神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜

最終調整

俺の素早さと【雷纏】と【身体燃焼ヒートアップ】、そして剣術の【速撃】の合体技【紫電一線】によって目にも止まらぬ速さで火龍を斬り裂く。

俺が一匹狼マベリックを仕舞うと同時にズルッと火龍の首がずれ、地面に大きな音を立てて火龍の頭が落下する。


5000EXPを獲得しました。
レベルが上がりました。
3GMポイントを獲得しました。

シークレット条件を満たしました。
報酬が加算されます。


敵を倒した証拠の経験値獲得アナウンスが頭の中で流れる。
最近レベルの伸びが悪かったため、クラン戦前にレベルが上がったのはラッキーだ。

「ふぅ…ちょっと疲れは残るけどすごい必殺技ができたな。」

この紫電一線は以前5階層ボスであるキングウルフ戦の時に使用した技だ。
あの時はレベルも低く雷魔法も持っていなかったため、ここまでの速さは出せなかったが、もう完成形といってもいいだろう。

そして単独クリアによっていつものようにシークレットボーナスが付与される。

「今回のボーナスはゴールドと素材と特技向上の巻物スキルアップスクロールと…火龍の真髄？」

シークレットボーナスで火龍の真髄というみたことのないアイテムが手に入る。
多分これはかなりレアな素材のはずだ。後でグラムズに聞いてみようと思う。

「それにしても卵の経験値は変わらないな。」

今回一人で討伐してみたがやはり卵には変わりはない。
俺一人が戦っても意味がないのだろうか…

「ん？待てよ？確かパーティーなら経験値分配がされるはずだ！」

俺は急いでパーティー招待一覧を確認する。

「あった！！」

パーティー招待一覧の中にしっかりとミステリーエッグの表記がある。
すぐさまパーティーにミステリーエッグを参加させる。

「これで大丈夫なはず…！時間もあるし35階層ボスも倒しに行くか！」

俺はミステリーエッグの実験も兼ねて35階層ボスに挑戦に行く。
先程戦ってみて感じたことは35階層ボス[ムルダ・クラブ]は蟹型のボスということもあってかなり硬い。そこを一人でどうにかできるかというところだ。

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第35階層[殺人蟹の間]

クリア条件
・殺人蟹の討伐

失敗条件
・死亡またはリタイア
・戦闘中のログアウト

参加プレイヤー
・ライト
・ミステリーエッグ

挑戦しますか？

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「YES!!!」