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セシリア・クリアベルルート
06 説得
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俺は怒りを通り越し無表情になったセシリアを追う。あんな感情のないセシリアの表情などゲームでは見た事がなかった俺はこれまでにないほど取り乱す。だが社会経験から怒った相手をなだめる術はまだ持ち合わせていた。
「待ってくれセシリア!」
「……ふんっ!」
若干新しい何かに目覚めそうになる自分を抑えつつ、足を止めてくれたセシリアの説得を始めた。
「聞いてくれセシリア。あの三人が興味を持っているのは未来だ」
「未来?」
「ああ。俺が王になった際、まずこの国を豊かにする。豊かになるために必要な事はわかるか?」
「……資金ですか?」
「違う」
俺は言い訳メインではなく、メインに言い訳を絡めて話す。
「国を豊かにする術はいくつかある。一つは優れた指導者。二つ目は安全。この安全に欠けているのが今この国の問題点なんだ」
「安全……」
「そうだ。あの三人は頭は多少普通ではないが能力はかなり秀でている」
話しながらセシリアの様子を窺う。若干怪しんではいるが話を聞く気はあるようだ。
「レオナは剣士としてかなり優秀だ。実際あの若さで騎士団長と同程度の実力を誇っている」
「騎士団長と!?」
「ああ。強さだけならすてに父親を超えている」
「す、凄い……」
「だがあいつは猪武者でな。戦いしか頭にない。学園にいる理由は戦術などを学ぶためだ。無事に学園を卒業したら俺の推薦で騎士団を任せる予定だ」
「なるほど。それで興味を抱かれたと」
「そうなる」
レオナに対し懐疑心を薄めさせた俺はさらに畳み掛けていく。
「ライアも同じだ。あいつはすでに国一番、いや………この大陸で一番強い魔法使いなんだ」
「ええっ!?」
「あいつが興味を抱くのは未知への探求のみだ。王家には秘蔵の魔導書がいくつもあるからな。それを対価に魔導兵団を率いさせるつもりなんだ」
「武力を増強するおつもりですか」
「ああ。この国は弱い。周辺国とは同盟を結んではいるがいつ裏切られるかわかったもんじゃない。それに治安も悪いしな」
別ルートでヤンキー編や義賊編があるくらいだ、治安はまあまあ悪い。それはセシリアも知っている。
「確かに治安は領地によってかなり差があります。しかしお二方はともかく、アイシャ様は……」
「実はそのアイシャが鍵なんだ」
「は?」
自ら話題を振ってきた所で一気に詰めていく。
「安全だけじゃ腹は膨れない。アイシャは錬金術士だ。錬金術で作物を品種改良し、豊かになった所で生活に必要な道具を作らせるつもりだ。例えばそうだな……食材を長持ちさせる冷蔵庫や尻が痛くならない馬車だな。他にも案があるが」
「そ、それは興味あります!」
「ほら、興味持っただろ?」
「あ」
先の二人はともかく、生活を便利にできる力を持つアイシャには必ず興味を持つと確信していた。
「あいつらの興味もその程度なんだ。俺が男だからじゃない。レオナは俺が持つ権力、ライアは魔導書。そしてアイシャは俺の知識と発想に興味を持ってるだけなんだよ」
「そ、そうでしたか。わ、私は何を勘違いして……」
落ち込むセシリアに優しい言葉を掛けミッションコンプリートだ。俺は場の空気を読む事にかけては誰にも負けない自信がある。
「セシリア。間違いは誰にでもある。そして人は上辺だけで判断するもんじゃない。大事なのは中身だ。昔俺、いや今も俺に纏わり付いてきてる令嬢達は中身が乏しい。あいつらは王妃という立場にしか興味がない。その先がないんだ」
「……」
「その点セシリアは違う。セシリアは王妃になった先の事もしっかり考えているだろう?」
「はい」
「俺がお前を手放さない理由はそれだ。国の運営なんて一人でできるもんじゃない。人一人ができる事なんて限られているからな。だから俺は支えが欲しい。共に国を良い未来へと導ける伴侶はセシリアしかいないと思っている」
「リヒト様……」
セシリアの表情に生気が戻る。消えかけていた火が灯った。
「セシリアが俺を信じられないのは俺の過去が原因だろう。反抗期だったとはいえ済まなかった。これからいくらでも償いはする。だから俺の傍にいて欲しい」
「……わかりました。戻りましょう。上辺だけではなく中身を知ってみたくなりました」
「ありだとうセシリア!」
その後無事に説得を終えたセシリアを連れ三人の所に戻った。セシリアは三人と会話を重ね、三人が何を考え何を見据えているか初めて知った。
セシリアはまず同じ貴族の令嬢であるレオナの事を知る事にしたようだ。
「私は副団長の娘だ。男ではない私は強くなければいずれどこぞの貴族に嫁ぐ事になる。私は自分より弱い相手と将来を共にする気はないのだ」
