てポーズをきめたり、顔を見合わせ笑ったり本当幸せそうな2人

そんな2人を見守り一緒に買い物を楽しむシンとかすみ


きっかとミンがシンとかすみの写真も撮ってあげる


みんなそれぞれが楽しんでいる

『ミン!これお揃いの買おう』とニコニコでマグカップを見せるきっか


『いいよ。早く一緒に住んで色んなもの揃えなくちゃね』と優しく微笑むミン


『うん。もしかして今住んでるところに私も住むの?』とニコニコで聞くきっか

『いや。結婚したら住む場所も変える予定だよ』と微笑みながら応えるミン


『そうなんだ。本当いろいろ楽しみ~』とニコニコではしゃいでいるきっか

その時………
『本当嬉しそう。前付き合ってた彼の時はよく泣いてたから、今回は本当よかったよ・・・。』とかすみが嬉しそうに呟く

その言葉を聞き
かすみを見返すミン

『えっ??なんできっかは泣いてたの??』と気になりかすみにすぐ声を掛けるミン

『ごめんなさい・・。あっ・・なんでもないよ』と笑ってごまかすかすみ

シンもそれを見ている


ミンがまたその話を聞こうとすると

シンが『ほらっ、今度はあっちのお店にいこう』とミンを誘う

『ミン・・・。誰だって過去を言いたくないことあるよ。』とミンにシンが伝える

『わかっているけど・・・・』と不安になるミン

きっかはいろんな物を見て楽しんでいる


『ミンこれは?』と満面の笑みで振り向くきっか


『あぁ、いいと思うよ。』と心無い返事をするミン


何かいつもと違う違和感を感じるきっか

だが、楽しさのあまり気のせいだと思いまた、色んなものを物色する

ミンはかすみが呟いたことが気になって仕方がない………

かすみがシンに『私余計なこといっちゃったね。どうしよう』と困った顔をする


『大丈夫だよ。過去のことだし、今はその人と関わってないんでしょ?』とさらっと言うシン
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