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第21話 スカウト
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精霊だ!初めて見た!」
「あれが精霊の力なのか」
等とギルド内が盛り上がっているとオークの際に助けた異常にテンションが上がっていたやつが、
「炎の守護者だ!」
と言うと、
「あれが炎の守護者なのか?魔法剣士の俺でも剣捌きだったぞ」
「違うだろ!あれは剣の精霊様だ!あんな素晴らしい剣を一瞬に2本も出したんだぞ!」
「そうだ!精霊様が喋れるんだから聞けばいいじゃないか!」
「「「そうだな!」」」
これは囲まれるやつだ!ここはユミナに任せよう!
(ユミナ。人いっぱいきて怖いから気配消す)
(えっ?う、うんわかった)
俺は気配を消すとそれに合わせてアクアも気配を消した為、ユミナ1人が取り残されることになった。
「あれ?精霊様は?あっ!それよりも譲ちゃん大丈夫だったか?ごめんな。助けてやれなくて。俺はライトっていうよろしくな」」
「大丈夫ですよ!私はユミナです!そして私にはイグちゃんとアクアちゃんがいますから!」
「もしかして今の精霊は譲ちゃんの契約精霊なのか?」
「はい!そうですよ!イグちゃんはまだ中級精霊だけどとっても強いんですよ!アクアちゃんは戦いは苦手かも知れませんが…」
「あれが中級精霊!冗談だろ!」
等と話しているとユミナの元に明らかに魔導師みたいな人が来て、
「初めまして、私は冒険者の傍ら精霊の研究をしているトンスという者なんですけど少しお話を窺っても?」
「おー!トンスから話しかけるって珍しいな!」
「はい。ライトとユミナさんの話にとても興味を持ちましたので声をかけ指していただきました」
「よろしくですトンスさん!それで話とはなんですか?」
「ではこちらに」
トンスはギルドの奥に行き、受付嬢に何かを話、さらに奥のに進み尋問室のような部屋に案内した。何かの呪文を言い、椅子に座った。そしてユミナも向い合わせて座らせた。するといきなり
「ユミナさん宮廷魔法師団に興味ありませんか?」
「えっ?スカウトですか?」
「はい。スカウトです。今私はあなたを宮廷魔法師団にスカウトしているんです。給料もいいですし、国を守る仕事ですよ。どうですか?」
なるほどスカウトか。しかしなんかいやな予感がするな。例えばずっと国に管理されるとか、ただの戦争の道具にされるとか。さっきの戦いでわかったが俺は相当強い。だからその可能性もあるな。今は隠れるのが最善点だが、ユミナの回答次第では出ないとな。
「いえ、すみません。私は自由に生きると決めたんです。私なんかに声をかけてくれるって凄い光栄なことなんですけどすみません」
「そうですか。意見を変えるつもりはありませんか?」
「はい」
「そうですか。では始末しますか」
「始末ってどういうことですか?」
「そのままの意味ですよ。あなたを殺します。あなたは将来私たちの国の脅威になる可能性がある。だから今の内に排除するんですよ。それに今は精霊がいませんから、今のあなたはただの一般人と一緒ですから」
なるほど。やはりそうだったか。まぁートンスの行動は理にかなっているがわざわざ殺すか?・・・・そっか。ここは異世界だ。命がすぐに散る世界だった。しかしもしかしたら俺をおびき出す罠ではないか?でも今出ないとユミナがころせれてしまう。それは駄目だな。
俺は気配を隠すのをやめて現れると、
「やはりこの場にいましたか、そして言葉も理解できる。しかし実体化はしていない。所詮中級精霊ですね。あっ!そうだ貴方が軍の駒になるならユミナさんを助けてあげますよ」
やはり俺が狙いだったか。やはり俺はこの世界では脅威の存在になるんだな。これは俺が直接話した方がいいな。
「断ったら?」
「やっと話してくれましたか。正直あの女なんかどうでもいいんですよ軍隊の性奴隷にでもなっていればいいです。しかし貴方は違う今は中級だが上級になれば人型にもなれ、私たちが調教すれば〈終焉〉にもなれる素質がありますどうですか?」
「ことわる」
「そうですか。残念です。あなたも主人同様頭が悪い。せっかく力があるのにこうして死んでしまうのだから」
「精霊である俺に勝てると言うのか?」
「はい。そうです。貴方は中級の中では強いかもしれませんが、私の本当の職業は賢者ですよ?魔法系統の最上級職業です。剣神と同じレベルと言ったら分りますか?私からしたら6祖程度じゃないと相手になりませんよ」
「最後に聞いていいか?これはお前の単独での行動か?それとも誰かの指示か?」
「あきらめたんですね。いいでしょう教えてあげましょう。国王の指示です」
「そうかありがとう」
「死ぬ準備出来たら言って下さいね。念話してもいいですよ」
「わかった」
(ユミナ大丈夫?)
(ごめんね。ごめんね。イグちゃん。私のせいで。今からでもいいから逃げて)
(いやだ戦う)
(流石イグちゃんでも無理だよ。だってあの剣神と同じレベルなんだよ頭のいいイグちゃんならわかるでしょ!)
