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第06章 竜界編
15 雷竜
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さっそく仲間に加わった金竜を紹介するため、蓮太は皆を集めた。
「こ、この匂いっ!? ま、ままままさかっ!」
「うむ、久しぶりだなお前達」
「「「「やっぱり金竜っ!?」」」」
金竜を見た火竜が慌てて戦闘態勢に入る。
「て、てててててめぇっ! まさかまた俺らに殺人カレー食わそうって気かっ!? 忘れちゃいねーゾ! それ食って死にかけた事をよぉぉぉっ!」
「手を貸すぞ火竜。あんなもの……二度と口にするわけにはいかんからなっ!」
「ふむ。その節は済まなかった」
「「え?」」
金竜は二人に向かい深々と頭を下げた。
「な、なんだ? やけに殊勝じゃねーか! あ、謝っても食わねーゾ!?」
「無理もない……。あれは本物のカレーではなかったねだからな」
「は、はぁ?」
そんな二人の間に蓮太が入った。
「バーン、そんな噛みつくなって」
「アニキ! 何でそんな落ち着いてんスか!?」
「金竜が言ったろうが。本物のカレーじゃなかったってよ。お前らが味わった苦しみは俺もキッチリ味わったからな……」
「な、なら何で金竜の味方を!? 金竜カレーで頭イカれちまったんスか!?」
「誰の頭がイカれてんだよ。こいつに真のカレーを叩き込んだんだよ、勘違いすんな」
「し、真のカレー? あ、まさか!」
蓮太は火竜の前に改心した金竜の作ったカレーを盛って出した。
「さあ、食ってみな。味は俺のお墨付きだ」
「くぅっ! て、手が震えやがる!」
「……良いから早く食べなさいよ」
「むぐぅぅぅぅぅぅっ!?」
怖じ気づいていた火竜を見かね、水竜が一口掬い、火竜の口にぶち込んだ。
「なっ! なに──う、うめぇ……。なんだこれっ!? 金竜カレー食ったのに爽やかな辛味と鼻を抜けていくスパイスの香り! そして二口目を掻き込みたい衝動がぁぁぁぁっ!?」
「ふっ、我は愚かだったのだ。当時はあれこそが至高と思い込んでいた。だが……この究極のカレーを口にし、我は自分の愚かさを知った! もうあの頃には戻らんっ! これが……これが我の新しいカレーだっ!」
「くっ、くそうっ! 悔しいが手が止まらねぇっ! おかわりだっ!」
「ふっ、まだまだあるから好きなだけ食え」
そして再会を祝し、金竜の家でカレー祭りが始まった。
「なんだよ! 全部アニキのおかげじゃねぇか!」
「うむ。このカレールーとやらが我を変えたのだ。お前達の主は凄いな」
「当たり前よ。アニキは最高のお人よ! あんたの兄貴とは違ってな」
「全竜か。あれはどうしようもないクズだったからな。気持ちはわからんでもない。我もレンタ殿の力を認めておる。この竜界を率いる長として申し分ない」
「わかってるじゃねぇか! となると……」
突然火竜が真面目な表情に変わった。
「残りは雷竜と氷竜か。アニキ、二人はダチなんだ。けどさ、二人とも全竜にやられてから変わっちまった。アニキ、なんとか二人を昔の二人に……!」
「雷竜と氷竜か。居場所はわかっている。明日、雷竜の所に向かうつもりだ」
そう言い、蓮太は腰に下げていた刀を抜いた。
「それは?」
《お? ワシの出番か?》
「「「「刀が喋った!?」」」」
いきなり喋り出した刀に全員が驚いていた。
「ア、アニキ? その変な刀なんっすか?」
「これは雷神だ。三神の大迷宮で力の一部をもらってな」
「雷神……雷神!? 神様っすか!? さ、さすが神竜っすね! 神まで従えてるなんて!」
「まぁな。これを見せれば雷竜も大人しく従ってくれるだろ。って事で明日西にある山に行ってくる。氷竜がやられたタイミングで姿を消したと聞いたが……多分一人敵討ちをしようと修行しにいったんだろうよ」
「あ、なるほど! 確かに雷竜ならそれもありえるかも! ならアニキは雷竜にもう修行はいらないって伝えに行くんすね?」
「俺の想像通りの竜ならな。ま、悪いようにはしねぇよ」
そして翌日、蓮太は一人西の山へと向かった。
《主よ、なぜ姿を変えておるのだ?》
《ふっふっふ。ちょっとしたサプライズにな。せっかく修行した力を試させてやるためにな》
《悪趣味よのう……》
蓮太は雷竜の本気を確かめるため、その姿を全竜の姿に変えていた。
