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しおりを挟むイーテマーヴの な の もとに
くりかえされる れきし と
ふへん たりえる いのち と
ひろがりやまぬ しぜんと
ほころび なおる とわ に そそぐ
「分かるません」
「そんな日本語はない」
「誰かの受け売りでしたっけ」
「知らん。この時代に著作権の有無はないだろう。有無がない? じゃあないのか」
初めましてではあるものの、全く知らないわけではなかった彼女は、やはりどこか懐かしい声をしている。
「眼が良い」
「メガ良い?」
「メガ良い」
謎。
謎。
謎であった。
帰ってきたかと思えば、すぐ離れていく思い出たちが、俺の中ではまとまり始めている。
足りないものはなんだろうか、ここに来てまだ不足している何かがあるとすれば、それは共有に他ならない。
共有するよりは保持する方が価値が高まりそうでして、そういう世代にあるようでして、難しいものです。
誰しも見せる顔は違えど、体は鈍く、心は変わらぬと聞く。
ただそうですね。正しいだけなんですか。
変えたのが誰かという犯人探しよりも、深く潜り原点をつく方が勇ましかろう。いや、これはかっこいいっぱー。
場所は選ばにゃなりませぬが、どういう物がお好みにありますかなと、いみじきこと、なんぎなこと、広くお抱えに候わねども。
「新しいおもちゃです」
「壊したいなぁ」
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