秘密の青い薔薇～副団長の青薔薇姫は騎士団長～

元部下に奪われて

「なっ……。やめっ………カルス！やめろっ！命令だっ！」

「こんなドレス着て……。」


ベッドに押し倒されてスカートを捲し上げられる。

腕は片手で縫い止められて。


「こんな……っ、そんな！」

「なんで力が出ないんですか？本気で抵抗したらいいじゃないですか！」

逃さないですけどね。

「ひっ！」

首をペロリと舐められた。


「ネックレス。外せないんだ、魔力封じ、でっ……。身体能力も減らされ………！」

「なるほど。今のあなたは普通のご令嬢というわけだ。」

カルスの視線が怖い。

パチンとガーターベルトの紐を弾かれた。

「こんなもの着せられて！あいつにもその体をやったんですか！良い男ですよね………！」

「ちっ、ちが」

乱暴に下着が引きちぎられる。

ガーターベルトをつけたまま、露わにされた。

カチャカチャとズボンから取り出される音が聞こえる。

「やっ、やだ。」

「あなたが好きだ。もう誰にも渡すものか！」

「い――――――――」

昂りが一気に突き刺さる。


大きい。

かたい。


こんな、圧迫。



「や、やめろっ、カルス、カル」

「はっ、あつい。あなたのナカ。体は俺を受け入れていますよ。」


「カル」


目を伏せる。


一緒に過ごした学生時代。

騎士団での生活。


今まで築いた二人の関係が崩れていくのを感じる。


遠い過去のよう。



中へのみこまされた勢いのある迸りを感じて、涙が頬を伝った。