《これで雷竜の本音を探る。どんな奴か楽しみだ》
そうして西に飛ぶ事数時間、視界に高くそびえる山が現れた。
《おぉ……雷が凄い事になってんな……》
山には無数の雷が常時鳴り響いている。縫って進むのも一苦労だ。
《主よ、ワシの扱い方間違ってないか?》
《お前なら雷なんて食事だろ? ほら、好きなだけ食えよ》
《ワシを避雷針にするとは……》
《まぁまぁ。ん? あれか》
中腹にやたら雷が集中して落ちている地点があった。そこに竜の姿があり、竜は座禅を組みながら降り注ぐ雷を受け瞑想を続けていた。
蓮太はその竜の前へと降り立った。
《よぉ……雷竜。遊びに来てやったぜ?》
《全竜……。テメェ……何しに来やがった》
蓮太は全竜のクズっぷりを真似、嗤いながらこう言った。
《憂さ晴らしだよ、憂さ晴らし。最近遊び相手がいなくてよぉ……。氷竜と同じぐらい遊んでやっからかかってこいよ》
《テメェ……ッ! 俺をあの頃と同じだと思って侮ってんじゃねぇぞ!! ちょうどいいっ、新しく身に付けた力でテメェをぶっ殺したらぁぁぁぁっ!!》
そう叫び、雷竜が立ち上がる。そして身体から青い雷光を放った。
《シャアァァァァァッ! 【瞬雷】!》
《む?》
目の前から雷竜の姿が消えた。そして消えた雷竜が突然背後に現れ、蓮太に向かい掌底を放った。蓮太は難なく躱わせたが、あえてこの攻撃を受ける事にした。
《殺った!! くらえっ! 【双雷波】ぁぁぁっ!》
雷竜の掌底が蓮太の脇腹に触れた瞬間、一瞬光が走り、全身に衝撃が走った。
《ぐっ!》
《まだまだぁぁぁっ! 【爆雷】!!》
《ぐぅぅぅぅぅぅぅっ!!》
雷を受け痺れていた所に光の速さで雷を纏った拳の弾幕が張られた。
《ララララララララァァァァァァァッ!! そのまま逝っちまいなぁぁぁぁぁっ!!》
《ちっ、【短距離転移】!》
《なにっ!?》
雷竜の拳が空を切る。
《調子に乗るなよ雷竜……! テメェの攻撃なんざ蚊に刺された程度しか効かねぇんだよっ!》
《あ? 逃げた分際で何言ってんだテメェよ。唸れ【天雷】!!》
《おらぁぁぁっ!》
《なっ!? 刀だと!?》
蓮太は頭上に雷神を掲げ、降り注いできた柱のような雷を受け止めた。
《さあ、次は俺のターンだ。いたぶってやるぜ雷竜っ!》
《こいやオラァァァァァァッ!!》
蓮太は構える雷竜に向かい殴りかかるのだった。
「こ、この匂いっ!? ま、ままままさかっ!」
「うむ、久しぶりだなお前達」
「「「「やっぱり金竜っ!?」」」」
金竜を見た火竜が慌てて戦闘態勢に入る。
「て、てててててめぇっ! まさかまた俺らに殺人カレー食わそうって気かっ!? 忘れちゃいねーゾ! それ食って死にかけた事をよぉぉぉっ!」
「手を貸すぞ火竜。あんなもの……二度と口にするわけにはいかんからなっ!」
「ふむ。その節は済まなかった」
「「え?」」
金竜は二人に向かい深々と頭を下げた。
「な、なんだ? やけに殊勝じゃねーか! あ、謝っても食わねーゾ!?」
「無理もない……。あれは本物のカレーではなかったねだからな」
「は、はぁ?」
そんな二人の間に蓮太が入った。
「バーン、そんな噛みつくなって」
「アニキ! 何でそんな落ち着いてんスか!?」
「金竜が言ったろうが。本物のカレーじゃなかったってよ。お前らが味わった苦しみは俺もキッチリ味わったからな……」
「な、なら何で金竜の味方を!? 金竜カレーで頭イカれちまったんスか!?」
「誰の頭がイカれてんだよ。こいつに真のカレーを叩き込んだんだよ、勘違いすんな」
「し、真のカレー? あ、まさか!」
蓮太は火竜の前に改心した金竜の作ったカレーを盛って出した。
「さあ、食ってみな。味は俺のお墨付きだ」
「くぅっ! て、手が震えやがる!」
「……良いから早く食べなさいよ」
「むぐぅぅぅぅぅぅっ!?」
怖じ気づいていた火竜を見かね、水竜が一口掬い、火竜の口にぶち込んだ。
「なっ! なに──う、うめぇ……。なんだこれっ!? 金竜カレー食ったのに爽やかな辛味と鼻を抜けていくスパイスの香り! そして二口目を掻き込みたい衝動がぁぁぁぁっ!?」
「ふっ、我は愚かだったのだ。当時はあれこそが至高と思い込んでいた。だが……この究極のカレーを口にし、我は自分の愚かさを知った! もうあの頃には戻らんっ! これが……これが我の新しいカレーだっ!」
「くっ、くそうっ! 悔しいが手が止まらねぇっ! おかわりだっ!」
