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第14章 終わりの始まり編
06 蓮の国
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数年後、世界から捨てられた女の子が消えた。世界の国々は混乱していた。
「いやぁ…やりすぎたわ。」
「本当にね…。でもまぁ、蓮兄だし…。んっ…あっ♪」
「そういうお前こそ。子育てが落ち着いたから抱かれに来るって…。」
「だってぇ~…、ずっと蓮兄としたかったんだもん♪二人目…作っちゃう?」
「お前もか。」
「へ?」
「遥がな、二人目を孕んだのよ。」
「にひひ、お先~♪沙梨っち♪」
「えぇぇぇぇっ!い、いつの間に!?」
遥は子供と手を繋ぎながらモニター越しに手を振っていた。
島の科学は恐ろしく発展していた。何せ世界中から人が集まっているのだ、国が違えば考え方も違う。皆は快適に暮らすために知恵を絞り、蓮はそれをスキルで創造し、与える。恐らくこの島は世界の最先端にあるだろう。人口は最早数えきれない。蓮は各空間に分身体を置き、皆の願いを聞き入れていた。まぁ、大体があっち方面なのだが。
これだけ派手に世界から女の子を回収しても、他国は尻尾すら掴めないでいた。
その頃、国連会議にて。
「どうなっているんだ…。世界から捨てられた女の子ばかりが全て消えるなんて…。」
「いいじゃないですか?犯罪率も下がってますし?」
「良くないわっ!男ばかり余って、国が荒れている!」
「我が国もですな。さて、皆さん。この問題…どう解決しましょうか?」
「解決も何も…何故こうなったのかすら分からんのだぞ?あれだけの数を拐って、皆無事に暮らしていると思うか?」
……ある国の男が手を上げた。
「犯人は恐らく我が国の島を買った日本人の若い男です。」
「「「「に、日本人??」」」」
「し、失礼極まりないぞ!その者の名は何と言う?デマカセだろうが!」
「事実ですよ。名前は…レン・クドウ。知ってますか?」
大使は直ぐに国に電話をし、その人物を調べさせた。数件ヒットした。顔写真付きでデータが送られてきた。大使はそれをモニターに写した。
「この中に居るかね?」
「失礼…。…………居ました。この人です。」
「ん?ふははっ、こいつには無理だ。何故なら数年前に死んでいるからな?一家丸ごと惨殺されている。痛ましい事件だった…。」
「「「「オゥ…………。」」」」
「しかし…おかしいのですよ。その彼に売った島が無くなっている。いや、正確にはあるのですが…入れないし中が見えないのです。」
「そんなバカな。」
突然会場のモニターがブレた。
「うるさいぞ。お前等。俺の国が何か迷惑でも掛けたか?あ?」
「「「「「なっ!?」」」」」
「か、彼ですっ!島を買ったのは彼です!!」
「お前、どういうつもりだ!何が狙いで国から国民を拐った!!」
「国民?はっ、じゃあ聞くが…誰か拐われた奴で国籍を持った奴がいたか?お前らの国じゃ助けられないから俺が助けたんだ。今は皆幸せに暮らしてるぜ?」
「う、嘘を言うな!!あれだけの数だ!どうせ何かの実験にでも使ったんだろうが!このテロリストがっ!」
「ほう?なら暮らしぶりを見せてやろうか?」
蓮は亜空間の中の様子を会場に流した。
「あ、あれ?なんか…元気そうじゃないか?」
「なんだあれは…!車が空を飛んで…へ、変形した!?」
「トリックだ!騙されるな!」
蓮が言った。
