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日常編(本編終了後)
ざまぁ…(キャサリン)
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公爵家に遊びに行った帰り道。
ついでに、なじみの衣装屋に寄ったら、昔の同級生に話しかけられた。
「あらあ~! キャサリンじゃない~ ごきげんよう」
「キャサリン、再婚されたのよね。聞くところによると、男爵の方とか。後妻でなくてよかったですわね!」
「なかなか結婚されなかった方ですのよね、確か。」
「男爵とはいえ、跡取りは必要でしょうから、今度はお子様に恵まれるといいですわね!」
なんだかめんどくさいので、黙って聞く。
すると、奥から夫が顔を出した。
「キャサリン? 知り合い?」
「ええ、学園で同級生だったの。クラスも違うし、あまり話したことはなかったけれど。」
(なに…!この人!!カッコいいわ! 黒髪にアイスブルーの瞳。背丈はそれほど大きくて、普通くらいだけど。
スタイルもバランスがよくって、何より優しそうだわ!)
(ま…まぁ、カッコよくても、男爵ですものね!)
「初めまして、キリス=アッシュフォードです。近々、祖父からも爵位と領地を継承することになりまして。恥ずかしがら、たいして夜会の衣装を持っていなかったので、爵位に合わせて衣類を新調しに来たんですよ。」
「まあ、おじい様から?(どうせ似たような爵位よね)」
「ええ、近々伯爵位を。」
「・・・・・・・・・・。」
突然奥から声が聞こえる。
「キリス~! キャサリンさん~! できたわよお、見てみて~!!」
姑だろう女性が連れてきたのは、ドレスアップしたかわいらしい男女の双子の幼児。
「きゃあ! 素敵です!!これにします!」
キャサリンは手を口に当てて喜んでいる。
まさか・・・・・
産んだ?
「…それでは、わたくしたちこれで…。」
私たちは去りました。
「なんだったんだろうね。」
キリスが首を傾げる。
「マウントをとろうとしたらとれなかったんですよ。」
ついでに、なじみの衣装屋に寄ったら、昔の同級生に話しかけられた。
「あらあ~! キャサリンじゃない~ ごきげんよう」
「キャサリン、再婚されたのよね。聞くところによると、男爵の方とか。後妻でなくてよかったですわね!」
「なかなか結婚されなかった方ですのよね、確か。」
「男爵とはいえ、跡取りは必要でしょうから、今度はお子様に恵まれるといいですわね!」
なんだかめんどくさいので、黙って聞く。
すると、奥から夫が顔を出した。
「キャサリン? 知り合い?」
「ええ、学園で同級生だったの。クラスも違うし、あまり話したことはなかったけれど。」
(なに…!この人!!カッコいいわ! 黒髪にアイスブルーの瞳。背丈はそれほど大きくて、普通くらいだけど。
スタイルもバランスがよくって、何より優しそうだわ!)
(ま…まぁ、カッコよくても、男爵ですものね!)
「初めまして、キリス=アッシュフォードです。近々、祖父からも爵位と領地を継承することになりまして。恥ずかしがら、たいして夜会の衣装を持っていなかったので、爵位に合わせて衣類を新調しに来たんですよ。」
「まあ、おじい様から?(どうせ似たような爵位よね)」
「ええ、近々伯爵位を。」
「・・・・・・・・・・。」
突然奥から声が聞こえる。
「キリス~! キャサリンさん~! できたわよお、見てみて~!!」
姑だろう女性が連れてきたのは、ドレスアップしたかわいらしい男女の双子の幼児。
「きゃあ! 素敵です!!これにします!」
キャサリンは手を口に当てて喜んでいる。
まさか・・・・・
産んだ?
「…それでは、わたくしたちこれで…。」
私たちは去りました。
「なんだったんだろうね。」
キリスが首を傾げる。
「マウントをとろうとしたらとれなかったんですよ。」
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