本について

「デートクレンジング」（柚木麻子著：祥伝社)

何時、直木賞を獲っても可笑しく無い実力作家・柚木麻子さんの新刊、面白くない訳けが無いのだか、その期待を充分に上回った作品。

女性にとっては、まだまだ日本は、住み辛い事が多いのだろうな。
仕事、結婚、妊娠、出産、それらが、ハンデとなって様々な形で彼女達に絡みつく。

男の友情は、熱く強く雄々しく語られる事が多いけど、女の友情が語られる事は比して少ない。

佐知子と実花の物語は、形を変えて、すぐ身近にある問題なのだろうな、と思わされた。

女の素晴らしき友情に乾杯！