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15の春

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「これより、実行犯の処刑を行う。」

リーダーのサリー、アリー。ミリーとともに育った者たち。

ツェッペリンの手下はみな、銃殺刑となった。


「ふふふ………。」

サリーは自嘲する。

ミリーは本当に綺麗な子だった。

心から人々の病や傷を癒やしたいと。血筋だろうか。

同じように育っても、やはり俺たちとは違うんだなと思った。


それと同時に、穢したくてたまらなかった。


15の春。医師になる学校への合格祝いの日。


教会の闇を告げられ、俺たちを人質にツェッペリンに忠誠を誓わされたミリーは、黒装束で顔を隠した俺の前で、純潔を散らした。


「くくくっ、お前は一生私のものだ。体が小さいからなかなか狭くて気持ちいい。何回でも出来そうだ。」

「………っ。ああっ。う………っ。あうっ。」

泣きながら、シーツを握りしめて。ツェッペリンの下で身をよじらせて、黒髪が何度もシーツを打った。


表情は拒絶していて、涙に濡れて。嗜虐趣味をかきたてる、扇情的な姿。


新雪が踏み荒らされていく。


ツェッペリンが満足し、汚れた体を引きずって、ミリーは浴室へ行った。

犯されるたび、薬で流した。

将来的に子が出来にくくなると分かっていても、そうせざるを得なかったのだろう。

閨のときは、ツェッペリンは俺を立ち会わせた。



俺はいつも、抱いているのが俺なら、と想像して前を膨らませた。
後で妄想して抜いた。

一度だけ、ツェッペリンが外出して、ベッドに気絶したミリーが置き去りになった時、意識のない体を犯した。

熱を持ち、ぱっくりと拓かれ、中から大量の子種が溢れる体に打ち付けた。
やわやわと締めつける体が、よかった。



準備ができて、銃口が向けられる。


俺が証言したから、お前は罪には問われないだろう。




銃声を聞きながら、幸せになれるよう願った。
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