「リアルタイムだよ、馬鹿が。まぁ、テロリストと呼びたいなら好きにするがいい。誰も島には入れないし、ミサイル等の物理攻撃も無効だ。それと、見て分かっただろ?俺の国の技術は貴様等の国より遥かに先を行っている。国が丸ごと消えてもいいなら攻撃するなり何なりご自由にどうぞ?これは警告だ。幸せの邪魔をするな。」
「ま、待て!工藤蓮!君は死んだんじゃないのか?」
「死んだよ?日本の法律上はな?まぁ、死体はコピーした物だったがな?お前らはそれを見破れなかった。まぁ、見破れる筈は無いんだがな。」
「くっ…。な、何が目的なんだ、お前は?」
「目的?う~ん…。しいて言えば…ハーレム?」
「「「「「は??」」」」」
「おかしいか?俺はな、女の子が好きなんだよ!!死にそうだった女の子達を助けて一緒に楽しく暮らす。それが目的だ。俺の国は自国で何でも出来るし、貿易も何も必要ない。だから、一切構うな。」
「せ、戦争を仕掛けたりは?」
「そちらから手を出さん限り、此方は手を出さない。良いか?俺は本気だ。じゃあな。」
モニターの映像が切れた。
「…放置しよう。あれは敵に回したくない。」
「同じく…。あの警告は恐らく事実だ。」
「何をっ!テロリストに屈すると!?」
「じゃあ、手を出して国ごと地図から消えるか?私は責任取れないぞ。早急にプレジデントに知らせなければならん。これで失礼する。」
次々と席を立ち上がり、皆は会場を後にし、各国のトップに事実を知らせた。
翌日、全世界を震撼させるニュースとして、全国民に会議の映像が報道された。
その頃蓮は…。
「あっはははははっ!面白れー。良い歳したオッサン共のあの顔!」
茜が言った。
「折角極秘に暮らして居たのに、何であんな真似を?」
「まぁ…いいからニュースを見な?」
蓮はモニターにある国のニュースを映し出した。
《見てますかー!私の国にはまだ貧困に喘ぐ女の子が沢山居ますよー!病気で困っている子も沢山居ます!今、1ヵ所に集められて居ますので迎えに来て下さいっ!》
「とまぁ…正しく理解した国はこうやって集めてくれるって寸法よ。いちいち世界中を回っていたらキリがないからな。」
「でも…罠っぽくない?」
「罠?俺がただの人間に負けるとでも?」
「「「「あっ。そっか。」」」」
皆はその一言で納得した。
「さぁて…行ってくるか。新たな住人を迎えになっ!」
蓮はその国に飛んだ。モニター越しに皆は見ていた。そこに居た全ての人を癒し、さらにニュースキャスターを抱く蓮の姿を。
「何でニュースキャスター抱いてんの!?」
全世界にそれは放映された。
「あぁんっ♪もうキャスターなんか辞めるぅっ♪このおちん◯凄いぃっ♪あっあっあっ♪」
「良いぜ、これを見てそれでも来たい奴は全員来な!」
「あぁぁぁぁっ♪逝くぅっ!逝きたいぃっ♪」
「ニュアンスが違うぜ?キャスターさん?」
「あむっ…ちゅっ…れろれろっ♪素敵…♪私…もう堕ちちゃった♪責任とってね?」
「任せろよ。キャスターに扮したスパイさん?あ、国に入ったらもう出られないからな?それでも良いんだな?」
「いい!スパイも辞めるっ!もう貴方が居ればそれで良いのっ♪だからね、もう1回♪」
「オーケー。しっかり孕めよ?ほいっと♪」
「ふあぁぁぁんっ♪さっきより感じるのぉぉぉっ♪神様ちんぽ凄いのぉっ♪」
それからクルーもじっくり抱き、集められた女の子を回収し、蓮は国に戻った。
「ようこそ、俺の国へ。」
「「「「て、天国?」」」」