「ふっ、まだまだあるから好きなだけ食え」
そして再会を祝し、金竜の家でカレー祭りが始まった。
「なんだよ! 全部アニキのおかげじゃねぇか!」
「うむ。このカレールーとやらが我を変えたのだ。お前達の主は凄いな」
「当たり前よ。アニキは最高のお人よ! あんたの兄貴とは違ってな」
「全竜か。あれはどうしようもないクズだったからな。気持ちはわからんでもない。我もレンタ殿の力を認めておる。この竜界を率いる長として申し分ない」
「わかってるじゃねぇか! となると……」
突然火竜が真面目な表情に変わった。
「残りは雷竜と氷竜か。アニキ、二人はダチなんだ。けどさ、二人とも全竜にやられてから変わっちまった。アニキ、なんとか二人を昔の二人に……!」
「雷竜と氷竜か。居場所はわかっている。明日、雷竜の所に向かうつもりだ」
そう言い、蓮太は腰に下げていた刀を抜いた。
「それは?」
《お? ワシの出番か?》
「「「「刀が喋った!?」」」」
いきなり喋り出した刀に全員が驚いていた。
「ア、アニキ? その変な刀なんっすか?」
「これは雷神だ。三神の大迷宮で力の一部をもらってな」
「雷神……雷神!? 神様っすか!? さ、さすが神竜っすね! 神まで従えてるなんて!」
「まぁな。これを見せれば雷竜も大人しく従ってくれるだろ。って事で明日西にある山に行ってくる。氷竜がやられたタイミングで姿を消したと聞いたが……多分一人敵討ちをしようと修行しにいったんだろうよ」
「あ、なるほど! 確かに雷竜ならそれもありえるかも! ならアニキは雷竜にもう修行はいらないって伝えに行くんすね?」
「俺の想像通りの竜ならな。ま、悪いようにはしねぇよ」
そして翌日、蓮太は一人西の山へと向かった。
《主よ、なぜ姿を変えておるのだ?》
《ふっふっふ。ちょっとしたサプライズにな。せっかく修行した力を試させてやるためにな》
《悪趣味よのう……》
蓮太は雷竜の本気を確かめるため、その姿を全竜の姿に変えていた。
《これで雷竜の本音を探る。どんな奴か楽しみだ》
そうして西に飛ぶ事数時間、視界に高くそびえる山が現れた。
《おぉ……雷が凄い事になってんな……》
山には無数の雷が常時鳴り響いている。縫って進むのも一苦労だ。
《主よ、ワシの扱い方間違ってないか?》
《お前なら雷なんて食事だろ? ほら、好きなだけ食えよ》
《ワシを避雷針にするとは……》
《まぁまぁ。ん? あれか》
中腹にやたら雷が集中して落ちている地点があった。そこに竜の姿があり、竜は座禅を組みながら降り注ぐ雷を受け瞑想を続けていた。
蓮太はその竜の前へと降り立った。
《よぉ……雷竜。遊びに来てやったぜ?》
《全竜……。テメェ……何しに来やがった》
蓮太は全竜のクズっぷりを真似、嗤いながらこう言った。
《憂さ晴らしだよ、憂さ晴らし。最近遊び相手がいなくてよぉ……。氷竜と同じぐらい遊んでやっからかかってこいよ》
《テメェ……ッ! 俺をあの頃と同じだと思って侮ってんじゃねぇぞ!! ちょうどいいっ、新しく身に付けた力でテメェをぶっ殺したらぁぁぁぁっ!!》
そう叫び、雷竜が立ち上がる。そして身体から青い雷光を放った。
《シャアァァァァァッ! 【瞬雷】!》
《む?》
目の前から雷竜の姿が消えた。そして消えた雷竜が突然背後に現れ、蓮太に向かい掌底を放った。蓮太は難なく躱わせたが、あえてこの攻撃を受ける事にした。
《殺った!! くらえっ! 【双雷波】ぁぁぁっ!》
雷竜の掌底が蓮太の脇腹に触れた瞬間、一瞬光が走り、全身に衝撃が走った。
《ぐっ!》
《まだまだぁぁぁっ! 【爆雷】!!》
《ぐぅぅぅぅぅぅぅっ!!》
雷を受け痺れていた所に光の速さで雷を纏った拳の弾幕が張られた。
《ララララララララァァァァァァァッ!! そのまま逝っちまいなぁぁぁぁぁっ!!》
《ちっ、【短距離転移】!》
《なにっ!?》
雷竜の拳が空を切る。
《調子に乗るなよ雷竜……! テメェの攻撃なんざ蚊に刺された程度しか効かねぇんだよっ!》
《あ? 逃げた分際で何言ってんだテメェよ。唸れ【天雷】!!》
《おらぁぁぁっ!》
《なっ!? 刀だと!?》
蓮太は頭上に雷神を掲げ、降り注いできた柱のような雷を受け止めた。
《さあ、次は俺のターンだ。いたぶってやるぜ雷竜っ!》
《こいやオラァァァァァァッ!!》
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