【R18】夜夢の夜の短編集

夜夢

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その百四十三 内覧案内人

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 俺はバイトでアパートやマンションの内覧に来る客を案内している。

「どうでしょうか、お客様」
「す、凄く大きいわ……っ。これっ、どうなるの?」
「お客様の好きに使ってくださって構いませんよ。わからなければ俺から御案内しますが」
「わ、わからないわ。案内……頼めるかしら」
「はい喜んで」

 二時間後、設置していたベッドの上で俺と、左手の薬指に指輪光らせる客が重なり、抱きあっていた。

「お気に召されました?」
「ま、まだ決めきれないわ……。もうちょっと案内してぇ~」
「わかりました。時間いっぱい案内しましょう」
「あっあっ! こんなの迷っちゃうぅぅぅぅぅっ!」

 さらに二時間後、俺達は広い浴槽に二人で浸かり、未だに繋がっていた。

「やっぱりこの物件はやめるわ」
「そうですか」
「明日また違う物件を案内して欲しいわ。できたら一泊して使い心地を確かめられる部屋が良いかな」
「かしこまりました。では明日また」

 そして翌日。俺は宿泊体験できるマンションの部屋に彼女を連れ込み案内を開始した。

「ここは少々高いですが、新婚の方に人気がありまして」
「あっあっあっ!」
「この階にある部屋に住む方は俺が紹介したんですよ。新婚夫婦はすぐに子供を作ってましたね」
「んぅぅぅぅっ! あっ……はぁ……っ。あ、あなたの子じゃないのぉ……? 昨日も今日もこんなにいっぱい射精してぇ~……」
「ははは、まさか。調べてませんけどね。皆さん大変満足されてます」 
「あっ、抜かずにまたするの!?」
「はい。俺は案内で手を抜かないことをポリシーとしてますから」
「こんなぁっ、キマッちゃうぅぅぅぅぅぅぅっ!」

 それから一晩中身体を張って案内した結果。

「もう朝ですよ。このマンションどうします?」
「アフターサービスありなら……買いますぅ~……」
「もちろんいつでも連絡していただければちょっとした悩みから相談事まで誠心誠意対応いたしますよ」
「じ、じゃあ……最後にもう一回天国まで案内してくれる?」
「わかりました」
「あっ──」

 俺は彼女をキッチリ天国まで送り届け、二人でマンションを出た。

「じゃあまた連絡するわ。契約はその時で」
「はい、お待ちしております」
「んっ……ちゅっ……あぁ……キスも上手いのぉ~……」

 そして彼女と別れ俺は会社に報告に向かった。

「き、君また売ったのかい!? わが社の社員より優秀じゃないか!」
「ありがとうございます。では今回の報酬はいつもの口座で」
「あ、ああ。いつもありがとう。報酬はすぐに支払おう。それより君、わが社に入社しないかね? 君ならいつでも大歓迎だ」
「すみません。俺まだ大学生なんで」
「大学生!? す、末恐ろしい大学生がいたものだ……。いや……待てよ? 君、今日暇かね?」
「え?」

 特に受けたい授業が無かった俺はバイト先の社長が指定した場所に向かっていた。

「ここか」
《は~い、どちら様~?》
「あ、俺社長に誘われてきた長野と申しますが」
《長野さん? あ、あぁ~はいはい! 今ロック外しますね! そのまま部屋まで来てください》
「わかりました」

 そしてエントランスからエレベーターに乗り指定された階で降りた。

「いらっしゃい。主人から話は聞いてますよ~? ふふふっ」
「初めまして。【長野 春樹】です。あの、俺はなぜここに誘われたのでしょう?」
「あ、多分私のためかなと」
「はい?」

 すると奥さんは扉の前に立っていた俺に身を押し付け、いきなりモノに手を当ててきた。

「奥さん?」
「驚かないの? 私……今あなたに胸を押し当てながらおちんぽ触ってるのよ?」
「特には。触りたいなら好きに触ってくれて構いませんよ」
「そう? 慣れてるみたいね~。なら話は早いわ。ね、今から私とセックスしない? 私の主人ね、ああ見えてもう勃起しないのよ。それで主人が気に入った男にだけ私とセックスさせる約束したんだけどね? やっと最初の一人目がきたみたい」
「あの油ギッシュな社長が勃起不全!? まさか嘘でしょ!?」
「本当よ。私ね、人より性欲が強い上に不妊症で赤ちゃんできないのよ。だから主人と暇さえあればセックスしてたんだけど……」
「ヤりすぎて社長は勃起たなくなったと」
「そうなの。ねぇ、私じゃダメ? こっちはしたいみたいだけど?」