「あ、ここでは衣類着用は自由だから。直ぐに抱いて欲しい奴は大体裸だけどな。」
「あぁんっ♪蓮様ぁっ♪いきなり挿入して頂けるなんてぇ…嬉しいっ♪ふあっ、あんっあっあっ♪」
そこに新たに助けた女の子が蓮に言った。
「私達もそれしたぁい♪ぬるぬるの頂戴♪」
「じゃあ、順番な。」
女の子達はその場で服を脱ぎ捨て、全裸になる。キャスターやクルーも脱いだ。
「お前達もか?」
「見てたら疼いちゃって…♪ダメ…かな?」
「ダメじゃないさ。オナって待ってな。」
「はぁい♪んっ…ふっ…あんっ♪」
それからもこの様なアピールは続いた。
それから数年…。
「やぁ…やりすぎたわ。世界中の女が集まっちまったなぁ。ある意味世界征服か?ふははははっ。」
「この兄は…。はぁ…。こうなる気はしてたのよねぇ…。で、これからどうするの?」
「別に?野郎なんか知った事じゃねぇし。あ、自分の子は別としてな。人間減ったら少しは地球も良い環境になるんじゃねぇ?」
神は見ていた。
《あははははっ♪こうなったかぁ~。うん、地球は人間が増えすぎたからねぇ。どうも人間が一番偉いって勘違いしてたみたいだし。これはこれで成功かな?流石僕が目を付けただけあるね。まさか欲望のままに動いて僕の目的に到達するなんてね…。いやぁ…良かった良かった♪この先…蓮が居なくなったらどうなるんだろ?試しに異世界転移させちゃおっかなぁ?なんてね…。これはサービスタイムだよ、蓮?寿命が来たら…その時は僕の世界に転生して貰うからね?それまで楽しむといいよ…。》
こうして、地球は原始に帰った。数十年後…。
「もう思い残す事は無いな…。沙梨達も逝っちまったしなぁ…。」
「「「「パパぁっ!!!」」」」
「そんな顔すんなよ…。これからは一番強く血を引いたお前が皆を導け…良いな、蓮花?」
「うんっ!パパもっ…ゆっくり休んでね…?あっちに行ったら沙梨ママに宜しくね?」
「同じ所に行けるとは限らんからなぁ…。でもまぁ…楽しかったなぁ~……………………」
「「「「「パパぁぁぁぁぁっ!うわぁぁぁぁぁんっ!!!!」」」」」
こうして蓮はこの世を去った。
「ここは……。」
「やぁ、久しぶりだね?レン。」
「お前は…いつかの…神か。何の用だ?」
「いやね、地球を救った君にご褒美を上げよっかなぁなんて。君が居なければ地球は近い内に死の星になっていたんだよ実は。草木は枯れ、海水は干上がり、生き物が住める環境じゃなくなっていたんだ。」
「俺はやりたい様にやって人生を楽しんだ…。それだけだ。」
「ふふっ…あはははっ♪良いね、レン。そんな君に1つ頼みがあるんだ。」
「なんだ?まだ休ませちゃくれないのか?取り敢えず、聞くだけ聞いてやるよ。」
神は微笑みながらレンにこう告げた。
「そうだね、レン…。君、異世界に行って世界を救ってくれない?」
ー完ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《あとがき》
いやぁ、どうも。作者です(笑)
今年2月からこの作品が始まり、正直ここまで伸びるとは全く思っていませんでした。これを書く為に色々神話調べたりとかアホな事したりして、まぁ…楽しかったです。
この作品は一応これで完結とします。今まで読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。
近い内にまた違う作品を書こうと思っていますので、出来たら続けて応援して頂きたいなぁって思います。
応援、ありがとうございましたぁ!
