21 / 32
ミラー、Ωになる。 R18
しおりを挟む
「ああぁん、もうだめっ、だめええ、死んじゃう、しんじゃうからあ。はやく、はやくっいっぱいっほしいいいい」
「ああ、くそ。もうこの、くそ王子!」
適当な宿に連れ込んだハーネスは、スライムの粘液でどろどろに溶けた服をまず剥した。
自分も服を脱ぎ、ミラーを抱えてシャワーを浴びる。
「ああん、やだ、やだ、やだあああああ、もう、おかしくなるう!」
「あんあんうるさい!」
髪にもピンクスライムの粘液がこびりついている。
「おまえもおかしくなっちゃええ!」
「ん!」
髪について滴る粘液を手に取って、ミラーはハーネスの口に突っ込んだ。
まずい!
―――――――――と、ここでハーネスの正気は落ちた。
「ああああ!いい!!いいいいいい!!!!!」
「ああっ、また出すぞっ、」
「ああああん!!!」
何回か抱いて、後ろから抱く。
何故か、その到達する瞬間、ハーネスはミラーから甘い香りを感じた。
そしてミラーもハーネスから同じように感じた。
何故か、衝動的に項を噛む。
そしてそれからも一晩中愛し合い、気が付いたら二人で抱き合っていた。
「あれっ?」
ミラーが首を傾げる。
「ああもう…。なんてこった。」
一晩愛し合った相手が頭を抱えている。
ライバルだと思っていた男だが、こうしてみるとなかなかいい男じゃないか。
ミラーはまんざらでもなく気に入ったというのに、この男は何が不満なのか。
「こんなに綺麗な僕を手に入れられたというのに、何が不満なんだ!」
ミラーはぷりぷりと頬を膨らませた。
最早、ミラーはこの男がいればそれでよくて、ハイリのこともマリアのこともどうでもよくなっていた。
後にグレーは言う。
「ミラーはβだけど、限りなくΩに近かったんだろうな。
というより、母さんが無理やり何か薬で偽βにしていた可能性もあるだろう。
逆にハーネスは元々アルファだったんだろうな。運命の番が偽βなんかやってたから発現できてなかったんだろう。
よかったじゃないか。運命が見つかって。」
「ああ、くそ。もうこの、くそ王子!」
適当な宿に連れ込んだハーネスは、スライムの粘液でどろどろに溶けた服をまず剥した。
自分も服を脱ぎ、ミラーを抱えてシャワーを浴びる。
「ああん、やだ、やだ、やだあああああ、もう、おかしくなるう!」
「あんあんうるさい!」
髪にもピンクスライムの粘液がこびりついている。
「おまえもおかしくなっちゃええ!」
「ん!」
髪について滴る粘液を手に取って、ミラーはハーネスの口に突っ込んだ。
まずい!
―――――――――と、ここでハーネスの正気は落ちた。
「ああああ!いい!!いいいいいい!!!!!」
「ああっ、また出すぞっ、」
「ああああん!!!」
何回か抱いて、後ろから抱く。
何故か、その到達する瞬間、ハーネスはミラーから甘い香りを感じた。
そしてミラーもハーネスから同じように感じた。
何故か、衝動的に項を噛む。
そしてそれからも一晩中愛し合い、気が付いたら二人で抱き合っていた。
「あれっ?」
ミラーが首を傾げる。
「ああもう…。なんてこった。」
一晩愛し合った相手が頭を抱えている。
ライバルだと思っていた男だが、こうしてみるとなかなかいい男じゃないか。
ミラーはまんざらでもなく気に入ったというのに、この男は何が不満なのか。
「こんなに綺麗な僕を手に入れられたというのに、何が不満なんだ!」
ミラーはぷりぷりと頬を膨らませた。
最早、ミラーはこの男がいればそれでよくて、ハイリのこともマリアのこともどうでもよくなっていた。
後にグレーは言う。
「ミラーはβだけど、限りなくΩに近かったんだろうな。
というより、母さんが無理やり何か薬で偽βにしていた可能性もあるだろう。
逆にハーネスは元々アルファだったんだろうな。運命の番が偽βなんかやってたから発現できてなかったんだろう。
よかったじゃないか。運命が見つかって。」
15
お気に入りに追加
365
あなたにおすすめの小説
【完結】鉄のオメガ
志麻友紀
BL
お前との婚約を破棄する!と小太りの皇太子フィリップの言葉をアンドレアスは冷静に受けとめた。
皇太子と亡命王子という男同士の婚約は、アンドレアスがオメガだったからこそ成り立ったものだ。