 いつの間にか俺のモノはズボンから取り出され、奥さんの手の中で暴れていた。

「主人は私が連絡入れるまで帰らないから……ね? これで私のおまんこ掻き回して~……」
「……わかりました。なら遠慮なくいただきます」
「本当!? ああ、久しぶりのセックス! 嬉しいわっ、寝室はこっちよ! 早く早くっ」

 それから寝室に籠り、俺は奥さんの身体にこれでもかと何度も快楽を刻み込んでやった。

「あ……あぁ……っ、ろ、六回連続生膣内射精ぃ~……っ。それでもまだ硬くて……っ。ねぇ、もっとしてくれるの?」
「もちろん。奥さんが満足するまで付き合いましょう」
「素敵……っ。今日は帰さないわよぉ~?」
「はい、喜んで」

 奥さんは社長に連絡する事なく、朝までやり続けた。そして。

「嘘? は?」
「主人との事は本当よ? ちゃんと結婚してるわ。嘘なのは私が不妊症だってとこよ。春樹くん、バイト先の上司の妻と不倫した上に種付けまでしちゃったね?」
「は、はめられた?」
「ハメたのは春樹くんだけどね? 主人は私にこう頼んできたの。春樹くんと生セックスして孕んで欲しい。そしてそれを理由に将来うちの会社に入社させるってね」
「俺を会社に入社させるために自分の妻やらせたんですか? いかれてますね」
「それだけ君が欲しかったんじゃない? 私は会社の事はわからないけど……春樹くんは大好きよ? だって……アラサーのおばさん相手に夜通し生セックスしてくれたんだもの。主人の頼みは別として、本気で好きになっちゃったわ」

 奥さんは身体を押し付け甘えてきた。俺はそんな奥さんの尻を鷲掴みにし、口唇を奪う。 

「わかりましたよ。けど入社は大学を卒業してからです。それまでは今まで通りバイトで」 
「あんっ、またするの?」
「俺の種で孕むんでしょ? なら一晩じゃ足りないでしょ。ちょうど明日から夏期休暇ですし、しばらく泊まらせてもらいますよ」 
「あの……多分もう受精して……ふぁぁぁぁっ!?」
 
 俺は奥さんを上にし、開いた膣穴に硬く隆起したモノを挿し込んだ。

「多分じゃわからないでしょ。検査もしてないし」
「春樹くん……そんなに私とセックスしたいの?」
「はい。契約をとるためにはテクニックを磨かないと」
「あっあっ! し、仕方ないわねぇっ! なら私で練習しなさいっ」
「ええ」

 それから一週間ほど奥さんとテクニックを磨き、俺は新たな契約を結ぶため内覧希望者を案内する。

「どうでしょう? こちらお客様の希望通りの物件だと思いますが」
「そうねぇ~、良い感じかな。特に浴室が気に入ったわ。ねぇ、少し使ってみる事できる?」
「はい、もちろん。ごゆっくりおくつろぎください」
「ありがと~」

 今度の契約者はまだ若い女性だ。今回は売買ではなく賃貸契約だ。俺は彼女が風呂に入ってから十分後、浴室に入った。

「えっ!? な、なななななにしてるんですか!?」
「お背中流しますよ」
「い、いらないわよっ! 早く出てって! ってかか、隠しなさいよそれっ!」
「どれですか?」
「きゃっ!? な、なんで段々上向きに!?」 

 俺のモノは硬さと太さを増しながら完全に上を向いた。

「どうです? 壺洗いもしますよ?」
「は、はあっ!? いらないし! 早く出てってよ!」
「そう良いながらガン見してるじゃないか」
「ち、近付かないでよ! きゃっ!?」

 俺は彼女の両手を掴み壁に押し付けた。

「は、離してよっ! 訴えるわよ!?」
「ほら、触れた」
「やっ──やだやだっ! 変なの押し付け……だ、だめっ! 入るっ! 入っちゃうからぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 俺は彼女を押さえつけながら淡いピンク色をした男を迎え入れるための穴を侵略していく。