ー夜夢ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「いやぁ…やりすぎたわ。」
「本当にね…。でもまぁ、蓮兄だし…。んっ…あっ♪」
「そういうお前こそ。子育てが落ち着いたから抱かれに来るって…。」
「だってぇ~…、ずっと蓮兄としたかったんだもん♪二人目…作っちゃう?」
「お前もか。」
「へ?」
「遥がな、二人目を孕んだのよ。」
「にひひ、お先~♪沙梨っち♪」
「えぇぇぇぇっ!い、いつの間に!?」
遥は子供と手を繋ぎながらモニター越しに手を振っていた。
島の科学は恐ろしく発展していた。何せ世界中から人が集まっているのだ、国が違えば考え方も違う。皆は快適に暮らすために知恵を絞り、蓮はそれをスキルで創造し、与える。恐らくこの島は世界の最先端にあるだろう。人口は最早数えきれない。蓮は各空間に分身体を置き、皆の願いを聞き入れていた。まぁ、大体があっち方面なのだが。
これだけ派手に世界から女の子を回収しても、他国は尻尾すら掴めないでいた。
その頃、国連会議にて。
「どうなっているんだ…。世界から捨てられた女の子ばかりが全て消えるなんて…。」
「いいじゃないですか?犯罪率も下がってますし?」
「良くないわっ!男ばかり余って、国が荒れている!」
「我が国もですな。さて、皆さん。この問題…どう解決しましょうか?」
「解決も何も…何故こうなったのかすら分からんのだぞ?あれだけの数を拐って、皆無事に暮らしていると思うか?」
……ある国の男が手を上げた。
「犯人は恐らく我が国の島を買った日本人の若い男です。」
「「「「に、日本人??」」」」
「し、失礼極まりないぞ!その者の名は何と言う?デマカセだろうが!」
「事実ですよ。名前は…レン・クドウ。知ってますか?」
大使は直ぐに国に電話をし、その人物を調べさせた。数件ヒットした。顔写真付きでデータが送られてきた。大使はそれをモニターに写した。
「この中に居るかね?」
「失礼…。…………居ました。この人です。」
「ん?ふははっ、こいつには無理だ。何故なら数年前に死んでいるからな?一家丸ごと惨殺されている。痛ましい事件だった…。」
「「「「オゥ…………。」」」」
「しかし…おかしいのですよ。その彼に売った島が無くなっている。いや、正確にはあるのですが…入れないし中が見えないのです。」
「そんなバカな。」
突然会場のモニターがブレた。
「うるさいぞ。お前等。俺の国が何か迷惑でも掛けたか?あ?」
「「「「「なっ!?」」」」」
「か、彼ですっ!島を買ったのは彼です!!」
「お前、どういうつもりだ!何が狙いで国から国民を拐った!!」
「国民?はっ、じゃあ聞くが…誰か拐われた奴で国籍を持った奴がいたか?お前らの国じゃ助けられないから俺が助けたんだ。今は皆幸せに暮らしてるぜ?」
「う、嘘を言うな!!あれだけの数だ!どうせ何かの実験にでも使ったんだろうが!このテロリストがっ!」
「ほう?なら暮らしぶりを見せてやろうか?」
蓮は亜空間の中の様子を会場に流した。
「あ、あれ?なんか…元気そうじゃないか?」
「なんだあれは…!車が空を飛んで…へ、変形した!?」
「トリックだ!騙されるな!」
蓮が言った。
「リアルタイムだよ、馬鹿が。まぁ、テロリストと呼びたいなら好きにするがいい。誰も島には入れないし、ミサイル等の物理攻撃も無効だ。それと、見て分かっただろ?俺の国の技術は貴様等の国より遥かに先を行っている。国が丸ごと消えてもいいなら攻撃するなり何なりご自由にどうぞ?これは警告だ。幸せの邪魔をするな。」
「ま、待て!工藤蓮!君は死んだんじゃないのか?」
「死んだよ?日本の法律上はな?まぁ、死体はコピーした物だったがな?お前らはそれを見破れなかった。まぁ、見破れる筈は無いんだがな。」
「くっ…。な、何が目的なんだ、お前は?」
「目的?う~ん…。しいて言えば…ハーレム?」
「「「「「は??」」」」」
