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21章
本当のこと…1
しおりを挟む沈黙のまま家に帰る2人………
ミンが怒っているのに気づき
ミンに何て話をしていいかわからず辛いきっか………
隣では溜め息をつき考え事をしているミン
きっかがミンに『ごめんね。』と口を開く
ミンは何も言わない
『なんで何にも言ってくれないの?』と泣き出すきっか
『きっか、僕のこと本気で好き?』と真剣に聞いてくる
『大好きだよ。・・・凄く。いつもそばにいたい』と自分の気持ちを一生懸命伝える
『実は・・・さっき自動販売機のところで話をきいたんだ』と真剣な表情で話すミン
『さっきって、もしかしてハンソのこと?』
(ちなみにハンソは、ミンの会社の社長さんです。)
うんとミンは頷く
『わかった。全部話すよ』ときっかはミンをじっと見つめて話をする
『ミンは、私とハンソがどんな関係か知ってるの?』と真剣に聞く
『知らない。けど、知り合いなんだよね?もしかして、元彼?』と心配そうなミン
『・・・付き合ってないよ。ただの友だちなの。ミンの会社の社長って言うのはさっき知ったけど・・』と目をそらし口を噛み締め申し訳なさそうに言う
『でも、さっきの話だと・・・。』と心配なミン
『私がハンソと出逢ったのは1年前・・私が歌手のバックバンドをしていた時に出逢ったの・・・』
『バックバンド?』
『これも聞かれなかったから言わなかったんだけど・・・。実は・・・私ミュージシャンなの』
『趣味で楽器やってるんじゃなかったの?』と不思議そうに聞く
『今は仕事でやってて・・・ミンに隠していたわけじゃないんだけど、タイミングがなくて、いつ言おうか悩んでたんだ。けど、まさかこんな誤解されるような事をしてしまって』と申し訳なさそう話すきっか
『じゃあ、韓国語がわかるのは本当?』
『ハンソが私に教えてくれたのは確かだよ。言葉を覚えるのが面白かったから、けど、簡単な言葉だけ、、難しい言葉と話すことはできない。』と必死に伝える
『今までのは嘘じゃないんだよね?』
『うん。それだけは信じて、本当に嘘はついてないし、ミンのこと大好きだから』とじっとミンを見つめる
ふ~っとため息をつき
『わかった。なら許すよ』とニコッと笑顔で応えて許すミン
『でも、本当に何もなかったの?』と釘をさすミン
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