「い、いたぁぁぁぁっ! 痛いっ! 痛いのぉぉぉぉぉっ!」
「おや、初めてでしたか。なるほどなるほど。道理で狭いわけだ」
「ふぐっ、うぅぅぅっ! 私の初めてがぁっ! なんでこんなぁ……っ!」

 俺は泣きじゃくる彼女を見て妙な支配感を覚えた。

「直に気持ちよくなるさ。これから朝までたっぷり犯してやるよ」
「あ、朝までなんて!! む、無理だし! ってかせめて避妊具をっ!」
「避妊具? そんなモノ持ってるわけないでしょう。セックスは生でするもの。妊娠させるためにする行為ですよ?」
「に、妊娠って……! や、やだっ! 私春から大学生になるのにっ!」
「へぇ~。ま、俺には関係ない話ですね。よっと」
「あんっ! ──はっ」

 少し奥突き上げると彼女の口から可愛い悲鳴があがった。彼女は顔を真っ赤にし、慌てて口を塞いだ。

「感じました?」
「か、感じてなぁぁぁんっ! やめっ、私の膣内で暴れないでよぉぉぉぉっ!」
「すみませんねぇ。どうにもあなたの膣内が気持ち良くてね」
「あっあっあっ! エッチな音たてないでぇぇぇぇっ!」
「大分濡れてますね。では本気でいきますよ」
「ふやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 数時間後、俺達は場所をベッドに移しセックスを続けていた。

「はっ……あっ! 膣内射精気持ち良いよぉぉぉっ! もう一回っ! まだできるよねっ!」
「もちろん。次は上になってみますか?」
「え~。私やり方わかんないけど良いの?」
「良いよ。好きなように動いて気持ち良くなってみな」
「じ、じゃあ……んっ!」

 少女は俺に跨がり腰をスライドさせる。そこに当初訴えると言っていた少女の姿はもうなく、自ら腰を振る女の姿しかない。

「あぁぁぁぁぁぁぁっ! セックス気持ち良いよぉぉぉぉっ! お兄さんのおちんちんだからなのぉっ」
「そうだよ。俺の生ちんぽだからこんなに気持ち良くできるんだ。生セックス最高だろ?」
「あぁぁぁぁぁぁっ! 私っ──もう戻れないよぉぉぉぉぉっ!」

 それから朝方までやり、俺達は抱き合ったまま寝た。そして昼までまったりと過ごす。

「あの……私今日田舎に帰らなくちゃならなくて……」
「大丈夫、契約は俺がやっておきますよ。春からここを使えるようにね」 
「それもだけどぉ~! 帰りは夜の新幹線だし……ね?」

 少女の手が俺のモノに伸びてきた。

「ああ、そっちね。良いよ、昨夜の続きしようか」
「うんっ! あれしたい! 恋人がする体位!」
「良いよ。おいで」
 
 それから夜までやり倒し、少女は笑顔で田舎に帰っていった。

「ああ……疲れた。体力ありすぎだろあいつ……。契約もとれたし帰るか……」

 そしてバイト先に戻る。

 それから数年後、俺は無事大学を卒業し、バイト先の会社に就職していた。

「あなたぁ~、もう一人作りましょっ!」
「社長の前で堂々としすぎじゃないですかね」 
「はっはっは! 構わんよ。私じゃ愛してやれないからねぇ。妻をよろしく頼むよ」
「は、はあ……」

 あれからも契約者は増え、俺はありえないくらい金を稼いでいた。その稼いだ金も投資でかなり増やし、あの少女を迎え入れた。

「絶対捨てられると思ってた!」
「そんなわけないだろ。今何歳だ?」
「二歳になるよ。ほら~、パパが来てくれたよっ」
「ぱ~ぱっ!」
「おっと」

 結局妊娠した少女は大学には通わず、俺からの融資で生活していた。そして今日、少女と娘を呼んだ。

「なあ、俺には他にも女や子供がいるんだけど……結婚する?」
「する! あ、でもなんで私?」
「抱いてて一番良かったからかなぁ」
「そっか。一番かぁ~……。なら仕方ないよねっ。私が一番だ~!」

 この後も俺は仕事を続け、会社に貢献し続けていくのだった。
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