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カルテ30:新しい日常
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「でもさぁ、うまくいってよかったよねぇ。」
桃井がニッコリほほ笑む。
「うん!俺も大学に通えてうれしい。」
「俺も立派な獣医になるぞ。カミ島のみんなの健康は俺が守らないとなっ。」
「んもぅ、アヤったらぁ♡」
「うはー。砂糖吐きそう。」
「やっほぉ。すっかり元気そうじゃねーか。」
スッと現れた褐色の肌の男。
「アニー?」
文がさっと俺を隠してくれる。好き。
「お前どうしてここへ?!」
「だって世界が変わったんだぜ、外に出てもいいだろ、別に。俺だけの仔猫ちゃんがみつかるかもしれねーし。」
ぢっと桃井を見る。
「どう?今夜?」
「軽薄!」
「尻軽!」
「やり〇ん!」
「サイテー!」
「なになになに、あいつとなんかあったの?あいつも犬なん?」
「あいつ、狛の見合い相手。」
「あやうく結婚させられるとこだった。」
「へー。それで狛に振られたからって相手漁りにきて、俺ね。サイテー。」
「なんなんだ!人間は好きだったらすぐ交尾しないのか!」
「しない。」
「まともなやつはしない。」
「そんなんじゃいつか病気移されるぞ?」
なに、あのイケメン
性病だって…。
やばー。
イケメンでも性病はごめんだわー。
ひそひそざわざわされている。
「俺はまだ健康だ!!!!!」
「ははは。賑やかになりそうだね。」
俺たちは笑う。
桃井がニッコリほほ笑む。
「うん!俺も大学に通えてうれしい。」
「俺も立派な獣医になるぞ。カミ島のみんなの健康は俺が守らないとなっ。」
「んもぅ、アヤったらぁ♡」
「うはー。砂糖吐きそう。」
「やっほぉ。すっかり元気そうじゃねーか。」
スッと現れた褐色の肌の男。
「アニー?」
文がさっと俺を隠してくれる。好き。
「お前どうしてここへ?!」
「だって世界が変わったんだぜ、外に出てもいいだろ、別に。俺だけの仔猫ちゃんがみつかるかもしれねーし。」
ぢっと桃井を見る。
「どう?今夜?」
「軽薄!」
「尻軽!」
「やり〇ん!」
「サイテー!」
「なになになに、あいつとなんかあったの?あいつも犬なん?」
「あいつ、狛の見合い相手。」
「あやうく結婚させられるとこだった。」
「へー。それで狛に振られたからって相手漁りにきて、俺ね。サイテー。」
「なんなんだ!人間は好きだったらすぐ交尾しないのか!」
「しない。」
「まともなやつはしない。」
「そんなんじゃいつか病気移されるぞ?」
なに、あのイケメン
性病だって…。
やばー。
イケメンでも性病はごめんだわー。
ひそひそざわざわされている。
「俺はまだ健康だ!!!!!」
「ははは。賑やかになりそうだね。」
俺たちは笑う。
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