「そうですね。貴族ではよく耳にする話です」
「私は自分のためになるなら何でもする。騎士団長ともなればどこかに嫁がされる事もなくなるだろう。私にはこの道しかないのだ」
「が、頑張って下さいませっ」
「ありがとう」
セシリアもまた親に婚約者を決められた貴族令嬢だ。レオナの葛藤は身に沁みて理解している。
「私は魔法を極めたい。魔法についてはこの国が一番進んでいる。その国にある魔導書は凄く興味がある。それを見せてもらえるならリヒトに仕えるのもやぶさかではない」
「魔法を極めたいのですか?」
「違う。極めるなんて無理。私の夢は自分の魔法を作ること。そのためにはあらゆる魔法を知っておかなきゃならないから」
「自分の魔法なんて作れるのですか?」
「ん。多分できる。でも被ってたら自分のじゃないから」
「あはは……。果てしない夢ですね」
魔法に関しては普通程度の実力しか持たないセシリアにとってライアは雲上人すぎて理解が追いつかないようだ。だがどういう人物かは理解してくれたようだ。
そして最後に一番合わないだろうと思っていたアイシャと物凄い勢いで意気投合していた。
「あ~、だから馬車を揺らさないためにはだね……」
「それはいつ完成するのですか!?」
「リヒト次第かなぁ~。設計図待ち。私物は作れるけど発想がちょっとね~」
「急いで作るべきですわっ! 新しい馬車は絶対に売れます!」
「いやいや、まずは自動で動く階段をな……」
「歩けば良いのですっ! それより長距離移動で疲れない馬車を優先しましょう!」
「お、お~いリヒト!? この食いつき方怖いんだけど!?」
「アイシャ様!」
「ひぃぃぃっ!?」
あの唯我独尊のアイシャがセシリアに呑まれている。これは嬉しい誤算だといえよう。
「セシリア。アイシャもまた一人しかいないんだ。無茶はほどほどにな?」
「ならば錬金術部門を創設しましょう! 他に鍛治師や細工師も加えてみては?」
「それは俺も考えていた。全ては学園を卒業してからの話になるがな」
「三年は長いですわ……」
こうしてセシリアは三人と仲を深めていった。ここまでは俺の想定通りだ。
その日の夜。俺は今後どうするか考える。
「ひとまずセシリアに友人ができたな。レオナは同じ貴族という者同士悩みを打ち明けられるだろう。そしてまあライアは置いといて、一番の収穫はアイシャだな。あれの扱いは手を焼いていたからなぁ。セシリアが上手く手綱を握ってくれたらかなり助かる。これでセシリアが警戒を解いてくれたらありがたいんだけどな」
俺はセシリアと三人が交わる事で起こる化学反応に期待を抱くのだった。
「待ってくれセシリア!」
「……ふんっ!」
若干新しい何かに目覚めそうになる自分を抑えつつ、足を止めてくれたセシリアの説得を始めた。
「聞いてくれセシリア。あの三人が興味を持っているのは未来だ」
「未来?」
「ああ。俺が王になった際、まずこの国を豊かにする。豊かになるために必要な事はわかるか?」
「……資金ですか?」
「違う」
俺は言い訳メインではなく、メインに言い訳を絡めて話す。
「国を豊かにする術はいくつかある。一つは優れた指導者。二つ目は安全。この安全に欠けているのが今この国の問題点なんだ」
「安全……」
「そうだ。あの三人は頭は多少普通ではないが能力はかなり秀でている」
話しながらセシリアの様子を窺う。若干怪しんではいるが話を聞く気はあるようだ。
「レオナは剣士としてかなり優秀だ。実際あの若さで騎士団長と同程度の実力を誇っている」
「騎士団長と!?」
「ああ。強さだけならすてに父親を超えている」
「す、凄い……」
「だがあいつは猪武者でな。戦いしか頭にない。学園にいる理由は戦術などを学ぶためだ。無事に学園を卒業したら俺の推薦で騎士団を任せる予定だ」
「なるほど。それで興味を抱かれたと」
「そうなる」
レオナに対し懐疑心を薄めさせた俺はさらに畳み掛けていく。
「ライアも同じだ。あいつはすでに国一番、いや………この大陸で一番強い魔法使いなんだ」
「ええっ!?」
「あいつが興味を抱くのは未知への探求のみだ。王家には秘蔵の魔導書がいくつもあるからな。それを対価に魔導兵団を率いさせるつもりなんだ」
「武力を増強するおつもりですか」
「ああ。この国は弱い。周辺国とは同盟を結んではいるがいつ裏切られるかわかったもんじゃない。それに治安も悪いしな」
別ルートでヤンキー編や義賊編があるくらいだ、治安はまあまあ悪い。それはセシリアも知っている。
「確かに治安は領地によってかなり差があります。しかしお二方はともかく、アイシャ様は……」
「実はそのアイシャが鍵なんだ」
「は?」
自ら話題を振ってきた所で一気に詰めていく。
「安全だけじゃ腹は膨れない。アイシャは錬金術士だ。錬金術で作物を品種改良し、豊かになった所で生活に必要な道具を作らせるつもりだ。例えばそうだな……食材を長持ちさせる冷蔵庫や尻が痛くならない馬車だな。他にも案があるが」
