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愛って何だろう

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「ふふふん♪」

ジルコンです。
俺の旦那様は魔王になる呪いが解けかかっているようで、自分の姿を鏡に映して見とれています。


「私のこの邪眼をなめるなよ……!」

「ウッ、左腕に封印していた魔王の力が……!」


謎ポーズをとりながら、謎なセリフをいっておる。


「聖剣さん、アレはなんだろう?」

『アレは中二病というやつだと思う。』

「30過ぎたいい大人が…??」

『きっと心はピュアな子どものままなのだろう。』



「ふっ…オッドアイカッコイイ…!やはり魔術を極める者にとっては憧れ……。」


「なんだろう、可愛く思えて来た。」


あっ。そういえば…


「そんなに魔術が好きだったら、クンツァイト兄さん呼ぼうか?うちはビンボーで学校は行ってないけど、兄さんすごい魔法使うぞ。」



「あら、それはいい考えだわ。私も部屋に閉じこもりっきりだったから、きちんとあなたのご家族にご挨拶したいわ。」

マーガレットお母さまは少し元気になった。

今では、俺に女主人の仕事を手取り足取り教えてくれている。

あと……淑女のマナーも…。


「それはいいですね。お父様もお兄様方も皆さんご招待しよう。領地を全員あけることはよくないから、昼間がいいかな?」

「美味しいごはん!ごはんをごちそうしてください!」

「もちろんだとも!」


やったー!
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