忘れられない………

奏多……会いたいよ

月を眺めて
ぼっ～と見ているひろか………

昔あった時のことを思い出し
少し涙がでてくる………

『やだ・・・。なんで・・・やっぱり・・好きだよ奏音。そばにいてよ。もらった指輪には一緒にいるって書いてあったのに。・・会いたいよ。』とネックレスにつけた指輪をギュッと握りしめるひろか


『ひろかっ！！いたっ！！はぁ。はぁ。はぁ～。』と息を切らして話す奏音


声をする方を見てびっくりするひろか
『あっ・・奏音？？』と目を見開いている………


『こんな時間までごめん。スマホの調子が悪くてすぐ連絡したかったけど、使えなかったんだ。本当ごめん』と手を合わせて謝る奏音


その瞬間
奏音に抱きつくひろか………

『えっ？！ひろかどうした？？』と抱きしめる奏音

大好きな声……
目の前に奏音がいる……

『うっ。もうっ！ばかっ！！心配したんだからっ！！』と涙を溜めながら必死に話すひろか

『ごめんごめん。本当待っててくれてありがとう。・・・そういえば懐かしいなぁ』とひろかを見つめて微笑む奏音

『えっ？』

『ひろかとブランコに座りながら星の話してたよなぁ。』と話す奏音

『奏音。覚えてるの？！』とびっくりするひろか

『覚えてるよ。あの時のことは・・・』とニコッと微笑む