43 / 49
最終章 釣りっていいもんだぁ~
釣りっていいもんだぁ~4
しおりを挟む
…………。
………。
……。
さむっ!!
海、さむっ!!
昼間に釣るんものだと思っていたのに、結局釣りを始めたのは、夜。
釣り場まで、車で3時間以上掛かった!寒くない格好をして来てって言われていたけれど、想像以上に寒い!!
「ん~。この寒さ!!こたえるね~。」
そんな事を言いながらも、フーコさんは何故か笑っている。
「いや!寒過ぎますよ!!」
私の言葉にユウちゃんもうんうんと頷く。
「な~に。真冬ならもっと寒いから~。」
フーコさんはケラケラと今にも笑い出しそうなくらいに元気だった。そして、道具を下ろす。
慣れの問題なのだろうか?まあ、そんな事を考えてもこの状況は変わらないし、一生懸命に釣りを楽しもう。
「今日はどうやって釣るんですか?」
ユウちゃんはフーコさんにたずねる。
「今日はね、ワームを使ったルアー釣りだね。」
ワーム?何だろう?ワームって??
フーコさんは竿などを用意する。何時もと違うのは、リールが違う。なんだろう?レバーを押すタイプのリールじゃない。
フーコさんはさささっと仕掛けを用意する。
「それじゃ、釣り方を教えるね。今までと違うのが、リールがベイトリールからスピニングリールに変わった事。少しだけ操作方法が変わるから。」
そう言いながら、フーコさんは釣り方の説明を使いながら説明してくれた。
まあ、簡単だった。違う事は糸を指で押さえて、ベールと言う金具を立てて投げる時にその糸を指から離すだけ。
フーコさんは投げて見せてくれる。
あんなに小さいのに、よく飛ぶもんだ。そう思っていると、すぐにスピニングリールの音だろうか?糸を出しながら、ジジジジ~と音がした。
「お!早速、きたよ!!」
ええ?!一発?!
フーコさんは竿を立てながら、ハンドルを回す。
あれ?もしかして大物??そう思うくらいに糸が出る。……何か、楽しそう。
しばらく、やりとりは続く。そして、釣れたのは、立派なアジだった。
おぉ~!凄い!!こんなに簡単に釣れるものなの??
私が少し興奮していると、フーコさんはトングの様な物でアジを挟んでエラの中にハサミを入れた。そして、ブツ!と何かを切ったようだ。そして、バケツに海水を汲んで、その中にアジを入れた。
「血抜きをしてやると美味しく食べられるんだ。」
私がまじまじと見ていたのが分かったのだろう。フーコさんはそう言った。
そして、いよいよ、私達の番である。
私とユウちゃんは、フーコさんに教えられた通り、まずは投げてみる。
………あれ?全く飛ばない。ほぼ、真下に仕掛けが落ちていく。どうやら、それはユウちゃんも同じようだった。
難しくない?投げるのって??何回やっても、飛ばないんだけど??私達は釣る以前の問題で投げる事が出来なかった。
………。
……。
さむっ!!
海、さむっ!!
昼間に釣るんものだと思っていたのに、結局釣りを始めたのは、夜。
釣り場まで、車で3時間以上掛かった!寒くない格好をして来てって言われていたけれど、想像以上に寒い!!
「ん~。この寒さ!!こたえるね~。」
そんな事を言いながらも、フーコさんは何故か笑っている。
「いや!寒過ぎますよ!!」
私の言葉にユウちゃんもうんうんと頷く。
「な~に。真冬ならもっと寒いから~。」
フーコさんはケラケラと今にも笑い出しそうなくらいに元気だった。そして、道具を下ろす。
慣れの問題なのだろうか?まあ、そんな事を考えてもこの状況は変わらないし、一生懸命に釣りを楽しもう。
「今日はどうやって釣るんですか?」
ユウちゃんはフーコさんにたずねる。
「今日はね、ワームを使ったルアー釣りだね。」
ワーム?何だろう?ワームって??
フーコさんは竿などを用意する。何時もと違うのは、リールが違う。なんだろう?レバーを押すタイプのリールじゃない。
フーコさんはさささっと仕掛けを用意する。
「それじゃ、釣り方を教えるね。今までと違うのが、リールがベイトリールからスピニングリールに変わった事。少しだけ操作方法が変わるから。」
そう言いながら、フーコさんは釣り方の説明を使いながら説明してくれた。
まあ、簡単だった。違う事は糸を指で押さえて、ベールと言う金具を立てて投げる時にその糸を指から離すだけ。
フーコさんは投げて見せてくれる。
あんなに小さいのに、よく飛ぶもんだ。そう思っていると、すぐにスピニングリールの音だろうか?糸を出しながら、ジジジジ~と音がした。
「お!早速、きたよ!!」
ええ?!一発?!
フーコさんは竿を立てながら、ハンドルを回す。
あれ?もしかして大物??そう思うくらいに糸が出る。……何か、楽しそう。
しばらく、やりとりは続く。そして、釣れたのは、立派なアジだった。
おぉ~!凄い!!こんなに簡単に釣れるものなの??
私が少し興奮していると、フーコさんはトングの様な物でアジを挟んでエラの中にハサミを入れた。そして、ブツ!と何かを切ったようだ。そして、バケツに海水を汲んで、その中にアジを入れた。
「血抜きをしてやると美味しく食べられるんだ。」
私がまじまじと見ていたのが分かったのだろう。フーコさんはそう言った。
そして、いよいよ、私達の番である。
私とユウちゃんは、フーコさんに教えられた通り、まずは投げてみる。
………あれ?全く飛ばない。ほぼ、真下に仕掛けが落ちていく。どうやら、それはユウちゃんも同じようだった。
難しくない?投げるのって??何回やっても、飛ばないんだけど??私達は釣る以前の問題で投げる事が出来なかった。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
下宿屋 東風荘
浅井 ことは
キャラ文芸
神社に憑く妖狐の冬弥は、神社の敷地内にある民家を改装して下宿屋をやっている。
ある日、神社で祈りの声を聞いていた冬弥は、とある子供に目をつけた。
その少年は、どうやら特異な霊媒体質のようで?
妖怪と人間が織り成す、お稲荷人情物語。
※この作品は、エブリスタにて掲載しており、シリーズ作品として全7作で完結となっております。
※話数という形での掲載ですが、小見出しの章、全体で一作という形にて書いております。
読みづらい等あるかもしれませんが、楽しんでいただければ何よりです。
エブリスタ様にて。
2017年SKYHIGH文庫最終選考。
2018年ほっこり特集掲載作品
小児科医、姪を引き取ることになりました。
sao miyui
キャラ文芸
おひさまこどもクリニックで働く小児科医の深沢太陽はある日事故死してしまった妹夫婦の小学1年生の娘日菜を引き取る事になった。
慣れない子育てだけど必死に向き合う太陽となかなか心を開こうとしない日菜の毎日の奮闘を描いたハートフルストーリー。
ピアニストの転生〜コンクールで優勝した美人女子大生はおじいちゃんの転生体でした〜
花野りら
キャラ文芸
高校生ピアニストのミサオは、コンクールで美人女子大生ソフィアと出会う。
眠りながらラフマニノフを演奏する彼女は、なんと、おじいちゃんの転生体だった!
美しいピアノの旋律と幻想的なEDMがつむぎあった時、それぞれの人間ドラマが精巧なパズルのように組み合わさっていく。
ちょっぴりラブコメ、ほんのりシリアスなローファンタジー小説。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる