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冥土の土産にパンケーキ
冥土の土産にパンケーキ編6
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閉店後、自宅。
「直通爺ちゃんが養鶏場を始めた理由にはビックリしちゃったわよね~。」
姉さんは風呂上がりのアイスを食べながら、料理を作っている僕の背中に語りかける。
「うん。そうだね。まさか、静江婆ちゃんが卵が好きだから、美味い卵が食べさせたい。って理由だったとは思わなかったね。」
やはり、豪快な人だった。お嫁さんが好きだからって始められるような職業でもないし、それをやり遂げてしまうのだから、凄い。
「今日は何を作ってるの?」
姉さんは、ひょっこりと屈んでいる僕の肩に手を乗せて見る。
「あら!これは!?」
「うん。パンケーキ。せっかくだからお店に出そうかと思って。」
周りにはイチゴ、ベリー系のフルーツをたっぷりと散りばめ、ホイップクリームも沢山盛った。見た目にもなかなかのインパクトがある。インスタ映えしそうだ。
二人で試食しながら、僕は口を開く。
「これからは定期的、期間限定にパンケーキやスイーツの新メニューも出そうと思うんだ。」
「静江婆ちゃんに食べて貰えるように?」
やはり、姉さん。僕が思っている事が伝わる。僕は黙って頷いた。
「うふふ。お姉ちゃんは凄く良いと思うな~。お姉ちゃん、京ちゃんのそんなところ大好きよ~。」
実の姉に大好きと言われても嬉しくないけど、意見に賛同してもらえた事は嬉しかった。
一週間後。
新メニューに、パンケーキを載せた。
そして、嬉しい事に、その二日後。静江婆ちゃんは源さんに連れられて食べに来てくれた。
「京ちゃん。愛奈ちゃん。食べにきたば~い。」
静江婆ちゃんかなり元気になったようだ。
お年寄りとは思えないスピードでパンケーキを平らげ、満足そうに「また来るば~い。」と帰って行った。
あっ、直通爺ちゃんと一緒に来店していた時と同じだ。
もう、安心だ。
僕と姉さんは顔を見合わせて微笑みあった。
「直通爺ちゃんが養鶏場を始めた理由にはビックリしちゃったわよね~。」
姉さんは風呂上がりのアイスを食べながら、料理を作っている僕の背中に語りかける。
「うん。そうだね。まさか、静江婆ちゃんが卵が好きだから、美味い卵が食べさせたい。って理由だったとは思わなかったね。」
やはり、豪快な人だった。お嫁さんが好きだからって始められるような職業でもないし、それをやり遂げてしまうのだから、凄い。
「今日は何を作ってるの?」
姉さんは、ひょっこりと屈んでいる僕の肩に手を乗せて見る。
「あら!これは!?」
「うん。パンケーキ。せっかくだからお店に出そうかと思って。」
周りにはイチゴ、ベリー系のフルーツをたっぷりと散りばめ、ホイップクリームも沢山盛った。見た目にもなかなかのインパクトがある。インスタ映えしそうだ。
二人で試食しながら、僕は口を開く。
「これからは定期的、期間限定にパンケーキやスイーツの新メニューも出そうと思うんだ。」
「静江婆ちゃんに食べて貰えるように?」
やはり、姉さん。僕が思っている事が伝わる。僕は黙って頷いた。
「うふふ。お姉ちゃんは凄く良いと思うな~。お姉ちゃん、京ちゃんのそんなところ大好きよ~。」
実の姉に大好きと言われても嬉しくないけど、意見に賛同してもらえた事は嬉しかった。
一週間後。
新メニューに、パンケーキを載せた。
そして、嬉しい事に、その二日後。静江婆ちゃんは源さんに連れられて食べに来てくれた。
「京ちゃん。愛奈ちゃん。食べにきたば~い。」
静江婆ちゃんかなり元気になったようだ。
お年寄りとは思えないスピードでパンケーキを平らげ、満足そうに「また来るば~い。」と帰って行った。
あっ、直通爺ちゃんと一緒に来店していた時と同じだ。
もう、安心だ。
僕と姉さんは顔を見合わせて微笑みあった。
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