聖なる夜の奇跡と

ごちゃごちゃのクリスマスパーティ

宴は続く

キャッツアイはアヴニールを伴って大人たちから離れた。

全くあの酔っぱらいたちは。
アヴニールがまだ子どもだと忘れているんじゃないか？

確かに年齢にしては背も高いし、強いし、既に俺と婚約しているけど！


「アイ、さっきかっこよかった！」

「アヴニールもかっこよかったですよ。」

「そうかなあ、えへ。」

腕を絡めてすりすりと頭をつけてくる。
この存在がたまらなく愛しい。

大人たちは、ウチの嫁が1番エロいとか言い合っている。
海君はベッドに寝かせてきたようだ。

あーもう、聞かせたくない。





「エロさで言えば私のシュヴァリエにはかなうまい。乳首が陥没していて、愛でてやると桜色に染まった鍛えられた躰の上に慎ましやかにぷっくりと………」

「ゼロだってエッチですよ！バリトンボイスで囁かれるとぞわぞわしちゃうし、お姫様抱っこしてくれる逞しい腕も♡」

やめて！


目の毒だから！



「いいなあ。ロイはほんとヘタレだからなあ。たまには僕も酷くされたい。」

「シン！？」


「まあいいじゃない。」

レノはレオと笑う。