一方的に婚約の破棄を宣言した、皇太子に博愛主義の伊達男ローラン子爵を弁護士として立て、多額の賠償金と地位の保証を請求したら、皇太子が逆上して斬りかかってきて……。
ローランにかばわれたアンドレアスだったが、みすぼらしいオメガと言われた、そのかつらと眼鏡の下からのぞいたアンドレアスの美貌に、ローランは思わずベッドにすぐに連れていきたいと不埒なことを言いだして。
「あなたオメガが嫌いでしょう?」
「嫌いではない。責任をとりたくないだけだ」
この男最低だな……とアンドレアスは思うのだった。
十九になっても来ない発情期に、彼との婚約破棄でフィリップは皇太子の地位を剥奪された顛末から、彼は「鉄のオメガ」と呼ばれるようになった。
※R18シーンには章タイトルの末尾に※つけてあります。
ムーンライトノベルズさんにも掲載しています。
【完結】寝る前に自家発電して下半身丸出しのまま眠ってしまった俺が、朝起こしに来た幼なじみに美味しく頂かれてしまう話
ルコ
BL
「ん、んんっ?んあぁぁぁっ??!」
俺、須藤 芽生(すどう めい)16歳。
朝、目が覚めたらなにやら下半身(局部)が湿った温かい何かに包まれていて、しかも時折絡み付くように吸引されている?
ん~尋常じゃないほど気持ちいい・・・も、もしや、俺、フェラチオされちゃってる?!えっ、えっ??夢にまで見たフェラ初体験中??!
う~む、あり得ない。ならこれはやっぱり夢か?夢だよな??夢にまで見ちゃってるんだよ。て事は俺の欲望が反映されているはずで・・・なら、今俺のモノを咥えているのは、昨日寝る前に自家発電のおかずにしたエロ動画「せーえきごっくん♡まりあちゃん♡♡」のまりあちゃんだろ?!あぁ・・・まりあちゃんが俺のを・・・
そう思って目を開けると、俺のチンコを咥えていたのは幼なじみの瀬名 樹(せな いつき)だった。
ーーーーーーーーー
タイトルそのまんまです!
R18には*を付けます。て、ほぼ付いてますねw
三万字くらいの短編です(番外編を入れると四万字くらい?)。勢いだけで書きました。
オメガに転化したアルファ騎士は王の寵愛に戸惑う
hina
BL
国王を護るαの護衛騎士ルカは最近続く体調不良に悩まされていた。
それはビッチングによるものだった。
幼い頃から共に育ってきたαの国王イゼフといつからか身体の関係を持っていたが、それが原因とは思ってもみなかった。
国王から寵愛され戸惑うルカの行方は。
※不定期更新になります。
侯爵令息セドリックの憂鬱な日
めちゅう
BL
第二王子の婚約者候補侯爵令息セドリック・グランツはある日王子の婚約者が決定した事を聞いてしまう。しかし先に王子からお呼びがかかったのはもう一人の候補だった。候補落ちを確信し泣き腫らした次の日は憂鬱な気分で幕を開ける———
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初投稿で拙い文章ですが楽しんでいただけますと幸いです。
花開かぬオメガの花嫁
朏猫(ミカヅキネコ)
BL
帝国には献上されたΩが住むΩ宮という建物がある。その中の蕾宮には、発情を迎えていない若いΩや皇帝のお渡りを受けていないΩが住んでいた。異国から来た金髪緑眼のΩ・キーシュも蕾宮に住む一人だ。三十になり皇帝のお渡りも望めないなか、あるαに下賜されることが決まる。しかしキーシュには密かに思う相手がいて……。※他サイトにも掲載
[高級官吏の息子α × 異国から来た金髪緑眼Ω / BL / R18]
成り行き番の溺愛生活
アオ
BL
タイトルそのままです
成り行きで番になってしまったら溺愛生活が待っていたというありきたりな話です
始めて投稿するので変なところが多々あると思いますがそこは勘弁してください
オメガバースで独自の設定があるかもです
27歳×16歳のカップルです
この小説の世界では法律上大丈夫です オメガバの世界だからね
それでもよければ読んでくださるとうれしいです
婚約破棄されたオメガは隣国の王子に求婚される。
香田
BL
「オメガバース」「婚約破棄」をお題にしたBLの短編小説。
この後、ハンスのことを憎み切れないトーリにリチャードは嫉妬するし、ハンスは手放してしまったことを酷く後悔をする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる