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プオレッラ
第二村人は熊
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次は、本日一番の目的 ギルド に向かう。
教会の正面に、前にリンテゥの目から見た建物があった。
入口には大きな熊獣人。ちょっと怖い。
「入口にちょうど熊いるね。ビュィーンで仕留める?」
「おばかもかち、あれは熊獣人!魔熊じゃないの!!」
「お願いだからやめて、くり 血見たくない。」
「そういう問題じゃなくて、村人仕留めちゃだめでしょ?」
めりーさん、ちゃんと説明してくれてありがとう。
怖くても村人さんに手を出してはいけません。
もか が、とことこと熊獣人さんに近づき、挨拶をする。
「こんにちわ!もかち だよ。毛皮売りに来たよ。」
「お、おぅ。元気だな小僧。俺はヴェーッティ、見ての通り熊獣人だ。
お前は犬獣人だな?連れもみんなそうか?」
「ママは違うよ。眷属の猿獣人。後はみんな犬獣人だよ。」
「眷属様がいっしょなのか?それをはやく言え!」
守衛の熊獣人さんが、走り寄ってきてご挨拶してくれた。
「初めまして、眷属様。守衛のヴェーッティです。本日はギルドにご用事で?」
「はい、許可証発行とポーション、毛皮などの買取をお願いしに参りました。」
「ご丁寧にありがとうございます。どうぞ中にお入りください。
今は空いておりますので。」
ヴェーッティさんが、入口を開け大声で中に叫ぶ。
「おーーーい。眷属様がいらっしゃった。案内を頼む!」
カウンターから可愛らしい兎獣人さんが慌てて出てきた。
「お待たせいたしました、眷属様。わたくしギルド職員のイーダと申します。
本日はご依頼ですか?査定ですか?」
「初めまして、雪と申します。今日は、入村許可証発行とポーションなどの買取を
お願いしにまいりました。」
「ご丁寧にありがとございます。本来でしたらギルドマスターがご対応すべき
なのですが本日不在ですので、わたくしが応対させていただきます。」
美人のイーダさんに、丁寧に案内され許可証発行の手続きをする。
特に問題もなく発行され、仮証と交換で受け取った。
ポーチ経由のインベントリからポーションを取り出し、買取査定してもらう。
「とても出来が良いポーション類ですので、高値で買い取らせていただきます。
通常ポーションは1本90マルッカが10本
ハイ、マジックは1本630マルッカが5本づつ、
アンチドートは1本125マルッカが10本、
エクスは5,500マルッカが1本
あわせて13,950マルッカですが、初回ですので14,000マルッカに
させていだたきます。いかがでしょうか?」
え?ちょっと待って?31本売って14万円?ずいぶん高く買い取ってくれるなぁ。
「もちろん大丈夫ですが、相場より高くはないですか?」
「ふふ、雪様はまじめな方ですね。相場より高いのは、この村には
錬金術師がいないからです。
新鮮かつ上等なポーション類は、冒険者に相場より高めに売っても
喜ばれますから。今後もぜひ納品ください。」
「そうなんですね、よかったです。あ、あと毛皮と羽毛があるのですが。」
「かしこまりました、そちらはカウンター脇にケースがございますので
そちらに入れてお持ちいただけますか?」
教会の正面に、前にリンテゥの目から見た建物があった。
入口には大きな熊獣人。ちょっと怖い。
「入口にちょうど熊いるね。ビュィーンで仕留める?」
「おばかもかち、あれは熊獣人!魔熊じゃないの!!」
「お願いだからやめて、くり 血見たくない。」
「そういう問題じゃなくて、村人仕留めちゃだめでしょ?」
めりーさん、ちゃんと説明してくれてありがとう。
怖くても村人さんに手を出してはいけません。
もか が、とことこと熊獣人さんに近づき、挨拶をする。
「こんにちわ!もかち だよ。毛皮売りに来たよ。」
「お、おぅ。元気だな小僧。俺はヴェーッティ、見ての通り熊獣人だ。
お前は犬獣人だな?連れもみんなそうか?」
「ママは違うよ。眷属の猿獣人。後はみんな犬獣人だよ。」
「眷属様がいっしょなのか?それをはやく言え!」
守衛の熊獣人さんが、走り寄ってきてご挨拶してくれた。
「初めまして、眷属様。守衛のヴェーッティです。本日はギルドにご用事で?」
「はい、許可証発行とポーション、毛皮などの買取をお願いしに参りました。」
「ご丁寧にありがとうございます。どうぞ中にお入りください。
今は空いておりますので。」
ヴェーッティさんが、入口を開け大声で中に叫ぶ。
「おーーーい。眷属様がいらっしゃった。案内を頼む!」
カウンターから可愛らしい兎獣人さんが慌てて出てきた。
「お待たせいたしました、眷属様。わたくしギルド職員のイーダと申します。
本日はご依頼ですか?査定ですか?」
「初めまして、雪と申します。今日は、入村許可証発行とポーションなどの買取を
お願いしにまいりました。」
「ご丁寧にありがとございます。本来でしたらギルドマスターがご対応すべき
なのですが本日不在ですので、わたくしが応対させていただきます。」
美人のイーダさんに、丁寧に案内され許可証発行の手続きをする。
特に問題もなく発行され、仮証と交換で受け取った。
ポーチ経由のインベントリからポーションを取り出し、買取査定してもらう。
「とても出来が良いポーション類ですので、高値で買い取らせていただきます。
通常ポーションは1本90マルッカが10本
ハイ、マジックは1本630マルッカが5本づつ、
アンチドートは1本125マルッカが10本、
エクスは5,500マルッカが1本
あわせて13,950マルッカですが、初回ですので14,000マルッカに
させていだたきます。いかがでしょうか?」
え?ちょっと待って?31本売って14万円?ずいぶん高く買い取ってくれるなぁ。
「もちろん大丈夫ですが、相場より高くはないですか?」
「ふふ、雪様はまじめな方ですね。相場より高いのは、この村には
錬金術師がいないからです。
新鮮かつ上等なポーション類は、冒険者に相場より高めに売っても
喜ばれますから。今後もぜひ納品ください。」
「そうなんですね、よかったです。あ、あと毛皮と羽毛があるのですが。」
「かしこまりました、そちらはカウンター脇にケースがございますので
そちらに入れてお持ちいただけますか?」
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