「おかしいか?俺はな、女の子が好きなんだよ!!死にそうだった女の子達を助けて一緒に楽しく暮らす。それが目的だ。俺の国は自国で何でも出来るし、貿易も何も必要ない。だから、一切構うな。」
「せ、戦争を仕掛けたりは?」
「そちらから手を出さん限り、此方は手を出さない。良いか?俺は本気だ。じゃあな。」
モニターの映像が切れた。
「…放置しよう。あれは敵に回したくない。」
「同じく…。あの警告は恐らく事実だ。」
「何をっ!テロリストに屈すると!?」
「じゃあ、手を出して国ごと地図から消えるか?私は責任取れないぞ。早急にプレジデントに知らせなければならん。これで失礼する。」
次々と席を立ち上がり、皆は会場を後にし、各国のトップに事実を知らせた。
翌日、全世界を震撼させるニュースとして、全国民に会議の映像が報道された。
その頃蓮は…。
「あっはははははっ!面白れー。良い歳したオッサン共のあの顔!」
茜が言った。
「折角極秘に暮らして居たのに、何であんな真似を?」
「まぁ…いいからニュースを見な?」
蓮はモニターにある国のニュースを映し出した。
《見てますかー!私の国にはまだ貧困に喘ぐ女の子が沢山居ますよー!病気で困っている子も沢山居ます!今、1ヵ所に集められて居ますので迎えに来て下さいっ!》
「とまぁ…正しく理解した国はこうやって集めてくれるって寸法よ。いちいち世界中を回っていたらキリがないからな。」
「でも…罠っぽくない?」
「罠?俺がただの人間に負けるとでも?」
「「「「あっ。そっか。」」」」
皆はその一言で納得した。
「さぁて…行ってくるか。新たな住人を迎えになっ!」
蓮はその国に飛んだ。モニター越しに皆は見ていた。そこに居た全ての人を癒し、さらにニュースキャスターを抱く蓮の姿を。
「何でニュースキャスター抱いてんの!?」
全世界にそれは放映された。
「あぁんっ♪もうキャスターなんか辞めるぅっ♪このおちん◯凄いぃっ♪あっあっあっ♪」
「良いぜ、これを見てそれでも来たい奴は全員来な!」
「あぁぁぁぁっ♪逝くぅっ!逝きたいぃっ♪」
「ニュアンスが違うぜ?キャスターさん?」
「あむっ…ちゅっ…れろれろっ♪素敵…♪私…もう堕ちちゃった♪責任とってね?」
「任せろよ。キャスターに扮したスパイさん?あ、国に入ったらもう出られないからな?それでも良いんだな?」
「いい!スパイも辞めるっ!もう貴方が居ればそれで良いのっ♪だからね、もう1回♪」
「オーケー。しっかり孕めよ?ほいっと♪」
「ふあぁぁぁんっ♪さっきより感じるのぉぉぉっ♪神様ちんぽ凄いのぉっ♪」
それからクルーもじっくり抱き、集められた女の子を回収し、蓮は国に戻った。
「ようこそ、俺の国へ。」
「「「「て、天国?」」」」
「あ、ここでは衣類着用は自由だから。直ぐに抱いて欲しい奴は大体裸だけどな。」
「あぁんっ♪蓮様ぁっ♪いきなり挿入して頂けるなんてぇ…嬉しいっ♪ふあっ、あんっあっあっ♪」
そこに新たに助けた女の子が蓮に言った。
「私達もそれしたぁい♪ぬるぬるの頂戴♪」
「じゃあ、順番な。」
女の子達はその場で服を脱ぎ捨て、全裸になる。キャスターやクルーも脱いだ。
「お前達もか?」
「見てたら疼いちゃって…♪ダメ…かな?」
「ダメじゃないさ。オナって待ってな。」
「はぁい♪んっ…ふっ…あんっ♪」
それからもこの様なアピールは続いた。
それから数年…。
「やぁ…やりすぎたわ。世界中の女が集まっちまったなぁ。ある意味世界征服か?ふははははっ。」
「この兄は…。はぁ…。こうなる気はしてたのよねぇ…。で、これからどうするの?」
「別に?野郎なんか知った事じゃねぇし。あ、自分の子は別としてな。人間減ったら少しは地球も良い環境になるんじゃねぇ?」
神は見ていた。
