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バイバイ初恋
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執務室にかけられている、大きな壁かけの時計の中が、秘密の通路への入り口だった。
ユリウスに開けてもらい、中へ進んでいく。
ユリウスは、荷物をまとめたので、自分で溜めた王子の給料といくらかの私物を持って城を出るそうだ。
街に自分で興した商会があるので、そこの主として生きていくつもりらしい。
おそらく、隙があればいつでも王子の位を捨てて、こうしたかったのだ。
「バイバイ…、初恋。」
通路の奥へある程度進んだ時、そんな声がかすかに聞こえた気がした。
ユリウスがあたりをつけてくれた隠し部屋へ向かって、一気に進んでいく。
俺が助けなきゃ。
だって、俺は隊長を愛している。
ユリウスさまに譲れないくらいに。
ユリウスに開けてもらい、中へ進んでいく。
ユリウスは、荷物をまとめたので、自分で溜めた王子の給料といくらかの私物を持って城を出るそうだ。
街に自分で興した商会があるので、そこの主として生きていくつもりらしい。
おそらく、隙があればいつでも王子の位を捨てて、こうしたかったのだ。
「バイバイ…、初恋。」
通路の奥へある程度進んだ時、そんな声がかすかに聞こえた気がした。
ユリウスがあたりをつけてくれた隠し部屋へ向かって、一気に進んでいく。
俺が助けなきゃ。
だって、俺は隊長を愛している。
ユリウスさまに譲れないくらいに。
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