(わかるよ。でも勝てる)
(なら命令します。今すぐアクアちゃんを連れて逃げなさい)
俺はそれを無視した。ユミナの命令を背いたのは初めてだ。しかし俺はいつの間にかユミナの事が大好きになっていた。だからこんなところで死なせる訳にいかない俺の命に代えてでも・・・
さぁー蹂躙を始めましょうか
「あれが精霊の力なのか」
等とギルド内が盛り上がっているとオークの際に助けた異常にテンションが上がっていたやつが、
「炎の守護者だ!」
と言うと、
「あれが炎の守護者なのか?魔法剣士の俺でも剣捌きだったぞ」
「違うだろ!あれは剣の精霊様だ!あんな素晴らしい剣を一瞬に2本も出したんだぞ!」
「そうだ!精霊様が喋れるんだから聞けばいいじゃないか!」
「「「そうだな!」」」
これは囲まれるやつだ!ここはユミナに任せよう!
(ユミナ。人いっぱいきて怖いから気配消す)
(えっ?う、うんわかった)
俺は気配を消すとそれに合わせてアクアも気配を消した為、ユミナ1人が取り残されることになった。
「あれ?精霊様は?あっ!それよりも譲ちゃん大丈夫だったか?ごめんな。助けてやれなくて。俺はライトっていうよろしくな」」
「大丈夫ですよ!私はユミナです!そして私にはイグちゃんとアクアちゃんがいますから!」
「もしかして今の精霊は譲ちゃんの契約精霊なのか?」
「はい!そうですよ!イグちゃんはまだ中級精霊だけどとっても強いんですよ!アクアちゃんは戦いは苦手かも知れませんが…」
「あれが中級精霊!冗談だろ!」
等と話しているとユミナの元に明らかに魔導師みたいな人が来て、
「初めまして、私は冒険者の傍ら精霊の研究をしているトンスという者なんですけど少しお話を窺っても?」
「おー!トンスから話しかけるって珍しいな!」
「はい。ライトとユミナさんの話にとても興味を持ちましたので声をかけ指していただきました」
「よろしくですトンスさん!それで話とはなんですか?」
「ではこちらに」
トンスはギルドの奥に行き、受付嬢に何かを話、さらに奥のに進み尋問室のような部屋に案内した。何かの呪文を言い、椅子に座った。そしてユミナも向い合わせて座らせた。するといきなり
「ユミナさん宮廷魔法師団に興味ありませんか?」
「えっ?スカウトですか?」
「はい。スカウトです。今私はあなたを宮廷魔法師団にスカウトしているんです。給料もいいですし、国を守る仕事ですよ。どうですか?」
なるほどスカウトか。しかしなんかいやな予感がするな。例えばずっと国に管理されるとか、ただの戦争の道具にされるとか。さっきの戦いでわかったが俺は相当強い。だからその可能性もあるな。今は隠れるのが最善点だが、ユミナの回答次第では出ないとな。
「いえ、すみません。私は自由に生きると決めたんです。私なんかに声をかけてくれるって凄い光栄なことなんですけどすみません」
「そうですか。意見を変えるつもりはありませんか?」
「はい」
「そうですか。では始末しますか」
「始末ってどういうことですか?」
「そのままの意味ですよ。あなたを殺します。あなたは将来私たちの国の脅威になる可能性がある。だから今の内に排除するんですよ。それに今は精霊がいませんから、今のあなたはただの一般人と一緒ですから」
なるほど。やはりそうだったか。まぁートンスの行動は理にかなっているがわざわざ殺すか?・・・・そっか。ここは異世界だ。命がすぐに散る世界だった。しかしもしかしたら俺をおびき出す罠ではないか?でも今出ないとユミナがころせれてしまう。それは駄目だな。
俺は気配を隠すのをやめて現れると、
「やはりこの場にいましたか、そして言葉も理解できる。しかし実体化はしていない。所詮中級精霊ですね。あっ!そうだ貴方が軍の駒になるならユミナさんを助けてあげますよ」
やはり俺が狙いだったか。やはり俺はこの世界では脅威の存在になるんだな。これは俺が直接話した方がいいな。
「断ったら?」
「やっと話してくれましたか。正直あの女なんかどうでもいいんですよ軍隊の性奴隷にでもなっていればいいです。しかし貴方は違う今は中級だが上級になれば人型にもなれ、私たちが調教すれば〈終焉〉にもなれる素質がありますどうですか?」
「ことわる」
「そうですか。残念です。あなたも主人同様頭が悪い。せっかく力があるのにこうして死んでしまうのだから」
「精霊である俺に勝てると言うのか?」
「はい。そうです。貴方は中級の中では強いかもしれませんが、私の本当の職業は賢者ですよ?魔法系統の最上級職業です。剣神と同じレベルと言ったら分りますか?私からしたら6祖程度じゃないと相手になりませんよ」
「最後に聞いていいか?これはお前の単独での行動か?それとも誰かの指示か?」
「あきらめたんですね。いいでしょう教えてあげましょう。国王の指示です」
「そうかありがとう」
「死ぬ準備出来たら言って下さいね。念話してもいいですよ」
「わかった」
(ユミナ大丈夫?)
(ごめんね。ごめんね。イグちゃん。私のせいで。今からでもいいから逃げて)
(いやだ戦う)
(流石イグちゃんでも無理だよ。だってあの剣神と同じレベルなんだよ頭のいいイグちゃんならわかるでしょ!)
(わかるよ。でも勝てる)
(なら命令します。今すぐアクアちゃんを連れて逃げなさい)
俺はそれを無視した。ユミナの命令を背いたのは初めてだ。しかし俺はいつの間にかユミナの事が大好きになっていた。だからこんなところで死なせる訳にいかない俺の命に代えてでも・・・
さぁー蹂躙を始めましょうか
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