夢物語

遠藤きっか

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30章

買い物………不安

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服を着替え化粧をして


いざっ!!お出掛けへ


ミンは、いつもと違う眼鏡をかけ、かつらをかぶりいつも以上に変装している


そこへピンポンとチャイムが鳴る………


インターフォンを覗くとシンとかすみが立っていた


急いで扉を開けるきっか

『どうしたの?』と慌てて聞く


ミンも出てきて

『これ』とシンが小さい袋を渡す


『ありがとう』と隠す様に貰うミン


きっかは不思議に思う
(実はこの時、ジョンからのライブチケットを貰ったのだ)

ミンはシンにこっそり近寄り『この日は、仕事入れないで』と小さい声で頼む


『わかったよ。飛行機も手配するね』とこそこそ話しをする


『頼むよ。』と頷くミン


何もなかったかのように
きっかの方を振り向き


『きっかちゃんとミン今からどっか出掛けるの?』と笑って応えるシン


『えっと、服を買いたくて・・いきなりこっちにきたから・・・あっ!!かすみとシンくんも一緒に行かない?』と笑顔で聞くきっか



ミンに悪いと思い断ろうとシンが話そうとすると


『一緒に行きたい。昨日あんまり買い物できなかったから。・・・』とすぐ応えるかすみ


シンとミンも『わかったよ。』と同時に応える


『2人とも本当に仲いいよね。兄弟みたい』とクスッと笑うかすみ


『どこが・・?俺と全然違うよ。ミンはわがままだし。』と嫌そうに言うシン


『お前そんな風に思ってたのか、じゃあ、もう僕につかなくていいよ。それに、シンにも好き勝手やらせてるだろう?』と偉そうに話すミン


『なんだと』と小突こうとするシン


『やるのか?』とミンが手を構える

2人がじゃれ合ってるのを見て
きっかとかすみが笑う


そして、

4人でショッピングへ
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