《あははははっ♪こうなったかぁ~。うん、地球は人間が増えすぎたからねぇ。どうも人間が一番偉いって勘違いしてたみたいだし。これはこれで成功かな?流石僕が目を付けただけあるね。まさか欲望のままに動いて僕の目的に到達するなんてね…。いやぁ…良かった良かった♪この先…蓮が居なくなったらどうなるんだろ?試しに異世界転移させちゃおっかなぁ?なんてね…。これはサービスタイムだよ、蓮?寿命が来たら…その時は僕の世界に転生して貰うからね?それまで楽しむといいよ…。》
こうして、地球は原始に帰った。数十年後…。
「もう思い残す事は無いな…。沙梨達も逝っちまったしなぁ…。」
「「「「パパぁっ!!!」」」」
「そんな顔すんなよ…。これからは一番強く血を引いたお前が皆を導け…良いな、蓮花?」
「うんっ!パパもっ…ゆっくり休んでね…?あっちに行ったら沙梨ママに宜しくね?」
「同じ所に行けるとは限らんからなぁ…。でもまぁ…楽しかったなぁ~……………………」
「「「「「パパぁぁぁぁぁっ!うわぁぁぁぁぁんっ!!!!」」」」」
こうして蓮はこの世を去った。
「ここは……。」
「やぁ、久しぶりだね?レン。」
「お前は…いつかの…神か。何の用だ?」
「いやね、地球を救った君にご褒美を上げよっかなぁなんて。君が居なければ地球は近い内に死の星になっていたんだよ実は。草木は枯れ、海水は干上がり、生き物が住める環境じゃなくなっていたんだ。」
「俺はやりたい様にやって人生を楽しんだ…。それだけだ。」
「ふふっ…あはははっ♪良いね、レン。そんな君に1つ頼みがあるんだ。」
「なんだ?まだ休ませちゃくれないのか?取り敢えず、聞くだけ聞いてやるよ。」
神は微笑みながらレンにこう告げた。
「そうだね、レン…。君、異世界に行って世界を救ってくれない?」
ー完ー
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《あとがき》
いやぁ、どうも。作者です(笑)
今年2月からこの作品が始まり、正直ここまで伸びるとは全く思っていませんでした。これを書く為に色々神話調べたりとかアホな事したりして、まぁ…楽しかったです。
この作品は一応これで完結とします。今まで読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。
近い内にまた違う作品を書こうと思っていますので、出来たら続けて応援して頂きたいなぁって思います。
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ー夜夢ー
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非常に面白かったです。一日で一気読みしてしまいました。気になったのはレンがいなくなった世界ですね。人間界に残った妻たちのその後や魔界に置いてきた妻たちのその後など。
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あと、現代の世界で各国で救っていく話が読みたかったです。
ロシア美人を一番最初に選んだので、レンとはうまい酒が飲めそうです(笑)
各国の話が出てこなかったのは、やはり惰性になるからでしょうか?
面白すぎたので終わってしまったのがとても残念でしたので、レンのその後の続編とかが読みたいです。
次はどこの世界の女子を制覇するのかとても気になりますね。女神たちに見つかって、また一緒に暮らしたりとか大きくなった子供を連れてきたりとか。想像が膨らんでしまいます。
作品を作り出すのは難しいことですが、これからも頑張ってください。
これ、実は二作目の小説でして…。かなり拙い文章にもかかわらず、最後まで読んで頂き有り難う御座います(´;ω;`)
世界観は変わってますが、スキ快(痛)がレン主人公の続編となっております(*´ω`*)是非そちらも読んで頂ければ幸いですヽ(*´▽)ノ♪
PS.ロシア美少女ってヤバいですよね(笑)
どちらかといえば、蓮が消えた方のレティシア達のその後も書いて欲しい
その後ですか…。その後は…もし機会があればと言うことでなんとか…(;゜∀゜)