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番外編など

かいくんかわいい?

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「きゃぁああああああ!海くんかわいぃ!」


今日は西野夫妻と紀里谷先生が遊びに来た。

「睫毛ながっ!くるんとしちゃって!お目目もおっきいわぁ。目の形は猫目っていうよりアーモンドアイね。北村君に似ているけど、全体的には蜜瑠にそっくりだわあ。」


西野のお腹は大きい。

もうすぐ生まれるみたい。


「もう3歳だけど、あっという間だったよ。西野さんの赤ちゃんもきっとすぐおっきくなるよ。」

「この子ってバース性どっちかしらねぇ。」


「さあ?どっちでもいいと思ってるけど。あっ、もしこの子がオメガでも、さすがに先生とは年が離れすぎてますからね!?」



「ばーすってなに?ママ。」

「あかちゃんが産める人と、そうじゃない人がいるんだよ。その種類のこと。」


「ママとパパみたいな?」


「そう。」


「かいくん、ママになりたい!」


「そっかぁ。でもまだそういうお話は早いかなあ。紀里谷先生も本気にしないでくださいねっ。」


「酷いなぁ。大丈夫だよ。僕、やっと結婚するんだから。」

「ええっ?それはおめでとうございます!」


今日は結婚式の招待状を持ってきたのになァ。

そう言って、先生は真っ白な招待状を差し出した。


「…今年入って来た助手の子でね。僕の部屋、掃除し甲斐があるって。もうあの子なしでは生きられないんだ!」






そういえば、斎藤検事も蒲谷事務所の先輩と結婚したし、俺の周りは結婚ラッシュだ。


みんなこうして、変わっていくんだな。


でもずっと、俺と仲良くしてね。




初めてできた、俺の友達。
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