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箱庭への軟禁
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【嫌だ………。俺からまた奪わないで。本当にアイビッシュを愛してるんだ。俺には必要なんだ。】
地獄の底から聞こえるような。
声が低く響く。
「あの子っ!」
王妃と院長が辺りを見回す。
俺も動けないまま警戒した。
ブワッ!
ベッドの下から闇が広がる。
一瞬で闇はベッドを包み、俺はベッドごと転移した。
「ここは………。」
どこかの屋敷。
調度品はさっきまでいた場所と似てる。
【束縛の鎖。】
ベッドの四隅から鎖が生えて、一瞬で俺の四肢を拘束する。
体さえ動けば避けられたのに。
心の中で舌をうち、じっと繋がれた腕を見ていると、あいつが現れた。
「ここには誰も来られないよ?」
僕がクリエイトした、僕の結界の中の箱庭だからね。
鎖を引きちぎろうと力を込めようとするが、うまく力が入らない。
「無理だよ。魔力吸収と弱体化の魔法をかけてあるからね。」
「く………。」
ねえ、お願い。
俺を見て。
俺を愛して。
俺の子を産んで。
俺のお嫁さん。
「18年、君のことばかり考えてた。もう二度とさらわれないように、俺は魔法を覚えて、剣の腕も磨いた。君が見つかったら、誰にもさらわれない安全な場所が欲しくて、ここを作ったんだ。海も山も川も湖もあるし、この屋敷も生活するのに不自由ない環境を整えてある。外では魚も鳥も牛豚、何でも育ててるし、ここで一生暮らせるよ。」
怖い。
こいつ怖い。
確かに拗らせてる。
「愛してるよ。また、新しいのを注いであげる。朝、昼、晩と愛し合おうね。」
ベッドに二人分の重量がかかり、マットが揺れる。
足首を掴まれて、また開かされた。
「あし。いたい。ソコも………。もう無理だッ。あっ!!」
後ろにひっくり返されて、腰を抱えられる。
確かにそっちなら足は痛くはないけど!
「うぅっ………。」
ぷつりと中に入ってくる。
「ふ、あつい。気持ちいいよ、アイビー。あんなに慎ましやかだったのに、喜んで俺を頬張って。搾り取ろうとナカが、抱きついているぞ?」
「い、言うなあっ。」
腰を動かされ、中を突いて擦られる。
「随分、柔らかくなった。」
尻たぶに腰があたる。
タマが当たる感触。
シュボシュボと水音が聞こえ、中で泡立つ。
もう俺は出ない。
僅かに起きたそれが力なく揺れる。
「あ。ああ。ああっ、」
ナカヘまた広がるもの。
引き抜かれ、つうっと白いモノが股を伝う。
後ろの穴は完全に閉じきれなくて、ヒクヒクと動いている。
「素敵だよ、アイビー。俺のお嫁さん。着床出来るように足を持っていてあげる。」
腰を浮かせて、出したものが奥へ飲み込まれていく。
「全部飲んだら、お風呂に行こう。朝ごはんも食べようね。あ、もうブランチか。」
逃げられない。
俺は、従順にして隙をつくしかないと、ぼんやりした頭で考えていた。
地獄の底から聞こえるような。
声が低く響く。
「あの子っ!」
王妃と院長が辺りを見回す。
俺も動けないまま警戒した。
ブワッ!
ベッドの下から闇が広がる。
一瞬で闇はベッドを包み、俺はベッドごと転移した。
「ここは………。」
どこかの屋敷。
調度品はさっきまでいた場所と似てる。
【束縛の鎖。】
ベッドの四隅から鎖が生えて、一瞬で俺の四肢を拘束する。
体さえ動けば避けられたのに。
心の中で舌をうち、じっと繋がれた腕を見ていると、あいつが現れた。
「ここには誰も来られないよ?」
僕がクリエイトした、僕の結界の中の箱庭だからね。
鎖を引きちぎろうと力を込めようとするが、うまく力が入らない。
「無理だよ。魔力吸収と弱体化の魔法をかけてあるからね。」
「く………。」
ねえ、お願い。
俺を見て。
俺を愛して。
俺の子を産んで。
俺のお嫁さん。
「18年、君のことばかり考えてた。もう二度とさらわれないように、俺は魔法を覚えて、剣の腕も磨いた。君が見つかったら、誰にもさらわれない安全な場所が欲しくて、ここを作ったんだ。海も山も川も湖もあるし、この屋敷も生活するのに不自由ない環境を整えてある。外では魚も鳥も牛豚、何でも育ててるし、ここで一生暮らせるよ。」
怖い。
こいつ怖い。
確かに拗らせてる。
「愛してるよ。また、新しいのを注いであげる。朝、昼、晩と愛し合おうね。」
ベッドに二人分の重量がかかり、マットが揺れる。
足首を掴まれて、また開かされた。
「あし。いたい。ソコも………。もう無理だッ。あっ!!」
後ろにひっくり返されて、腰を抱えられる。
確かにそっちなら足は痛くはないけど!
「うぅっ………。」
ぷつりと中に入ってくる。
「ふ、あつい。気持ちいいよ、アイビー。あんなに慎ましやかだったのに、喜んで俺を頬張って。搾り取ろうとナカが、抱きついているぞ?」
「い、言うなあっ。」
腰を動かされ、中を突いて擦られる。
「随分、柔らかくなった。」
尻たぶに腰があたる。
タマが当たる感触。
シュボシュボと水音が聞こえ、中で泡立つ。
もう俺は出ない。
僅かに起きたそれが力なく揺れる。
「あ。ああ。ああっ、」
ナカヘまた広がるもの。
引き抜かれ、つうっと白いモノが股を伝う。
後ろの穴は完全に閉じきれなくて、ヒクヒクと動いている。
「素敵だよ、アイビー。俺のお嫁さん。着床出来るように足を持っていてあげる。」
腰を浮かせて、出したものが奥へ飲み込まれていく。
「全部飲んだら、お風呂に行こう。朝ごはんも食べようね。あ、もうブランチか。」
逃げられない。
俺は、従順にして隙をつくしかないと、ぼんやりした頭で考えていた。
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