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225 グランドオープン間近

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 半年後。

キャンベルとパガダの街に、アキバ系ファッションで武装した美麗乙女たちが突如現れた。

「はい、は~い! 
噂のパガダショッピングモール、いよいよ明後日グランドオープン!」
「オープン記念で、先着五百名様に、私達の絵姿もれなく進呈!」
「格安、激安、価格破壊! 
グルメやお遊び施設も超充実!」

「商品は、なんと中央大陸中から厳選! 
東はカムハン、西はミストとナーム。
海を越えて南大陸の商品も。
もちろんショッピングモール会長、イスタル王お膝元からも続々入荷。
無料乗合馬車で運んであげるよ!」

「お財布だけ持てば手ぶらでも大丈夫。
期日指定で商品を、この場所で受けとれます!」

「家具なんかの大きな荷物は、お宅までお届けできます。
それは有料だけど、キャンベル近郊なら、馬車一台分でも銅貨五枚」

「みんなで私たちに会いに来て!」

 乙女達はビラを配りながら、大声で呼びかける。

実は彼女たち、俊也の秘密兵器。名付けてコピー乙女。
本作で何度も活躍している「式」の最新バージョン。

命令された仕事を、そつなくこなすことができる。もはや高性能の、自立型アンドロイドと形容しても過言ではない。

もちろん以前の紙製式のような、使い捨て型ではない。
今後も嫁&愛人軍団のコピー乙女たちは、ショッピングモールで働く。

瞬く間に、群衆は彼女たちを取り巻き、奪い合うようにしてビラを受け取る。

つかみはOK! 
その様子を見ていた俊也は、満足げにうなずく。

商品引換所に入り、転移専用スペースで湖の館へ帰る。
商品の物流も、もちろん転移魔法を使う。

交通手段に乏しいこの世界で、転移魔法は何よりの強みだ。
安全確実、コストほぼゼロで、生鮮食品でも新鮮なまま消費者に提供できる。
これで儲からないわけがない。


「お疲れ! どんな感じ?」
 転移魔法で呼んだルラが、ハグで迎えてくれた。

「バッチリ。当然だけどね」
 俊也は熱烈キスで応える。

「元王妃たち、まじめに魔法の練習やってる?」
 俊也はイスタルト王に、五人押し付けられてしまった。元王妃の現在と将来を。

たしかに、いずれも若く、寡婦として隠棲させるのも気の毒だ。それに、狐憑きフミが太鼓判を押した五人だから不満はない。

「みんな生き生きと練習してるよ。
館内ではすべて自由。
王妃としての生活は、がんじがらめだったから。
お母さまもうんざりしてる。後宮の生活」
「だろうね」

「他のみんなも、いろいろな仕事ができて張り切ってる。
これからもっと忙しくなるだろうけど、商売始めるのは正解だと思う。
ご隠居様、自分で五人も押しつけたくせに心配してたよ。
婿殿は大丈夫なのかって。
大丈夫と答えておいた」

「不思議だよね。
二十人越えたあたりから、すればするほど活力が湧いてくる。
どうなってるんだろう?」
 俊也はルラのおっぱいをモミモミ。「大丈夫」なことを証明し始めた。

 俊也はルラのおっぱいをさらす。授乳中につき、超充実している。乳首チュウチュウしたら、あんま~い母乳が……。
 断っておくが、普通母乳は超薄味だ。うそだとお思いなら……、いや、ごめん!

 どうして謝る?
 うん……、なんとなく?

ルラのお乳をあまり吸い過ぎたら、うみたんに文句を言われるので、ほどほどに。
 
 それにしても、と、俊也は思う。ルラをはじめ、子を持った幹部嫁は、すっかり母親になった。

 何をあたりまえのことを? そう言われるかもしれないが、それは俊也の実感だった。
 体型をはじめ、すべてが丸く柔らかく変化した。

 天才魔導師のルラ。商才長けて抜け目のないエレン。相当以上に、とっつきにくかった、クールビューティーフラワー。
 それぞれが持つ才気の角がとれ、丸くなっている。

 子供たちが、安心して懐に抱かれ、母乳をむさぼれるように。

 俊也も安心して、ルラのおっぱいをむさぼる。

 ただ、そのとき母親たちは女に還る。

 俊也のすべてを貪欲にむさぼる。

 俊也は、ふと思った。自分の精力がやたら強くなったのは、三人が子を産んでからのような気がする。
 
 つまり、俺の体が危機感を抱いたから?

 だって、ルラ達の欲求、無尽蔵なんだもん!

 俊也はルラの服をすべて脱がせた。出産後の、お腹のたるみは完全に消えている。
 出会ったときに比べ、一段とエロっぽい。レジエッチを控えているためか、ほどよい脂肪が見事な曲線を演出している。
 俊也はルラのエロボディーを撫でまわす。とても一児の母親とは思えない。魔力は実にいい仕事をする。自分の無限精力といい、嫁たちのお体といい……。
 満足した後の眠気だけは、なんともならないが。
 実にいい!

「もう…、旦那様、ください」
 ルラが潤んだ目で訴える。

 差し上げましょう! 挿し挿ししましょう!

 俊也はうみたんが通ってきた道に、愚息をお散歩させた。
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