「そ、それは興味あります!」
「ほら、興味持っただろ?」
「あ」
先の二人はともかく、生活を便利にできる力を持つアイシャには必ず興味を持つと確信していた。
「あいつらの興味もその程度なんだ。俺が男だからじゃない。レオナは俺が持つ権力、ライアは魔導書。そしてアイシャは俺の知識と発想に興味を持ってるだけなんだよ」
「そ、そうでしたか。わ、私は何を勘違いして……」
落ち込むセシリアに優しい言葉を掛けミッションコンプリートだ。俺は場の空気を読む事にかけては誰にも負けない自信がある。
「セシリア。間違いは誰にでもある。そして人は上辺だけで判断するもんじゃない。大事なのは中身だ。昔俺、いや今も俺に纏わり付いてきてる令嬢達は中身が乏しい。あいつらは王妃という立場にしか興味がない。その先がないんだ」
「……」
「その点セシリアは違う。セシリアは王妃になった先の事もしっかり考えているだろう?」
「はい」
「俺がお前を手放さない理由はそれだ。国の運営なんて一人でできるもんじゃない。人一人ができる事なんて限られているからな。だから俺は支えが欲しい。共に国を良い未来へと導ける伴侶はセシリアしかいないと思っている」
「リヒト様……」
セシリアの表情に生気が戻る。消えかけていた火が灯った。
「セシリアが俺を信じられないのは俺の過去が原因だろう。反抗期だったとはいえ済まなかった。これからいくらでも償いはする。だから俺の傍にいて欲しい」
「……わかりました。戻りましょう。上辺だけではなく中身を知ってみたくなりました」
「ありだとうセシリア!」
その後無事に説得を終えたセシリアを連れ三人の所に戻った。セシリアは三人と会話を重ね、三人が何を考え何を見据えているか初めて知った。
セシリアはまず同じ貴族の令嬢であるレオナの事を知る事にしたようだ。
「私は副団長の娘だ。男ではない私は強くなければいずれどこぞの貴族に嫁ぐ事になる。私は自分より弱い相手と将来を共にする気はないのだ」
「そうですね。貴族ではよく耳にする話です」
「私は自分のためになるなら何でもする。騎士団長ともなればどこかに嫁がされる事もなくなるだろう。私にはこの道しかないのだ」
「が、頑張って下さいませっ」
「ありがとう」
セシリアもまた親に婚約者を決められた貴族令嬢だ。レオナの葛藤は身に沁みて理解している。
「私は魔法を極めたい。魔法についてはこの国が一番進んでいる。その国にある魔導書は凄く興味がある。それを見せてもらえるならリヒトに仕えるのもやぶさかではない」
「魔法を極めたいのですか?」
「違う。極めるなんて無理。私の夢は自分の魔法を作ること。そのためにはあらゆる魔法を知っておかなきゃならないから」
「自分の魔法なんて作れるのですか?」
「ん。多分できる。でも被ってたら自分のじゃないから」
「あはは……。果てしない夢ですね」
魔法に関しては普通程度の実力しか持たないセシリアにとってライアは雲上人すぎて理解が追いつかないようだ。だがどういう人物かは理解してくれたようだ。
そして最後に一番合わないだろうと思っていたアイシャと物凄い勢いで意気投合していた。
「あ~、だから馬車を揺らさないためにはだね……」
「それはいつ完成するのですか!?」
「リヒト次第かなぁ~。設計図待ち。私物は作れるけど発想がちょっとね~」
「急いで作るべきですわっ! 新しい馬車は絶対に売れます!」
「いやいや、まずは自動で動く階段をな……」
「歩けば良いのですっ! それより長距離移動で疲れない馬車を優先しましょう!」
「お、お~いリヒト!? この食いつき方怖いんだけど!?」
「アイシャ様!」
「ひぃぃぃっ!?」
あの唯我独尊のアイシャがセシリアに呑まれている。これは嬉しい誤算だといえよう。
「セシリア。アイシャもまた一人しかいないんだ。無茶はほどほどにな?」
「ならば錬金術部門を創設しましょう! 他に鍛治師や細工師も加えてみては?」
「それは俺も考えていた。全ては学園を卒業してからの話になるがな」
「三年は長いですわ……」
こうしてセシリアは三人と仲を深めていった。ここまでは俺の想定通りだ。
その日の夜。俺は今後どうするか考える。
「ひとまずセシリアに友人ができたな。レオナは同じ貴族という者同士悩みを打ち明けられるだろう。そしてまあライアは置いといて、一番の収穫はアイシャだな。あれの扱いは手を焼いていたからなぁ。セシリアが上手く手綱を握ってくれたらかなり助かる。これでセシリアが警戒を解いてくれたらありがたいんだけどな」
俺はセシリアと三人が交わる事で起こる化学反応に期待を抱くのだった。
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